ひだまりカフェのレシピ[16]
「以心伝心」
ひだまりカフェのレシピ[16]
「以心伝心」
幸いにも2006年から10年以上休みなく続けてくることが出来たひだまりカフェ、でも今年(2020年)に入ってから新型コロナウィルスの感染が急速に拡大し3月からミーティングが開けなくなっています。今改めて、これまで皆さんと集まって色々な悩みを話し合い、不安も希望もシェアしつつ日々を過ごしてこられたことの有り難さを感じています。こんな時こそそんな繋がりを余計に大事にしたいのに、皆さんとお会いできないのが何とも無念です。この出口の見えない不安のなかで、皆さんはどのように過ごされ、どのように心や身体の状態を保っていらっしゃるのか…。いつも頭の中でぐるぐると思いが巡り、皆さんのお顔やお声が思い浮かびます。お元気でしょうか?暮らしの面でもお困りのことはないでしょうか?
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科学技術の進んだ21世紀に生きる私たちの生活が、新種のウィルスひとつにこれだけ翻弄されるなんて…。それに対する対応がこれほど難しいなんて…。人間って意外に無力なんだなと毎日のニュースを見ながらため息が出ます。でもまた、昔の貧弱な知識や設備の下で、もっと過酷な伝染病との戦いにも打ち勝って歴史をつないできた過去の人たちのおかげで、今の私たちの生活があることを考えると、やはり人間ってすごいなとも思います。きっと疫病以外にも様々な危機や困難に直面してきたはずの過去の人々は、どうやってそれを切り抜けてきたのでしょう。一時は不安や喪失に打ちひしがれても、何とか心のバランスを取り戻し、日々の生活を立て直し、やがて気づいてみると以前より前に進むことが出来た、そうやって歴史は作られてきたのでしょう。
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私たちの生活がこれからがどうなるのかはまだ読み切れないけれど、過去の人たちのように危機を乗り切っていくために今とても大事なことは、「心の状態を保つこと」だと私は思います。「人との接触を控える」というウィルス対策の中で、孤立せず、不安に負けず、イラつかず、落ち込まずにいるのはなかなか難しいことだけれど、今まで私たちが摂食障害とのかかわりの中で学んできたことが、今こそ役に立つのだという気もします。例えば、ついこの間ひだまり講演会で学んだ「自分の出来ることは精一杯やる、けれど残り(今は9割が残りかも)は大きな存在に任せる(余計な心配はしない)」まさに今のコロナ問題は人の力を超えた部分があるものね。「時々情報をシャットダウンする」あまり繰り返し、不安な情報ばかりきくと、判断力も麻痺します。「不安や怒りをノートに書き出してみる」後でビリビリと豪快に破いてもいいからね。「自分の好きなこと、好きなものに没頭する」自分の元気の素に浸って現実から逃げるのも時には大事!「他の人のことを考える」自分だけじゃないってことを思い出して!「自分を褒める」今日一日分前に進めただけで大成功!等々。
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顔は見えなくても会えなくても、お互いの存在を感じましょう!共にあることを信じましょう!オンラインを使わなくても、人には「心」という伝達ツールがあります。今こそお互いの「無事」と「幸せ」と「未来」を念じてみましょう。また皆さんと笑顔でお会いできる日まで。
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MK/yy[20200513公開]
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