本グループの研究は、経験と計算科学に裏打ちされた材料設計を出発点としています。選定した候補物質は自ら合成・評価します。
水素位置の同定は容易ではありませんが、中性子や分光を活用し、第一原理計算から得られた安定な水素欠陥構造と比較しながら推定しています。

水素拡散のような動的特性については、動的二次イオン質量分析や PFG-NMR と、機械学習ポテンシャルを用いた分子動力学シミュレーションを組み合わせることで、拡散係数を総合的に評価しています。
さらに、材料最表面における水素を含む原子配列や組成の決定、触媒反応機構の解明といった高難度解析には、独自開発したイオンビーム分析装置や反応経路探索シミュレーションを活用しています。

実験と計算を密接に統合することで、材料設計・合成・評価・解析の円滑な連携と、解析から設計へのフィードバックを両立し研究を進めています。