日吉公園
について
目 次
神奈川県横浜市港北区日吉二丁目31番
横浜市と川崎市の市境に沿って横浜市側にある公園です。
面積は 13,074 ㎡ (東京ドームのグラウンド部分の面積:13,000㎡)とほぼ同じです。
横浜市の北端に位置し最寄駅は東急線及び横浜市営地下鉄グリーンラインの日吉駅です。
弥生時代後期から古墳時代の遺跡(矢上上ノ町遺跡群)発掘跡地や周辺の梅林を横浜市が所有し、山の斜面を活用した公園として1995年(平成7年)に一般公開されました。
この地は、東急東横線発祥の地、日吉の街作り、慶応大学の日吉及び矢上キャンパスなどと深く繋がる興味深い歴史があります。また大混乱の末にかつての日吉村が川崎市と横浜市にそれぞれ分割合併した辺境の地でもあります。
興味のある方はリンク集のページで、幾つかのネット上の資料を閲覧できますのでご参照ください。
公園の構造は①「山の頂上部」と②「斜面部」の二つに大きく分けることが出来ます。
A)子供用の遊具場
ブランコ、滑り台、ジャングルジム等
砂場
矢上上ノ町遺跡群の説明看板 ( ※西側入り口の南側にあります。)
公園愛護会の掲示板 ( ※西側入口の北側にあります。)
休日には小さなお子さんとのご家族連れでにぎわっています。
公園の入口付近には日吉町自治会によって防犯カメラが設置され、安心です。)
B)砂土を固めた広い「砂の広場」
広場を囲む木製のベンチ
水飲み手洗い場
水洗式男性用小用トイレ、水洗式男女共用トイレが各1基
男女共用トイレは、便座の無いしゃがんで用を足すタイプです。
障害者用のトイレはありません。
日吉公園愛護会の物置小屋
砂の広場は、保育園児たちの運動場、サッカー遊びのような子供たちの遊技場、高齢者のグラウンドゴルフ練習場、若者たちのサークルの集いの場などとして幅広く活用されています。
C)高圧線鉄塔下の「山頂通路」
通路終端の石畳の小さな広場
防災用(備蓄/資機材)倉庫 (※ 消防団と日吉町自治会の共同使用)
南側は細い道路に面していて住宅地が広がっています。
道路の先は私道となり、住民や訪問者などの関係者以外は立ち入りできません。その数メートル先には、嘗ては「武蔵国日吉矢上古墳」が存在し、重要文化財に指定された「青銅鏡」等、数々の重要な品々が出土しました。 現在は発掘調査が完了し、古墳は消失してマンションや住宅が建てられています。 また、「山頂道路」の北側(公園側)は崖地で公園全体や武蔵小杉の高層マンション群、東京方面のビル群等を見渡せる高台の位置となっていますが、現状では、樹木や草が覆っていて殆ど見渡せることはできません。
A)坂の遊歩道
公園南東側外郭部の斜面下の道
中間地点から頂上にかけての梅や桜等の並木
矢上上ノ町遺跡群「竪穴住居跡」の史跡標柱 (坂の遊歩道を登り切ったところにあります。)
坂道を利用したランニングにより体力向上を目指す人たちがいます。
公園愛護会の堆肥置き場(落ち葉の腐葉土化用コンポスト)
かつての小川の跡
湧き水を利用して坂の遊歩道沿いに小川が作られましたが、今は水が枯れて溝だけが横たわっています。
石で組まれた見た目も立派な小川の跡です。 長年そのままなので、毎秋発生する大量の枯れ葉などが貯まり埋もれかけています。
B)遊歩道南脇の「崖」
「崖」は危険ですので公園関係者以外立ち入り禁止です。ご注意ください。
C)中央階段通路
坂の遊歩道に至る長い階段道
中央階段中間の広場
赤い水の噴水はこの広場内(階段中間の広場の端)にあります。
湧き水を利用した噴水でしたが、今は湧き水が枯れて機能していません。
この広場の階段脇は、武蔵小杉のタワーマンション群や東京方面を比較的広く見渡せる数少ない場所です。
