水深6,500mを超える深海オブ深海、超深海。
世界中、いや宇宙をも探求する研究者たちでさえ、容易にたどりつけない未知の世界。
この超深海をテーマとしたサイエンスカフェが、超深海Cafeです。
未知の世界にあこがれる人、科学好きな人、海が好きな人、深海で何かしてみたい人、そして珈琲が好きな人、
どなたでもお気軽にご参加ください。
共催:猿田彦珈琲・Hadal Uプロジェクト
2026年1月23日(金)19時~21時
場所:猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店
(東京都渋谷区神宮前1-18-20 原宿駅2階)
参加費:ワンドリンクオーダー制(お好きな飲み物をご注文下さい)
「チャレンジャー号」と聞いて思い浮かべるのは、米国のスペースシャトルでしょうか?
このスペースシャトルの名前は、実はイギリス海軍の軍艦であり海洋調査船としても活躍した「チャレンジャー号(HMS Challenger)」に由来しています。
「チャレンジャー号」は1872年~1876年にかけて世界を一周する大航海を行いました。1875年には開国間もない横浜に寄港しました。
1840年頃まで、“300ファゾム(約540m)”より深い海には生物はいないと考えられていました。ところが、少しずつ深海から生物が採集され、とくに化石でしか見つかっていない生物が見つかるようになったのです。深海調査を行うべしという英国海洋院の建議が出され、大航海が実現したのです。
この航海では、実に4,700種あまりもの海洋生物(うち深海生物の新種約3500)が確認された生物調査のみならず、堆積物採集、海洋の測深、海水の物理化学計測などが行われ、その成果は50巻にもおよぶ「チャレンジャー号報告書 (Report on the Scientific Results of the Voyage of H.M.S. Challenger during the years 1873-76)」にまとめられました。採集標本や観測データは大英自然史博物館、グリニッジ海事博物館などに納められ、世界に向けて閲覧に供しています。
2026年は、英国への帰港から150年となります。
150年前、チャレンジャー号は蒸気機関を搭載してはいたものの帆走が主力でした。この時代に、かくも挑戦的な調査航海が実現できたのはなぜなのか。未知なる深海に拓いた挑戦者(Challenger)たちは、何を見て、何を感じたのか。
大胆な挑戦が敬遠されがちな現在にこそ、チャレンジャー号航海の偉業を振り返り、私たちは何を学べるのか考えてみたいと思います。
話題提供者:北里 洋(東京海洋大学/Hadal-U Project代表)
猿田彦珈琲オリジナル「超深海ブレンド」を、イベント日のみの
特別メニューとして、お店でドリップ[HOT]&アイスコーヒーで
ご提供いたします(630円)。
超深海のお話とともに、超深海をイメージしてブレンドされた一杯をぜひお楽しみください。
お気に召しましたら、店頭で販売している「超深海ブレンド」ドリップバッグ5袋入りもぜひお土産にどうぞ。
お家でも超深海に思いを馳せてみてください。
これまでの開催
2025年8月18日(月)19時~21時
場所:猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店
(東京都渋谷区神宮前1-18-20 原宿駅2階)
参加費:ワンドリンクオーダー制(お好きな飲み物をご注文下さい)
超深海の海底を掘削し、海溝型地震の履歴やメカニズムの解明に挑むーーーそんなプロジェクトが進行中です。
地球深部探査船「ちきゅう」。
日本の研究機関、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用し、国際プラットフォームとして活躍中の科学掘削船は、今年の10月から、東北地方沖の日本海溝の掘削プロジェクトを行います。
日本海溝は、2011年の東北地方太平洋沖地震の震源となった場所。
水深7,000mを超える超深海で、到達すること自体が困難な場所ですが、これまでにもこの海域の科学掘削が行われており、地震と津波のメカニズムに迫ってきました。
今回の超深海カフェでは、「ちきゅう」による超深海掘削プロジェクトをご紹介します。
話題提供者:高橋 可江(サイエンスコミュニケーター)
北里 洋(東京海洋大学/Hadal-U Project代表)
2025年3月27日(木)19時~21時
場所:猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店
(東京都渋谷区神宮前1-18-20 原宿駅2階)
参加費:ワンドリンクオーダー制(お好きな飲み物をご注文下さい)
超深海をイメージした「超深海ブレンド」。
「深み」「ゆったりとした時の流れ」「数千年かけて循環する深層水」…
研究者のイメージをもとに、猿田彦珈琲が、試行錯誤を重ねて ”超深海” を表現したコーヒーです。
じつは秘蔵の豆が使われているとか。
珈琲づくりのこだわりが詰まった開発秘話をお届けします。
さらに、コーヒーづくりと超深海の関係は??
「陸と海の循環」「テロワール」「自然との共生」をキーワードに、考えてみたいと思います。
話題提供者:都築 尚徳(猿田彦珈琲)
北里 洋(東京海洋大学/Hadal U Project代表)
2024年11月14日(木)19時~21時
場所:猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店
(東京都渋谷区神宮前1-18-20 原宿駅2階)
参加費:ワンドリンクオーダー制(お好きな飲み物をご注文下さい)
話題提供者:北里 洋(東京海洋大学/Hadal U Project代表)
「超深海」という言葉を作ったのは実はデンマーク人だそうです。
南デンマーク大学にて超深海研究を行っている小栗一将ハカセに、
デンマークの超深海研究事情や小栗ハカセが開発した深海探査システム“ランダー”について伺います。
話題提供者:小栗 一将(南デンマーク大学)
超深海研究をみんなで盛り上げようという思いで立ち上げたHadal Uプロジェクトのご紹介をします。そして、どうしたらみなさんに参加してもらえるか、様々な参加の在り方を一緒に考えたいと思います。
話題提供者:北里 洋(東京海洋大学)
お問合せ: Hadal U Project email: info.hadalu"at"gmail.com
※ "at" をアットマークに替えて、メールにてご連絡ください。