認知心理学研究室

COGNITIVE PSYCHOLOGY LAB, HIROSHIMA UNIVERSITY

MATERIALS

認知心理学研究室の研究活動、研究ツール、研究成果等を紹介するページです

IADS-E (拡張版国際情動音刺激データベース)

  IADS-EはBradley & Lang (2007) によって開発された国際的情動音刺激データベースであるIADS-2の拡張版です。IADS-Eは,赤ちゃんの泣き声や足音,雷の音,バックグラウンドミュージックなどのような自然界または日常生活と関わる935の音刺激 (IADS-2を含む) から構成されています。すべての音はデジタルで記録された自然な音であり,音の持続時間は6秒間です。拡張版の新しい音刺激は,インターネットから集められた音と音楽の専門家によって作曲したものからなります。

  音刺激は意味カテゴリーに基づいて,動物 (N = 54),人 (N = 74),自然音 (N = 70),日常的な音 (N = 187),交通機関 (N = 59),電子音 (N = 64),効果音 (N = 171),打撃音 (N = 56),音楽 (N = 170)とその他 (N = 30)の10カテゴリーに分類されています。すべての音は自己評価マネキン尺度 (SAM; 感情価,覚醒度,支配度;Bradley&Lang、1994) および3つの基本感情評価尺度 (楽しみ,悲しみ,と恐れ) によって特徴つけられています。

IADS-Eに含まれる新しい音(IADS-2以外)は,以下のサイトから申し込むことにより,研究の目的に限り無料で使用できます。

https://sites.google.com/view/iads-e/

Yang, W., Makita, K., Nakao, T., Kanayama, N., Machizawa G. M., Sasaoka, T., Sugata, A., Kobayashi, R., Hiramoto, R., Yamawaki, S., Iwanaga, M., & Miyatani M. (2018). Affective auditory stimuli database: An expanded version of the International Affective Digitized Sounds (IADS-E). Behavior Research Methods. doi.org/10.3758/s13428-018-1027-6 

(作成担当者:楊 琬璐)

身体認識実験環境

ステレオカメラとヘッドマウントディスプレイを利用して,身体認識研究者として有名な H. Ehrsson のラボで行われた,Out-Body-Experience 実験の実施環境を広島大学認知心理学研究室に構築しました。

胸元をタッチされている触感覚と,後ろに配置されているカメラから撮影されている胸元をタッチされているように見える視覚情報を参加者に与え,それらが脳内で統合されることでカメラ位置に自己身体を感じるとされています。

(作成担当者:平本亮介

Tools

手を用いて仮想現実空間上でインタラクティブに反応するために,Leep Motionの使用環境を構築しました。

実際の手の動きを赤外線でとらえて,仮想現実空間上の手に反映します。

(作成担当者:平本亮介

仮想現実空間上で,Visual Analog Scaleを用いた評価を行うためのプログラムです。

(作成担当者:平本亮介

仮想現実技術を用いることで,刺激の現実感を高めた接近回避課題です。

(作成担当者:平本亮介

CSV形式の外部ファイルを読み込んだ内容を質問し,回答ログを得るためのプログラムです。紹介音声つきのものはこちら

(作成担当者:平本亮介

質問紙評価を仮想現実上で行うためのプログラムです。仮想現実実験時に頭部装着型ディスプレイを取り外すことなく評定を行うことができます。

(作成担当者:平本亮介