15年で巡る漆の森

ウルシは発芽から漆液が採取できるようになるまでおよそ15年の年月がかかります。そして漆掻きができるのはたった1シーズンのみ。掻き終わった木は伐採されますが、その切り株から「ひこばえ」が芽吹き、また15年かけて漆掻きができる木に成長します。この循環を持続させるために森の手入れをし続けることが必要です。

飛騨漆の森プロジェクトでは永続的に漆掻きができるように、1年に1ヶ所、15年かけて植栽地整備と苗木の育苗を行い、後の世代に繋げていくことを目指しています。