赤い水と白い水の噴水(水二態)の石碑
中央階段通路は公園頂上を目指す最短のコースとなります。
D)芝の斜面段々広場
三面の芝の段々広場(※芝ではなく草の広場と言った方がお似合いです。)
梅の大木群
「謎の小道」側の梅の木は、今は立ち枯れて枝が伐採されています。回復することを願っています。
「坂の遊歩道」側の並木となっている大木の梅は元気です。
桜の木
要所に桜の木があります。
※一面に桜の花で満たされる状態にはなりません。
所々に桜があるといった感じです。
開花の時期には花見のご家族連れなどで賑わいます。
小学校入学記念樹群(桃やハナミズキ等)
夏~秋は手入れが追い付かず、つる草などに覆われて隠れてしまっていますが。春には可愛い花をつけて目を楽しませてくれます。
桜の開花の時期と重なって開花する桃などの木もあります。
白い水の噴水(水枯れの為、三角のオブジェと化しています。)
湧き水を利用した噴水でしたが、今は湧き水が枯れて機能していません。 草に覆われて隠れて居る事が多いです。
初夏の休日になるとピクニックシートや簡易テントを広げてくつろぐ家族連れが目立ちます。また、樹木が多く視野が狭いですが川崎、鎌田方面を見渡す事が出来ます。 羽田空港で離着陸する航空機が旋回しながら低空を次々に飛行する姿を遥か彼方に確認できます。頻繁に行きかう東急東横線や目黒線の電車を遠目に眺められますので、電車好きの方には楽しいかと思います。ただし樹木が多いので、眺められる場所は限られています。
E)謎の小道
公園に沿って北側を通る小さな小道で、横浜市と川崎市の境界となる道幅の狭い(おそらく)公道(未確認)です。車止めのポールが設置され、四輪の車は物理的に通り抜けできません。
本来は日吉公園ではありませんが現状は公園と一体化していますので、日吉公園の説明に含みました。
公園の頂上(北西)に隣接していた農地や荒れ地が宅地に開発されたことを機に、公園との間にあった生垣や藪地が取り除かれ、公園と一体化する形に整備されました。
以前は公園と隔離された、うす暗く鬱蒼とした小さな小道でしたので利用される人はかなり少なかったと思います。
川崎市と横浜市の境界である事には変わりはありませんが、舗装や側溝なども綺麗に整備され、公園との垣根も無くなり広く明るくなりました。
1)日吉公園の開園当時と現在とのギャップについて(雑知識)
日吉公園は開園当時「水の公園」とも言われていた様です。
それほど湧水が豊富にあり、その水を利用して公園を外周するように流れる小川が作られました。
また二つの噴水も併設され、まさに「水の公園」という言葉に相応しい公園でした。
ところが、その湧き水が、ある時を境にピタリと止まり、枯れてしまったのです。
確たる証拠は手元にありませんが、日吉公園に詳しい人にお聞きしたところ「その時」というのは川崎市の「漏水に関する修繕工事」の時だったそうです。
工事が行われた具体的な年度や日程等については記憶に無い様です。
つまり豊富だった湧き水のそもそもの源は「川崎市の水道管の漏水」によるものだったと言うのです。
この公園は川崎市と横浜市の境界にあり、公園の外周の4分の1程が川崎市に隣接しています。
水道施設が川崎市のものであることから横浜市では把握出来ていなかったのも無理はありません。
そして現実として、水が枯れた立派な小川の跡、それに水の無い二つの噴水がまるで化石の様に横たわっています。
小川は石を組み合わせた立派なもので、かなりの費用が掛かった事が見て取れます。
二つの噴水も著名な芸術家が製作された様で、噴水の構造や原理を説明した立派な石碑も存在しています。
井戸を掘って水を汲み上げるとか、水の循環設備を置くとかできない物でしょうか?
