IC1 - 拡張シート例

改訂情報

■20250627 配当金・分配金の正式サポートに伴いピボット P分配金が加わりました■20250620 MENU C7機能追加指定した期間以上の高値日から抽出しEVENTを合算表示します配当金や分配金を管理する簡易方法をご紹介■20250531 指標Mを指標Dヘ統合。指標Mのデータを指標Dに移動し指標Mは作業用シートになりました P指標MやP指標M2を削除。安値日に高値日に至るまでの最安値の日に変更しました

拡張シートには…

　各ファイルに追加拡張しました。分析や判断を効果的に行えるようなピボットテーブルの拡張シートが多く収容されていますのでお役立て下さい整備開始 2025/03/12

P騰落率A

　このピボットテーブルは指標Mを入力として、行方向に期間単位・指標別一覧が、列方向には1月～12月が表示されます。交差する場所には騰落率が表示されます。日付けタイムラインで単年度を選択すると単年度の月推移が、タイムラインで複数年を選択するとその間の平均値の騰落率が表示されます。下記例は2014年～2024年の11年間に及ぶ月別の騰落率平均値が一覧で表示されます。活用方法としては、例えばES-S&P500の下落する月の把握や判断に利用できます

20250107-実例-P騰落率A

P騰落率B

　このピボットテーブルは指標Dを入力として、行方向に1%単位の騰落率を、列方向に騰落日数が表示されます。交差する場所には発生回数が表示されます。行の-0.04--0.03は-4%～-3％を指し、その騰落日数-9との交差した場所に1とあります。これはこの日を起点として9日間下落が連続した事象が1回発生した事を表示します。-8は8日間連続下落が1回発生、-4は9回発生しています。投資の基本である安値で購入する際の最下落日の分析・調査に利用します

20250107-実例-P騰落率B

応用編

　ピボットテーブルのフィールドで行欄の設定を変更してみましょう・騰落率と指定されている既定値の状態では上表のように騰落率と騰落日数の集計一覧が表示されます・騰落率を騰落率Kに変更すると騰落率Kと騰落日数に集計が変更されます　行欄の騰落率▼でフィールドの削除を選択　次にフィールド一覧から騰落率Kをドラッグし行欄に移動します　すると騰落率Kと騰落日数の一覧に切替わります　次に行5列Aを選択し、ピボットテーブル分析→グループの選択と進み　グループ化単位で先頭値に -1 末尾に 1 単位に 0.01と入力すると1%単位の集計が表示されます

P騰落額A

　このピボットテーブルは指標Mを入力として、行方向に期間単位・指標別一覧が、列方向に1月～12月が表示されます。交差する場所には騰落額が表示されます。日付けタイムラインで単年度を選択すると単年度の月推移が、タイムラインで複数年度を選択するとその間の合計騰落額が表示されます。下記例は2014年～2024年の11年間に及ぶ月別の騰落額の合計値が一覧で表示されています。活用方法はP騰落率Aと同様で、例えばES-S&P500の年間の騰落額の把握や判断に利用します

20250107-実例-P騰落額A

P騰落額B

　このピボットテーブルは指標Dを入力として、行方向に100円や100$単位の騰落額を、列方向に騰落日数が表示されます。交差する場所には発生回数が表示されます。行の-1000--901は901以上1000未満を表し、騰落日数との交差場所にはその金額発生日を起点として何日間下落や騰貴が継続したか回数が表示されます。活用方法はP騰落率Bと同様に最安値で買えるか日の調査や判断に利用されます

20250107-実例-P騰落額B

応用編

　ピボットテーブルのフィールドで行欄の設定を変更してみましょう・騰落額と指定されている既定値の状態では上表のように騰落額と騰落日数の集計一覧が表示されます・騰落額を騰落額Kに変更すると騰落額Kと騰落日数に集計が変更されます　行欄の騰落額▼でフィールドの削除を選択　次にフィールド一覧から騰落額Kをドラッグし行欄に移動します　すると騰落額Kと騰落日数の一覧に切替わります　次に行5列Aを選択し、ピボットテーブル分析→グループの選択と進み　グループ化単位で先頭値に -10000 末尾に 10000 単位に 100と入力すると100通貨単位の集計が表示されます

P終値

　このピボットテーブルは期間毎(月・年単位）の基準価額となる終値を各指標毎に表示します。日付けタイムラインをで単年度を指定すれば指定期間中の終値が、タイムラインで複数年度を指定すればその間の平均値が表示されます。過去の推移の調査や動向など把握が行えます

