30年以上前の「ハンバーグ袋」が海底に!

千葉県沖の海底で、大量のプラスチックごみが見つかった――。今年3月下旬、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が海底のごみに関する調査結果を発表しました。


現場は、房総半島から約500キロの沖合。太陽の光が届かず、暗黒が支配する水深6000メートル前後の深海底です。この場所が、海に流れ出たプラスチックごみの「集積地」のひとつであることが、有人潜水調査船「しんかい6500」を使った調査で明らかになったのです。


この付近の海底に存在するプラスチックごみの密度は、1平方キロメートルあたり4561個にのぼります。大量のポリ袋のほか、風船や歯磨き粉のチューブも落ちていました。