水が豊富と言う事でスタートしたこの公園、今となってはそのお陰で、散水施設が殆ど無く、お花に水を撒くことも一苦労です。
日吉公園は約25m程の高さの山の斜面を利用した公園で、ビルにして8~9階建ての高さの頂上まで公園の敷地が広がっています。
丘と言っても差し支えないほどの山ですが、麓の付近からはチョロチョロと水が湧き出ている所は確かにありました。
しかし、この場所(日吉公園)は普通の山ではなく古墳の山です。
昭和の初めの頃から発掘調査が行われてほじくり返された場所ですから、
そんな所から豊富な湧き水なんか、常識的に考えても不自然ですよね?
ましてや山の頂上付近から湧く水なんてネ?
もう30年も前の話ですので、今となっては誰かを責めるという事ではありません。
面白いエピソードとして笑って引き継いでいきましょう。
2)公園頂上西北側(川崎市側)の宅地開発に伴う遺跡発掘調査について
宅地開発を行うにあたって、長期間{※1年以上は掛かったと思います。(個人的な感覚です。正確には良く分かりません。)}史跡の発掘調査が行われていました。 周りは道も狭く鬱蒼としていましたので早く開発が進むことを願っていたのですが、家も建ち始め、防犯等の観点からも良い環境になりそうで今後を期待しています。
日吉公園は矢上上ノ町遺跡群に位置しますし、数メートル先にも国宝級のお宝が出土した武蔵国日吉矢上古墳もありました。 手つかずの山林があれば、まだお宝が埋まっているのかもしれませんね。
宅地開発地の遺跡発掘の間、あたりを遮るものが無く、素晴らしい眺望を楽しめたのですが、これから家が建つにつれ、楽しめなくなるのが少し残念です。そこに新しく住まわれる方が、高層マンションの上層階の様なその眺望を独り占めできると思うと少し羨ましいですね。
北側入口
中央階段通路
坂の遊歩道と大木の梅並木
謎の小道
中央階段「中間の広場」
「白い水」と「赤い水」の噴水
梅の大木群と記念樹群
芝の段々広場
公園頂上 西側入口
子供の遊具場と砂の広場
史跡の説明
堆肥置き場
(落葉の腐葉土化用
コンポスト)
山頂通路と石畳の小さな広場
眺望
夜景
公園内施設(倉庫)
トイレと水飲み場
日吉公園の所在地
(冒頭の通り) 神奈川県横浜市港北区日吉二丁目31番
最寄駅
東急東横線、東急目黒線、横浜市営地下鉄グリーンライン の 「日吉駅」
日吉駅からの徒歩経路
(※ 日吉駅から公園頂上西側入口までの経路)
日吉駅→①浜銀通り終点(セブンイレブン日吉1丁目店交差点)を右折→②集合住宅「エール日吉」(港北区日吉2-18-23)の角を左折し坂道を上る→→坂を登り切った所が日吉公園西側角となる(③日吉公園のプレートがある)→その角を左折すると5m程先に④「公園頂上西側入口」がある。
※まる数字は下記写真の番号に対応
お車での順路
綱島街道「仲の谷」交差点で公園側に進むと②集合住宅「エール日吉」(港北区日吉2-18-23)の角に着く、そこを右折し坂道を上る→坂を登り切った所が日吉公園西側角となる(③日吉公園のプレートがある)→その角を左折すると5m程先に④「西側出入口」がある。
※まる数字は下記写真の番号に対応
駐車場:無し
注 意
公園周辺の道路は駐車禁止で、コインパーキングも周辺にはありません。 また、すれ違うのが困難な程狭い為、極力徒歩にてご来園ください。
①浜銀通り終端
セブンイレブン角
②集合住宅「エール日吉」
(港北区日吉2-18-23)の角
③日吉公園西側の角
④公園頂上西側出入口