当会は三重県伊賀市を拠点に新陰流兵法転会 伊賀支部として活動してまいりました。当会の会長は新陰流兵法転会にて新陰流兵法二十二世の渡辺忠成先生から直接の指導を受け皆伝となり、新陰流兵法転会 大田支部長、伊賀支部長を歴任しました。2018(平成30)年10月に新陰流兵法転会から独立し、2019(平成31)年1月から「新陰流兵法 碧燕会」を発足させました。
【道統】
新陰流兵法は剣聖と名高い上泉伊勢守信綱公が流祖であります。そして正統第二世である柳生石舟斎先師から柳生兵庫助先師、柳生連也斎先師へと受け継がれ、さらに明治維新の動乱を乗り越えた柳生厳周先師、柳生厳長先師から渡辺忠敏先師、渡辺忠成先生へと系譜が続く新陰流兵法の伝承と稽古に当会は日々励んでおります。
【伝譜】
上泉武蔵守藤原信綱
柳生但馬守宗厳(石舟斎)
柳生兵庫助利厳(如雲斎)
尾張権大納言源義直
柳生兵庫厳包(連也斎)
尾張権大納言源光友
尾張権中納言源綱誠
柳生兵庫厳延
尾張権中納言源吉通
柳生六郎兵衛厳儔
柳生兵助厳春
尾張宰相中将源治行
柳生又右衛門厳之
柳生兵助厳久
尾張大納言源斉朝
柳生新六厳政
柳生忠次郎厳蕃
尾張大納言源慶恕
柳生三五郎厳周
柳生金治厳長
渡辺忠敏
渡辺忠成
津田武左衛門正和
【名跡】
新陰流には、代々尾張藩にて継承されてきた正統新陰流とは別に藤堂公の仲介により、柳生家より新陰流の名称を許され伊賀の藩校(崇広堂)にて剣術指南役を努めた津田武左衛門直勝がおりました。当会会長は、その名跡を襲名し、六代目津田武左衛門正和として、新陰流の技術は勿論のこと、今まで、殆ど世に出ることのなかった津田家に伝わる伝承を明らかにすることで、今後もより新陰流の正しい伝承に努めております。
【伝譜】
栁生但馬守宗矩
栁生十兵衛三厳
栁生喜七郎宗直
栁生源太夫三秀(杖師玄斎)
津田武左衛門直勝
津田源太夫勝辰
津田武左衛門勝章
津田武太夫三全
津田武左衛門三省
津田武左衛門三友
津田武左衛門三鑑
津田武之介三昭
津田収
津田脩一(第二次世界大戦にて戦死)
津田武雄(第二次世界大戦にて戦死)
津田清
津田和則
津田武左衛門正和
【系譜】
柳生七郎左衛門重厳 (松吟庵) ※石舟斎の叔父
栁生喜七郎宗直
栁生源太夫三秀(杖師玄斎)
津田武左衛門直勝
津田源太夫勝辰
津田武左衛門勝章
津田武太夫三全
津田武左衛門三省
津田武左衛門三友
津田武左衛門三鑑
津田武之介三昭
津田収
津田脩一(第二次世界大戦にて戦死)
津田武雄(第二次世界大戦にて戦死)
津田清
津田和則
津田武左衛門正和