※2021年4月27日更新版
はじめて YouTube Live配信するための、導入または設定を解説します。
まずは、動画配信ソフトである、OBS(Open Broadcaster Software)を下記リンクからダウンロードしましょう
OBS(Open Broadcaster Software)ダウンロード
ダウンロードが終わったら、引き続き、OBSをインストールします。
NEXTを押して、次の画面が出た場合は、はいを押します。
出なかった場合は、OBSのインストール画面が次に進みます。
ブラウザの画面が、下記の.NET Frameworkのダウンロード画面なります。
「Visual C++ 2019 Redisributable...」というところをクリックして、.NET Frameworkをダウンロードします。
次に、ダウンロードしたモジュールを実行します。
ライセンス条項および使用条件に同意するにチェックをいれ。インストールを押してください。
.NET Frameworkのインストールが終わったら、再度OBSのインストールを開始します。
基本、NEXTボタンの位置を押して行けばOKです。
インストールが完了したら、OBS起動して、ライブ配信の設定を行います。
今回は、自動構成ウィザードを使用しないで、設定しますので、キャンセルを押して、このダイアログを閉じます。
YouTubeライブ配信のライブエンコーダの設定、解像度ごとのビットレートの設定については、ある程度YouTube側で、推奨する値が公表されています。
解像度ごとのビットレート範囲の設定
1080p
解像度: 1920x1080
動画ビットレート範囲: 3,000~6,000 Kbps
720p
解像度: 1280x720
動画ビットレート範囲: 1,500~4,000 Kbps
エンコーダの設定
プロトコル:RTMP ストリーミング
動画コーデック:
H.264、4.1(最大 1080p、30 fps)
H.264、4.2(1080p、60 fps)
H.264、5.0(1440p、30 fps)
H.264、5.1(1440p、60 fps)
H.264、5.1(2160p、30 fps)
H.264、5.2(2160p、60 fps)
フレームレート:最高 60 fps
キーフレーム間隔:
2 秒を推奨
4 秒以下
オーディオ コーデック:AAC または MP3
ビットレート エンコード:CBR
詳細設定の推奨値
ピクセル アスペクト比:スクエア
フレームタイプ:プログレッシブ スキャン、2 B-フレーム、1 基準フレーム
エントロピー コーディング:CABAC
音声サンプルレート:44.1 KHz
音声ビットレート:128 Kbps ステレオ
OBS画面右下の設定ボタンを押します。
一般で変える設定値はないので、設定画面左側の配信を選びます。
サービスは「YouTube - RTMPS」を選択します。
サーバーの値はそのままで、ストリームキーについては、あとで設定しますので、空欄のままにしておきます。
次に設定画面左側の出力を選びます。
映像ビットレートの変更を行います。
推奨値を確認すると、1080pでは動画ビットレート範囲が、3000~6000Kbpsとなっていますので、「3000Kbps」に変更します。
720pでは、1500~4000Kbpsとなっていますので、「1500Kbps」に変更します。。
次に、音声ビットレートの変更を行います。
推奨値を確認すると、音声ビットレートは128Kbpsステレオとなっていますので、「128」に変更します。
次に、出力モードを基本から「詳細」に変更します。
ここで変更するのはビットレートとキーフレーム間隔になります。
ビットレートを先ほどと同じ値に変更します。
1080pでは、「3000Kbps」
720pでは、「1500Kbps」
キーフレーム間隔は、2秒を推奨となっているので、「2」を設定します。
続いて、音声のタブを選択し、各トラックの音声ビットレートを「128」に変更します。
次に設定画面左側の音声を選びます。
一般のサンプリングレートを「44.1KHz」に変更します。
次に設定画面左側の出力を選びます。
1080pの場合は、出力(スケーリング)解像度が720p用になっていますので、「1920×1080」に変更します。
720pの場合は、基本(キャンバス)解像度が1080p用になっていますので、「1280x720」に変更します。
【ポイント】
基本(キャンバス)解像度と出力(スケーリング)解像度は同じ値に設定すると、縮小処理が必要なくなるため、パソコンの負荷を軽減することができます。
次に設定画面左側の詳細設定を選びます。
再試行の遅延が10秒に設定されています。
リアルタイムのライブ配信では都合が悪いため、「1」に設定します。
【ポイント】
OBSが何らかの原因で切断された場合、OSBが自動的に再接続を試みますが、再試行の遅延が10秒に設定されていて接続が成功すると、切れる前の遅延に加えて、さらに10秒の遅延が発生します。
【注意】
再試行の遅延を「0」に設定すると、OBSが切断された時の挙動がおかしくなる場合ありますので、「0」は、設定しないようにしてください。
最後に右下の適用ボタンを押して設定を反映させ、OKを押して設定を閉じます。
【注意】
ストリームキーの設定は、YouTube側の設定を行った後に行います。
パソコンの画面を直接送る場合の設定です。
配信する画面のソースを選びます。
右下のソースというところの+の部分を押します。
【ポイント】
+を押すと追加という意味です。-を押すと削除になります。
パソコンの画面を配信するので、「画面キャプチャ」を選択します。
