はじめまして、はじまりの街交響楽団と申します。この度は当楽団にご興味をもっていただき誠にありがとうございます。
当楽団は、1999年に放送されたTVアニメ『デジモンアドベンチャー』の楽曲と、M.ラヴェル作曲『ボレロ』を演奏するために結成しました。
『デジモンアドベンチャー』は私が小学生のころに放送された作品で、7人の子どもたちが異世界「デジタルワールド」で未知の生物「デジタルモンスター(通称:デジモン)」との出会いを経て数々の苦難を乗り越えながら冒険していく物語です。放送から25周年を迎える2024年に、音楽を通してあの冒険を再現したいという思いから本企画が始動しました。
一方『ボレロ』はフランスの作曲家M.ラヴェルによって1928年にバレエ曲として作曲されました。同一のリズムが保たれている中でたった2種類の旋律が楽器を変えながら何度も繰り返し演奏されるという特徴的な構成をもつこの曲は、全世界で広く親しまれています。
『デジモン』と『ボレロ』…。一見なんの接点もないようなこの2作品ですが、TVアニメ『デジモンアドベンチャー』の放送開始前日の1999年3月6日に劇場公開された『(劇場版)デジモンアドベンチャー』では、BGMとしてこの『ボレロ』のみ使用するという試みがなされました。TVアニメシリーズの前日譚にあたる物語で、あの細田守氏の初監督作品でもあるこの作品では、幼い兄妹とデジモンの交流が『ボレロ』の音楽にのせて繊細かつ大胆に描かれています。
『デジモン』が好きな方も『デジモン』を観たことがない方も楽しんでいただけるような演奏会を実現すべく、運営一同鋭意取り組んで参ります。
奏者でのご応募も、演奏会当日にお客様としてご来場いただけることも、心よりお待ち申し上げております。
運営代表:あにー
京都府出身。中学では吹奏楽部でサックスをはじめ、高校では吹奏楽部…には入らず女子バスケットボール部のマネージャーを務め、大学で交響楽団に入りオーボエを始める。大学卒業後『魔法少女まどか☆マギカ』の楽曲を演奏するアマチュアオーケストラ・交響楽団「ワルプルギスの夜」の関西公演に参加し、アニメやゲームの音楽を演奏する楽しさを知る。好きなお菓子は杏仁豆腐と瓦せんべい。辛い物が全般が弱点。HNは大学の部活でViolaパートの先輩に「なんか“アニー”っぽい」との理由で名付けられた。
所属楽団:宇治シティフィルハーモニー(2016~2020年)、北宇治高校OB吹奏楽団(2017~2019年)、吹奏楽団NewGame⁺(2019~)
「はじまりの街」はデジモンシリーズに登場する街の名前です。デジモンはすべて「デジタマ」と呼ばれる卵から孵るのですが、亡くなってしまったデジモンのデータが集まりデジタマへ転生するのがこのはじまりの街です。
『デジモン』は、1990年代半ばに大流行した『たまごっち』の男の子向け玩具=”戦うたまごっち”として企画開発され、携帯型育成ゲームとしてシリーズが幕を開けました。その後、TVアニメやカードゲーム、漫画、家庭用据え置きゲームなど数々の展開を続けています。
TVアニメシリーズは『デジモンアドベンチャー』の放送翌年に、続編にあたる『デジモンアドベンチャー02』が放送され、さらに翌年には世界観やキャラクターを一新した『デジモンテイマーズ』が放送されました。その後も次々と新しいシリーズが制作されていますが、原点である『デジモンアドベンチャー』はファンの間で「無印」と呼ばれ今なお根強く愛されています。
そんな「原点」の物語の音楽を演奏する楽団として、また今までデジモンシリーズを観たり遊んだことがなかった方が「はじめて」デジモンに興味を持っていただける機会になればとの願いを込めて、「はじまりの街交響楽団」という団名にいたしました。
一緒に音楽を作っていってくださる奏者も、演奏会当日にお越しいただけるお客様も、「デジモンが大好き!全シリーズ追ってます!」という方から「デジモンは全然知らないけど…」という方まで、大勢の方にお集まりいただければ大変嬉しく存じます。