配列への算術演算の適用

ユニバーサル関数（またはufunc）は、ndarrayオブジェクトを操作するNumPy関数です。多くのufuncは、配列間の数学的操作に関連しています。

以下のような数学的操作
add()
subtract()
multiply()
divide()
power()
を簡単に適用することができます。

基本的な統計的計算

amin(ar),  amax(ar)：
配列の最小値、最大値を返します。

sum(ar)：
すべての要素の和を計算。

mean(ar)：
算術平均値を計算。

median(ar)：
中央値を計算。

std(ar)：
標準偏差を計算。

quantile(ar,q)：
データのq番目の四分位数を計算。

2次元配列の場合、追加の引数を加えることができます。
axis=0で行の統計量を計算。
axis=1で列の統計量を計算。

三角関数と対数関数の演算の適用

e, pi：
オイラー定数と円周率の値を返します。

sin()、cos()、tan()：
ラジアンで値を受け取り、対応するsin、cos、tanの値を生成。

sinh()、cosh()、tanh()：
ラジアンで値を受け取り、対応するsinh、cosh、tanh値を生成。

log()、log10()：
eおよび10を基数とする対応する対数を計算。

集合操作の適用

unique()：
任意の配列からユニークな要素を返します。例えば、集合配列を作成します。(1次元のみの場合)

union1d(ar1, ar2)：
ar1とar2の和集合を計算。

intersect1d(ar1, ar2)：
ar1とar2の積集合を計算。

setdiff1d(ar1, ar2)：
ar1とar2の差集合を計算。

isin(ar1, ar2)：
ar1の各要素がar2に存在するかどうかを調べます。

注：Pythonの集合はndarrayに変換できません。