島さくらさんが全国俳句コンクールで大健闘!
6月28日(土)全国俳誌協会の定時総会が、北とぴあ(北区)にて開催され、「第31回全国俳句コンクール」(出句総数:1,084句)の結果発表・表彰が行われました。
また、当日句会も行われ、いずれでも島さくらさんが好成績をおさめました!
「第31回全国俳句コンクール」結果
【事前投句の部】
佳作
雪女郎ひと夜限りのパスワード 島さくら
【当日句会(2句出句)】
2位
解けそうで解けぬ数列捩り花 島さくら
選者特選句 鳥居真里子様
チャタレイを紙魚の完読したる跡 島さくら
おめでとうございます!!
山戸則江さんの入賞句に対する大会実行委員長の鑑賞文
下記の第61回現代俳句全国大会で、大会賞を受賞された山戸則江さんの句に対する、大会実行委員長の久保純夫氏が、月刊誌「現代俳句」に「優秀作品鑑賞」として、下記のコメントを掲載していますので、紹介させて頂きます。
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鶏を埋める、となればすぐに鳥インフルエンザを想う。養鶏場で防
疫上の措置として何 万、何百万という鶏たちが処分される。例えば、
枯野の光景の中に埋められるのだ。この残酷な情景は映像をもって私
たちに届く。しかし、ほとんどがその場限りの感傷で、忘れられてし
まうのだ。ここに到り、読者は鶏と別のものが二重写しになっている
のに気づく。さまざまに忘れられた存在。
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山戸則江さん、現代俳句全国大会賞受賞!
第61回現代俳句全国大会 結果
昨年11月16日(土)に奈良県奈良市のホテル日航奈良にて開催された第61回現代俳句全国大会において、山戸則江さんが現代俳句全国大会賞を受賞しました!!
また、2人の特別選者の方から特選賞、さらに秀逸賞も受賞するという快挙!(応募総数:12,453句)
◆現代俳句全国大会賞
幾万の鶏を枯野に埋めて忘れる 東京都 山戸則江
◆特別選者特選句
【高野ムツオ選】
幾万の鶏を枯野に埋めて忘れる 東京都 山戸則江
【対馬康子選】
幾万の鶏を枯野に埋めて忘れる 東京都 山戸則江
◆秀逸賞
下書きのまま暮れている冬の街 東京都 山戸則江
則江さん、おめでとうございます!!
2024年版「浜風句集」が出来ました
2024年に浜風句会に投句された23人の978句を作者別月別にまとめた「2024年 浜風句集」ができました。
今年の「浜風句集」は例年と大きく異なり、各種俳句大会の入賞句や「浜風句会発足20周年記念写真」も掲載してあり、盛りだくさんの句集となりました。
1月18日の句会でお渡ししますので、是非当日句会にご出席ねがいます。
金子うさぎさんが
熊谷市の「くまがや写真俳句コンテスト」でダブル受賞
11月に行われた第13回「森村誠一記念~くまがや写真俳句コンテスト」で金子うさぎさんが、「特選」と「熊谷賞」のダブル受賞されました。
作品は下の写真にあるように「引越しの荷もそのままに夏まつり」です。
この句の講評は熊谷市のホームページに以下のように書かれています(転載)。
「講評:引越しの疲れもなんのその、新しい街でまずはお祭りへ、という勢い。
この地の住人として、地に人に溶け込みたいという意志が感じられます。
きっと歓迎されることでしょう。 」
応募作品1409作品中、「特選」は5作品、「熊谷賞」は3作品という選考基準の中での受賞です。
詳しくは下記のURLをご覧ください。
https://www.city.kumagaya.lg.jp/kanko/shashinhaiku/dai13kaisakuhin.html
第41回神奈川現代俳句協会俳句大会 結果報告
2024.11.25 大西 惠
11月23日(土・祝)に開催された第41回神奈川現代俳句協会俳句大会において、浜風句会のメンバーが入賞しました。(応募総数:1,312句)
事前投句では残念ながら入賞は1人でしたが、当日、大会出席者で行われた当日句会においては、30位内に3人という好成績を収めました。
◆事前投句の部 (入賞:30位まで)
13位 あぶな絵の隅に百年紙魚でいる かわにし雄策
◆当日句会の部(席題:「凩(木枯)」または「坂」)
5位 本音吐くほどに凩強くなる 山戸 則江
13位 木枯の親子兄弟総出かな 國分 三德
18位 木枯しに触れると舌を噛みそうだ かわにし雄策
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37位 木枯し一号緩む関節二、三本 大西 惠
※山戸則江さんは、句会の前に行われた講演会の講演記録(テープ起こし)のお役をされました。
浜風会員の活躍が素晴らしい・・・多摩現俳大会で圧倒
11月4日(月・祝)に開催された第42回東京多摩地区現代俳句協会 俳句大会において、浜風句会のメンバーから5人が入賞、2人が大会選者特選賞を得るという好成績を収めました。(応募総数:644句)
◆入賞 20位(20句)中5句が浜風会員
2 位 生牡蠣を秘仏のごとく開きたり 桑田 青三
4 位 始発バス乗り込んで来た夏休み 島田 啓子
8 位 満月を貰い途方に暮れている 國分 三德
12位 国一つ生贄にして原爆忌 金子うさぎ
15位 QRコードに巣くう女郎蜘蛛 原田 洋子
◆大会選者特選賞
遠山 陽子 選
ちょい悪の人生でした唐辛子 桑田 青三
三浦 長閑 選
母の手の記憶を紡ぐ針供養 小峰トミ子
*桑田青三さんと島田啓子さんは上位にそれぞれ2句入っていましたが、「上位20位までの作品については、高点句であっても1人1賞」という決まりがあるため、1句のみの入賞となっています。
◆ 旧ホームページにある「お知らせ」欄はこちらでご覧頂けます(浜風句会発足20周年の記事など)。