20250107-実例-P終値

PY率K

　このピボットテーブルは指標Mを入力として、行方向に年別・指定期間を、列方向に指標別・騰落日数(月数・年数)・騰落率K・騰落額Kを一覧表示します。騰落率Kや騰落額KはYMDスライサーで選択した期間中、騰落が継続した合計の騰落率や騰落額になります。下落や騰貴が始まり数カ月間続いたとき、その期間中の合成値の調査や判定に利用します

20250107-実例-PY率K

EVENT

　このシートはピボットテーブルではなく指標Dと同様の通常シートとなります20250630版に搭載する新機能 MENU C7 で活用します。1900年1月1日以降の政治・経済・金融政策など株価の騰落を発生するイベントをコメント形式で記載し表示できるようになります

20250603-実例-EVENT

EVENTシートは下記規則に従い記載します・YMD 必須表示したいYMDタイプ(DMQWY)を指定。種類枚に記入できます・指標必須 ^e 指標名として記載します。MENU C7で特別な抽出として利用されます・日付け必須経済環境の変化など発生した年月日を記載・始値任意和暦を記載します・高値任意環境変化が発生した地域や国名を記載・安値必須ここに環境変化が発生した内容を記載します。文字種別に制限はありません・終値～高値日未使用・日数H 任意空白のまま → EVENTが無条件で表示されます、1 → 表示されません、日数 → 表示制御を期間で選定・騰落率K～最安額未使用

WORK

　MENU C7 実行後に保存・表示されたシート例

20250603-実例-WORK(MENU C7実施後)

MENU C7で出力したWORKの各列は次のような内容になります・日付け対象日・終値対象日の終値・安値日高値日に至る間に発生した最安値日・日数L 日付け～安値日の日数・高値日終値を超えた日、つまり終値が回復した日・日数H 日付け～高値日の日数・最安値安値日の終値・最安率最安値の騰落率計算式: 最安値÷終値-1・最安額最安値の騰落額計算式: 最安値-終値
MENU C7で次のようにシート指定をすると、指標DとEVENTが合算されてO1に出力されます・I2 指標D・I3 EVENT・O1 WORKEVENTシートは経済環境だけでなく備忘録としてご自由に追加しご利用ください

P分配金配当金や分配金の把握(正式版)

　20250627版からP分配金が正式に追加されました。分配金や配当金のある株式や投資信託の決算の管理が行えます。複数ある商品の比較や分配率・分配金の検討が行えます。
背景　分配金の繰り越しが標準方式のNISAですが、NISA 1580商品の内250は決算型として隔月や年に数回配当金・分配金として受け取れる商品があります。これら配当金・分配金を正式に管理できるようになりました。元々配当金や分配金のある商品は証券会社提供のCSVファイルに分配金が事前に記録・提供されています。この分配金情報を活用し表示します。一般の株式でも配当金情報があれば同様に管理が行えます。正式版への移行方法やNISA台帳の設定方法は取説をご参照ください

20250615-実例-分配金

No 指標名商品名決算日 NISA対応①AB-AC06 AB 世界高成長株投信隔月決算(為替ヘッジなし) 隔月成長投資②AB-EC12 AB 新興国成長株投信Dコース毎月決算(為替ヘッジなし) 毎月 ③AB-PV06 AB 米国割安株投信隔月決算(為替ヘッジなし) 隔月成長投資④AB-USA02h AB 米国成長株投信Ａコース(為替ヘッジあり) 年2回成長投資⑤AB-USB02 AB 米国成長株投信Ｂコース(為替ヘッジなし) 年2回成長投資⑥AB-USC12h AB 米国成長株投信Ｃコース毎月決算型(為替ヘッジあり) 毎月 ⑦AB-USD12 AB 米国成長株投信Ｄコース毎月決算型(為替ヘッジなし) 毎月⑧AB-USE06 AB 米国成長株投信Ｅコース隔月決算型(為替ヘッジなし) 隔月成長投資⑨IV-K12 インベスコ世界厳選・毎月決算型(為替ヘッジなし) 毎月
※AB(アライアンス・バーンスタイン)の分配金は1万口あたりで基準価額に応じ0～400円と変動※インベスコの世界厳選・毎月決算は2017年から1万口あたり毎月150円の分配金が継続中

配当金や分配金の把握(簡易版)

　この方法はNISA投資総合分析の初版からご利用の方も現在最新版をお使いの方も継続して利用できる簡易な配当金や分配金を管理する方法となります。次のように出来高の列を簡易的に分配金や配当金情報として記録管理する方法です。早めに正式版に移行される事を推奨します
※出来高の列を暫定的に分配金として活用します※従来からお使いのファイルをコピーしこの変更作業を行って下さい