担当としている主な講義・実習について紹介します。
1年生の必修科目です。多様な人の利用、景観による癒し効果など、人を意識してデザインされたキャンパス内のガーデンエリアの解説(私たちの研究室で管理しています!)、植物活用の事例として多肉植物の寄せ植え、花壇整備や畑での野菜栽培など、実際にフィールドに出て様々な体験をしてもらっています。
2年生の必修科目です。緑と人の健康に関する様々な理論や仮説、過去の著名な研究から最新の研究までの解説を広く行う概論的な講義です。私達の生活の中でいかに緑が活用されているのか、また、そもそもなぜ緑が活用されているのかという点についても理解を深めます。
2年生の選択科目です。こちらは人の生活に植物を取り入れることを念頭に置いた栽培手法を解説する座学の講義となります。見て、触れて体感しながら学ぶのが大切ですので、実際に植物や種子、土や肥料を見てもらったり、触ってもらったりしてもらいながら、受講してもらっています。
2年生の必修科目です。森林療法、アロマセラピー、園芸療法・園芸福祉など、緑を活用した国内外の様々な療法について解説します。座学ではありますが、植物の香りや自然音などを用いて、可能な限り体感型で学んでもらう形で実施しています。
3年生の選択科目です。農福連携に関する背景や基礎的知識に加え、園芸や農作業を活かした事例について、解説します。この講義の担当コマ数は多くないのですが、基礎の部分を理解してもらえるように丁寧な説明を心がけています。
3年生の選択科目です。2年生の生物介在療法学のような,療法に限らない,植物の様々な活用方法について解説します。こちらも座学ではありますが,障がい体験×園芸等のワークも交え,感じてもらうことを重視した構成としています。
研究室の3年生、4年生向けの必修科目です。植物や緑地の利活用には,基本的な園芸や緑地に関するの知識やスキルが欠かせません。私の担当回では植物の播種(種まき)からその活用までの一連の流れや、緑地の景観評価等の体験をしてもらっています。例えば,ドライフラワーに適したセンニチコウなどを播種し,栽培,収穫して,スワッグやハーバリウムを作成したり、神奈川県公園協会様のご協力のもと、近隣の公園での寄せ植え等の活動を実施しています。
4年生の必修科目です。「緑」と「人」をキーワードに、学生自身で自由に考えたテーマで卒業論文に取り組んでもらっています。以下は過去、または現在の研究テーマです。
研究内容をさらに整理して学会で発表したものや、論文として学会誌に掲載されたものに★を付けています。
2026年度
・精油利用によるペットへのリスクに対する飼い主の認識と理解の実態
・植物介在活動における実施者と参加者の良好なコミュニケーション形成に向けた検討
・子どもの自然への関心を喚起する「室内ビオトープ」の提案と作製
・ハーブの新しい活用方法の検討 ー香りのある絵の具制作とその活用ー
・登山の心理的効果にもたらす要因に関する探索的研究
・社会的健康の程度による園芸活動のストレス緩和効果の比較
・紅茶の飲用による生理・心理的鎮静効果
・天然芝と人工芝に接した際の感情状態の比較
・ハーブティーの継続的な飲用による頭痛軽減効果
・香水の心理的効果に関する研究 ー代表的な5種による比較ー
・サツマイモ基腐病の発生と気候の関係性
・自宅の庭が子どもに与える影響
・老人ホーム入所者の生きがいに関する研究
・植物の存在がスマートフォン利用時の心理面に与える影響
・ハーブティーの飲用による心身への効果
2025年度
・季節ごとの自然を扱った絵本の読み聞かせが園児の季節感覚に与える影響
・緑地の景観的価値を向上させる要因に関する研究
・室内に置かれた花の色が空間の印象に与える影響
・水辺空間が緑地の景観評価に与える影響
・多肉植物の管理手法に関する研究
・室内における動物と植物の適切な共存方法に関する研究
・自然に関心を持つきっかけに関する研究
・実施環境の違いが栽培実習の教育的効果に与える影響
・実施環境の違いがハーブボールによるセルフケアの効果に与える影響
・農の景観的価値評価に関する研究
・起床時の心身反応に対する香りの影響
・小規模な改良によるビオトープ内の水質の改善に関する研究
・評価する季節が植物の印象に与える影響
・緑及び水域が都市景観の開放感に与える影響
2024年度
・生花の設置がイベントにおける満足度及び参加意欲に与える影響
・地域コミュニティの参加動機に関する検証-A市大規模団地の園芸関連コミュニティを事例として- ★
→「人間・植物関係学会誌」に掲載!論文はこちらから
・日本国内における香水需要の現状調査
・都市部における家庭菜園の課題に関する研究
・園芸活動による実施者および対象者への生理・心理的効果
・飲用する環境がコーヒーの味に対する評価に与える影響
・室内空間への木材の導入が集中力の持続時間に与える影響
・緑視率の違いが心理的効果および作業効率に与える影響
・園芸活動が高校生の意識変容に与える影響
・森林散策の360°動画の視聴によるポジティブ感情への影響
・コーヒー豆の種類によるストレス緩和効果の比較
・精油の香りによる緊張緩和効果
・植物活用プログラムの内容及び参加者の属性による満足度の違いに関する研究
・ハーブティーを淹れる手段による飲用の心理的効果の違いに関する研究
2023年度
・植物配置がデスクワークにおける作業効率およびストレスに与える影響 ★
→「日本緑化工学会誌」に掲載!論文はこちらから
・コーヒーの香りが作業時の注意力に与える影響 ★
→「におい・かおり環境学会誌」に掲載!論文はこちらから
・緑地の360°の動画によるストレス緩和効果
・目線の高さの違いによる景観の印象評価と視線の比較
・ローズマリーの香りによるストレス緩和効果
・チューベローズの香りによるストレス緩和効果