はじめに
(ご指導される方に向けて)
(ご指導される方に向けて)
これから音楽理論を学ぼうとする若い人たちにとって、そうした本はとっても理解がむずかしいか、買うにも高すぎて簡単に手がでないのではないのでしょうか。
インターネットが簡単に使われるようになることで、気軽にそうした「理論」を学ぶことができるのも、とっても必要なことと考え、ここにできるだけ分かりやすく、そして楽しく勉強できるサイトを立ち上げることにしました。
そこで、ここでご紹介するのは作曲のための音楽理論の中で、もっとも大切な「和声学」というものを扱います。分かりやすさを大切にしているのは、小・中学生が理解出来る程度の理論書ということです。
私はすでに以下のサイト
(https://shimazu-takehito.webnode.jp/theories/)
に「和声」と並んで作曲を勉強する上での重要な技術である「対位法」という項目を掲載しています。自由にダウンロードできるようにしてありますので、関心のある人は利用してください。
ここで扱う和声学の特徴は、簡単ではあっても、より高いレベルの音楽という芸術作品を作るための「理論」であり、より科学的で論理的な説明を大切にしているということです。そして、なによりもすぐに使えるという技術でもあります。
ドイツ語では、「芸術」も「技術」も同じ単語”Kunst”(クンスト)を用います。より正確には(つまりせまい意味では)「技術」”Kunst”(クンスト)の複数形”Künste”(キュンステ)が「芸術」です。つまり、「芸術」は「技術」を集めたものと言えるのです。
ここで紹介する理論は、音大生や音大受験生がよく使用している3巻からなる理論書『和声 理論と実践』(音楽の友社)にそって説明していますので、そちらを読める人はそれと比べながら、その本を補うように読むとよいでしょう。
さらに、ここで大切にしているのは、できるだけ多くの理論の本で扱っている共通の「ことば」(用語)を用いていることです
少しムズカシイ言葉(専門用語)には、()などで説明文をつけています。
<補足>
▪「レッスン」で区切りをつけていますが、それにしばられないで、どんどん読み進んで構いません。ただ、次の(レッスンの)区切りまでは、中断しないで読み進んで欲しいと考えて、区切りをつけています。
・「対位法」同様、ここで用いられる多くの譜例(古い資料は除く)は、無料で使えるMuseScore(ver.3& ver.4)を使用して作成しています。
▪ 補足説明的なところは小さい文字にして書いていますが、読み飛ばしてもいいです。
青字は、理論の勉強で使われる説明(ちょっと意見も入っています)
緑字は私(筆者)の感想です。
▪ 私の文章では、ひんぱんに「」や<>、『』などの記号を用いていますが、そこにそれぞれ特別の意味を与えているためです。みなさんにはそれも読みとってほしいと思います。また、重要な言葉は太字にしたり、下線を引いたりしていますので、そこは読み飛ばさないようにしてください。
▪特に重要な「用語」(言葉)は赤字にしています。また重要な部分にも重要!と入れています。
▪コラム(雑談)のような部分は枠の中に入れてあります。読み飛ばしてもいいです。