アヴィナシュ・ティワリは、インドの芸術、建築、そして古代文明に深い関心を持っていました。
1977年、クジュラホで古い品々を集め、売買する仕事を始めたことをきっかけに、世界各地から訪れる旅人たちと出会うようになりました。その中でも、特に深い友情を築いたのが日本から来た旅人たちでした。
1980年代、日本を旅した忘れられない日々。
日本人旅行者との出会いは、やがて長い友情へと変わっていきました。
ティワリは旅人たちと何時間も話をする中で、自然に日本語を身につけていきました。読み書きは学びませんでしたが、長年の交流を通して、日本語を流暢に話せるようになりました。
長年の友人、シンチャンと一緒に写るアヴィナシュ
1970年代後半に出会った日本人旅行者の一人が、新一・ムラマツさんです。ティワリは親しみを込めて、今でも「シンちゃん」と呼んでいます。
シンちゃんは両親と一緒に旅をしていました。当時はお互いの言葉を理解することが難しかったものの、ティワリが知っていた日本語で彼らを助けたことをきっかけに、深い友情が始まりました。
何十年もの時を経た今も、二人の交流は続いています。
日本で過ごした冬のひととき――深い雪の中、Furuki Store(Furuki Shoten)の前で。
1980年代初め、ティワリは初めて日本を訪れました。その後も4回日本を訪れ、合計5回の旅をしました。
一度の滞在はおよそ3か月。日本では、これまでに出会った友人たちの家に滞在しました。
友人たちから受けた温かいおもてなしは、ティワリの心に深く残りました。最後に日本を訪れたのは1998年ですが、そこで築いた友情は今も続いています。
日本から戻ったティワリは、インドを訪れる友人たちが滞在できる場所をつくりたいと考えました。
そこで、クジュラホの湖のそばに、小さな場所をつくりました。いくつかの部屋とキッチン、そして友人たちが一緒に過ごせる広いテラスがありました。
最初は友人や友人の紹介で訪れる人たちのための場所でした。しかし、訪れる旅人が増えるにつれ、少しずつホテルへと変わっていきました。
ホテル・レイクサイドは1988年に始まりました。
地元の神社を訪ねて――日本の伝統文化に触れるひととき。
今日のホテル・レイクサイドには約20室の客室、自然豊かな庭、広々としたテラスがあり、目の前には湖が広がっています。
けれど、私たちにとって一番大切なのは、部屋の数や設備だけではありません。
旅人を単なるお客様ではなく、温かく迎えるゲストとしてお迎えすること。
それが、1988年の始まりから今まで変わらない、ホテル・レイクサイドの想いです。