OKを押します。
OKを押します。
特定のウインドウの画面のみを送る場合の設定です。
配信する画面のソースを選びます。
右下のソースというところの+の部分を押します。
【ポイント】
+を押すと追加という意味です。-を押すと削除になります。
ウインドウ画面を送信するので、「ウインドウキャプチャ」を選びます。
【注意】
この時、送信するウインドウ画面を最小化しておかないでください。
そうしないと、ウィンドウという項目を押したときのウインドウ一覧に送信するウインドウ名が表示されません。
OKを押します。
ウインドウの右のエリアをクリックして、ウインドウ一覧を表示して、送信するウインドウを選択します。
OKを押します。
【注意】
パソコンの環境やゲームによっては、ゲーム画面が表示されるべきところが真っ黒になる場合があります。
キャプチャの方法を「自動」から変えてみたりしてみてください。
ブラウザゲームの場合は、ブラウザの設定によって表示するようにすることが可能です。
どうしてもうまくいかない場合は、画面キャプチャの方法で行ってください。
目みたいなアイコンは、そのソースの有効無効を設定することができます。
また、その下の上下のアイコンは、そのソースのレイヤーの優先度を変えることができます。上に持っていく方が、画面の一番上に表示されて、その下の画面が隠れるようになります。
画面サイズを調整します。
赤い枠の四角の部分をマウスで摘まんでドラッグすると、画面のサイズを変更することができます。
Altキーを押しながら、さっきと同じように、赤い枠の四角の部分をマウスで摘まんでドラッグすると、今度は画面の表示エリアを調整することができます。
これで無駄な部分を消していきましょう。
次は、YouTube側のライブ配信の設定を行います。
右上のアイコンから・・・
このように、ライブ配信を開始を選んでください。
はじめて、ライブ配信を行う場合は、この画面が表示されます。
・今すぐ
すぐにライブ配信を行う場合に選択します。
エンコーダー配信と内容は同じです。
エンコーダー配信は、OBSで配信開始すると、ライブ配信が開始され、OBSが終了すると、ライブ配信が終了するシンプルな作りになっています。
・後で
時間を指定してライブ配信を行う場合に選択します。
管理から行う配信と内容は同じです。
時間を指定したライブ配信は、リマインダーとして予約され、公開することが可能になっています。また、プレビュー配信ができますので、配信前にいろいろな調整やテストを行うことが可能です。
「後で」の方の開始を押します。
続いて、配信の方法を選択します。
ゲーム配信なので、ストリーミングソフトウェアの方の選択を押します。
ライブ配信をスケジュール設定を押します。
新しいエンコーダ配信という画面が開きます。
まずは、テスト配信から行なってください。
テスト配信という前提で設定していきます。
タイトルを入力します。
次に公開、限定公開、非公開を選びます。
今回はテストなので限定公開か非公開を選びます。
本番では公開を選んでください。
説明を入力します。
カテゴリを選びます。
ゲームを選択しています。
ゲームの場合、ゲームのタイトルを入力します。
カスタムサムネイルをアップロードすることができます。
なくても問題ありませんが、凝ったサムネイルをアップロードした方が人は集まりやすいかもしれませんね。
視聴者、子供向けか、子供向けではないかを選択します。必須です。
年齢制限、18歳以上に制限するかどうかを選択します。
エンコーダ配信を作成を押します。
管理画面から、ライブ配信をスケジュール設定を押します。
2回目以降の配信になると、このように前回の配信の履歴が残っています。
この履歴をコピーして作成することにより、前回の設定を引き継ぐことができます。
【注意】
新しいライブを作成すると、ストリームキーも変わってしまうため、OBSの設定を変える必要があります。
コピーして作成するとこのように、前の設定がほとんど残っています。
変わっているのは配信予定時間ぐらいです。
【ポイント】
リスナーへのリマインターは、配信する予定の30分前に通知されますので、配信予定時間は、30分以上後の方が効果的かもしれません。
ライブ配信の設定画面に切り替わります。
ここでは、ストリームキーの取得やライブ配信の設定を行います。
ストリームキーは後回しにして、まずはライブ配信の遅延の設定を行います。
基本は「超低遅延」を選択して、DVRを有効にするを「オン」にすることをお勧めします。
各自の通信環境によって試行錯誤してください。
次に、最後の最後まで後回しになったストリームキーです。
Youtubeの設定画面から、ストリームキーをコピーします。
OBSを起動し、設定を開きます。
次に設定画面左側の配信を選びます。
OBSの設定のストリームキーの入力エリアを右クリックして、メニューを表示し、「Paste」を選択して、ストリームキーを貼り付けます。
適用ボタンを押して、内容を反映させ、OKを押して、設定を閉じます。
これで、OBSの設定は完了しましたので、配信開始ボタンを押してみましょう。
YouTubeにプレビューが表示されます。
この時点では、まだ配信は公開されていませんので、いろいろテストすることができます。
右上のライブ配信を開始を押せば、配信開始です。
ライブ配信を終了させるには、右上のライブ配信を終了を押します。
【注意】
このボタンを押し忘れて、OBSの配信などを終了すると、配信枠が残ったままの状態になってしまいます。
必ず、Youtubeのライブ配信の終了は行いましょう。
閉じるを押します。
そして、忘れずにOBSの方も配信を終了させます。