ゲノム光生物学研究室(広瀬研)
Laboratory of Genomics and Photobiology (Hirose Lab)
◆ 新着情報
2023.12.1 特任助教の河合繁さんが着任しました。
2023.9.22 M1久布白睦実さんが国際テトラピロール学会で優秀ポスター賞を受賞しました。
2023.3.7 三輪久美子博士(名古屋大学)にシアノバクテリアのフィコビリソームの起源について講演いただきました
◆ 研究室について
私たちのグループは、生物がどのように光を感知し、どのように生存に役立ているのか?という点に着目し、様々な研究テーマを進めています。研究材料は、多様なシアノバクテリアを中心とし、一部の真核藻類も扱っています。研究のアプローチとして、DNAの塩基配列情報を次世代シークエンサーを用いて調べる研究(ドライの研究)を出発点に、それによって得られたユニークな仮説を実験的に検証する研究(ウェットの研究)を進めています。基礎研究に軸足を置きつつ、実用化を見据えた応用研究にも取り組んでいます。他大学の研究室や民間企業との共同研究も積極的に行っています。
◆ 主な研究材料
シアノバクテリア
ハプト藻
珪藻
生物付着マット
◆ 大学院生の募集について
当研究室は、2022年度より発足した新しい研究室で、豊橋技術科学大学の応用化学・生命工学系の生命工学コースに所属しています。高専からの3年次編入生や、大学院生を募集を行っています。豊橋は首都圏へのアクセスがよく、生活費が安く、食べ物が美味しく、過ごしやすい気候です。このような環境で一緒に研究に取り組んでみたい学生さんは、お気軽にお問い合わせください。
私たちのグループは、次世代シークエンサーと解析サーバーに加え、藻類の培養・タンパク質精製・顕微鏡観察・分光解析・色素や代謝産物分析を行うための設備を有し、幅広い解析技術を習得することができます。各自が比較的独立した研究テーマに取り組むため、自分で考えることが好きなタイプの学生さんに合っているかもしれません。また、実験には個人の性格の相性があります。例えば、生化学実験は料理人のような感覚と手先の器用さ、コンピューター解析には将棋の棋士のような論理的な思考が求められます(たぶん)。学生さんの希望を優先しつつ、個人の性格との相性を考えて、テーマを選んでもらえるように心がけています。
当研究室では学会発表を積極的に行っています。研究室に配属された学生さんは、1年間に最低でも1回、多い場合は2〜3回の学会発表を行っています。学会に参加して多くの研究者と議論を重ねることで、自身が大きく成長することができ、また、場数にも慣れることで、その後の就職活動の面接等にも良い効果があります。
研究室の行事は、毎週の文献ゼミと仕事ゼミ、掃除です。研究は平日の昼間に行い、夜や土日は休んで遊んでください。分子遺伝学研究室(浴俊彦教授)と共同で仕事ゼミや歓送迎会を行っています。