1-3 海苔づくり
1-3 海苔づくり
秋になると海苔下駄という下駄を履き、振棒という道具で海底に穴をあけ、海の中に支柱を立てていきます。貝等に潜んでいた海苔の胞子が海中に出て漂うところに網を張り、網についた海苔を育てる養殖法です。
12月頃から海苔は乾燥した天気の良い日に干し、乾海苔を作ります。ちぎれた海苔も無駄なく網ですくい、沈んだ海苔も引いて集めました。集められた海苔は混ざっているごみや種類が異なる海苔を取り除き、きれいに洗います。摘んだ海苔は冬の未明から起きて刻み、刻んだ海苔は四角い木枠に流し込んで海苔簀という簀(す)だれに貼り付け、1日天日干しをします。夕刻までに1枚ずつ簀から海苔をはがし、海苔は同じ品質ものに分けて10枚ずつ2つ折りにして1束にし、紙テープで10束(100枚)にして出荷しました。
牡蠣殻に海苔の胞子をつける
海苔の養殖
バチャアライ