立命館大学理工学部数理科学科の所属で佐藤研究室への配属を希望・検討する学生さん向けに、よくある質問などがあれば情報をこのページに追加していきます。
卒研ガイダンスで配布された資料も参考にしてください。
いずれにしても、何かあれば直接連絡・相談していただくのが確実です。
【更新履歴】
2024/10/12 10/11のイベントで受けた質問への回答を追加
2024/10/15 10/15のセミナー見学後の質問を受けて追記
2024/10/22 10/22のセミナー見学後の質問を受けて追記
10/11(金)のイベントや10/15・10/22(火)のセミナー見学後に受けた質問(一部)への回答
Q. 卒研はどのような感じですか?
A. 基本的には、卒研ではゼミ(セミナー)を通した最適化の基礎理論の勉強が中心になります。今回配属される人は最適化にあまり馴染みのない人が多いと思いますので、新しい学びや発見が多くあり面白いと思います。
Q. ゼミのコマ数・形態はどのような感じですか?
A. 配属された人数や各メンバーの大学院進学希望の有無、またその他の希望などを考慮して、相談しながら決めます。いくつかのグループに分ける可能性もあります。方針を決めるための参考として、配属が決定したら、お一人ずつと簡単な面談をするかもしれません。
Q. 線形代数と微分積分を使うそうですが、どれくらい習熟している必要がありますか?
A. 完璧に…と言いたいところですが、1回生から学んでいる線形代数と微分積分であっても意外と奥が深いものです。抜けているところがあっても不思議ではありません。ゼミの発表準備やゼミ中のディスカッションを通して穴を埋めれば良いので、さほど心配する必要はありません。また、その過程で線形代数や微分積分、そしてその他の数学も含めて、これまで学んできたことを復習して理解を深めていくことも、卒研の重要な側面であると考えています。ちなみに、「微分積分」とはいえ、最適化で特によく使うのは微分の方です。
Q. 希望者が何人ぐらいいれば(連続最適化ではなく)離散最適化のゼミができますか?【10/22追記】
A. 研究室への全体の配属人数にもよるので、具体的なことは配属が決定してから決めることになります。ただし、連続最適化と離散最適化がバランス良く配置された本もありますので、そのような本を用いる可能性は低くないです。
Q. 佐藤研では幾何が必要なのですか?
A. 全員に幾何を勉強してもらうということは考えていません。ただし、幾何に興味がある人であれば、最適化の基礎を勉強した上で、私の専門である「多様体上の最適化理論」や、「情報幾何」などもテーマとしては考えられます。【10/15追記:場合によっては、幾何の基礎を固めてから(あるいは並行して)多様体上の最適化に進むという方針もあり得ます。大学院に進学しない人であれば、配属人数や各メンバーの希望テーマ次第では情報幾何のみをテーマにする選択肢もあり得ます】
Q. 親睦会などゼミ以外で集まる機会はありますか?
A. あくまで自由参加ですが、4月に新歓、春学期終わりに打ち上げ、など、節目ごとに集まってざっくばらんに話す機会を持つのも良いかと思います。頻度など詳しくは配属された学生さんの希望などを聞いて考えたいと思います。
今回配属される学生さんは佐藤研の1期生にあたります。この件に限らず要望や提案を歓迎しますので、みんなで研究室のスタイルを作っていければと思っています。
Q. 大学院ではどのような研究ができますか?
A. 大学院修士課程ではオリジナルな研究にもチャレンジしてもらいます。卒研で最適化の基礎に習熟していれば、そのまま最適化の数学的な理論の研究に移ることもできますし、もう少し応用寄りの研究(とはいえ、もちろん数学がベースとなることが前提です)もあり得ます。なお、学部生のうちでも、意欲がありオリジナルな研究を始めたいという人(特に大学院進学希望者)は、ある程度勉強が進んだらゼミと並行して研究を開始することも可能です。とても順調に進んだ場合には、学部卒業後の春休み(3月)に学会発表ができるかもしれません。ただし、学部生での学会発表は高い目標ですので、マストではありませんし、必ずできるというわけでもありません。学会発表を目指す場合、学部生の間が無理でも、M1の夏休みまたは春休みなど、大学院に進学すれば引き続きチャンスはあります。
なお、これまでの研究については、論文等のリスト:
https://sites.google.com/site/hiroyukisatojpn/home/publication
や、講演等のリスト:
https://sites.google.com/site/hiroyukisatojpn/home/talks
を参照してください。私が京都大学や東京理科大学で指導した学生との研究も含まれています。
より詳しいことは直接質問してください。