動物のこころを科学する

ヒトを含む動物の認知様式の多様性を系統発生や適応という観点から明らかにすることを目標にしています。これまで鳥類と霊長類を対象に研究してきました。現在、当研究室では、げっ歯類(主にマウス)およびヒト成人を対象にした研究に取り組んでいます。

研究テーマ

現在取り組んでいる主な研究テーマです。

お知らせ

2024/2/13

日本基礎心理学会第41回大会における「シンポジウム2:動物の認知研究の陥穽を越えて」の講演論文が基礎心理学研究に掲載されました。
https://doi.org/10.14947/psychono.42.16

『動物に「心」は必要か 増補改訂版:擬人主義に立ち向かう』の書評も掲載されました。
https://doi.org/10.14947/psychono.42.9
東京大学出版会のページでも書評を紹介いただきました。
https://www.utp.or.jp/news/n104517.html

2023/10/09

2024年1月から3年間、『動物心理学研究』の編集委員長をお引き受けすることになりました。

2023/10/09

日本動物心理学会第83回大会でマウスの見本合わせ課題中の運動の軌跡をDeepLabCutで解析した様子を発表してきました。
https://sites.google.com/view/jsap2023 

2023/8/21-24

大阪大学人間科学研究科/人間科学部にて、比較行動学の集中講義を担当しました。最終日には比較行動学セミナーにて「ヒトである実験者がヒト以外の動物の認知を研究する」というテーマで講演しました。

2023/8/2

第46回日本神経科学大会のランチョンセミナー「ここまでできた! 動物行動タスク」でマウスの視覚弁別訓練(シェイピング)のコツについて講演しました。

2023/2/28
心理学評論の特集号「伴侶動物の心をさぐる」にコメント論文が掲載されました。

2023/2/24

DocswellにPsyToolkitの使い方を説明したスライドを公開しました。
https://www.docswell.com/s/gotoccl/ZXY1D2-2023-02-24-221325


2022/12/04

日本基礎心理学会第41回大会において、「シンポジウム2:動物の認知研究の陥穽を越えて」にて講演しました。
https://www.jps2022.com/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0

2022/10/.27

マウスのゲシュタルト知覚に関する解説論文が視覚学会の学会誌『VISION』に掲載されました。

https://doi.org/10.24636/vision.34.4_98

2022/10/15

日本動物心理学会第82回大会において、マウスにおけるメタ認知に関する研究成果を報告しました。

https://sites.google.com/view/animalpsych2022/

2022/09/07

マウスのゲシュタルト知覚に関する解説論文が視覚学会の学会誌『VISION』に受理されました。

2022/09/07

言語進化国際合同会議においてマウスのメタ認知についての研究成果を報告しました。
https://sites.google.com/view/joint-conf-language-evolution/home

2022/01/14

ハトは、幾何学的な法則にもとづき試行ごとに生成される構造を検出できるという論文がAnimal Cognitionに掲載されました。
https://doi.org/10.1007/s10071-021-01586-1 

2021/10/08

マウスは霊長類が見るゲシュタルトを知覚せず、構成要素を加算的に知覚するという論文がJournal of Experimental Psychology: Animal Learning and Cognitionの比較認知特集号に掲載されました。

https://doi.org/10.1037/xan0000291

2021/09/22

視覚学会のシンポジウム “動物の視覚認知:比較認知研究の最前線”にてげっ歯類におけるゲシュタルト知覚研究というタイトルで講演しました。
http://vision-lab.tp.chiba-u.jp/vsj2021summer/workshop.html

2021/09/01-08

日本心理学会第85回⼤会において、マウスにおけるメタ認知的コントロールに関する研究成果を報告しました。

2021/01/16

『動物心理学研究』の編集委員長に就任しました。

2020/11/22

日本動物心理学会第80回大会(鹿児島大学、オンライン開催)で当研究室から2件の研究成果を報告しました。

https://sites.google.com/view/jsap2020/home

2020/11/04

日本心理学会第84回大会「学部生・高校生プレゼンバトル」(若手の会企画)にて、当研究室卒業研究に取り組んでいる渡邉さんの発表が、ベストプレゼンター第3席に選出されました。どうもおめでとうございます

http://wakate.psych.or.jp/record.html

2020/08/03

タッチモニタを用いたマウスにおける視覚弁別の手続きを詳述した論文が動物心理学研究に掲載されました。https://doi.org/10.2502/janip.70.1.2

2020/06/29

新学術領域研究 共創的コミュニケーションのための言語進化学に後期公募班として参加しています。第5回領域会議で今後の研究計画について発表します。

2020/01/29

ハトとハシブトガラスは霊長類が見るゲシュタルトを知覚せず、構成要素を加算的に知覚するという論文がLearning & Behaviorに掲載されました。

https://rdcu.be/b0TUk

2019/12/08

日本人間行動進化学会第12回大会(明治学院大学白金キャンパス)の招待講演にて、「採餌行動の認知機構と被食者の形態の適応進化」という講演をしました。

https://inukailab.com/hbesj/

2019/10/25

「正解は一つじゃない 子育てする動物たち」が東京大学出版会から出版されます。「5章 出産・子育てをめぐる心と体のしくみ―ラット」を執筆しました。

http://www.utp.or.jp/book/b472142.html

2019/10/11

日本動物心理学会第79回大会(専修大学)の自由集会「動物行動実験・解析手法の展開」にて、「タッチモニタを用いたげっ歯類の学習実験の実際」という講演をしました。

https://osf.io/63e8r/

2019/07/22

心理学ワールド86号(2019年7月)の小特集「父親の心理学」を担当しました。

https://psych.or.jp/publication/world086/

2019/04/30

「行動分析学事典」が丸善出版から出版されました。「比較認知」「概念学習」の項を執筆しました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4621303139

2019/04/12

第26回比較認知学会 (Comparative Cognition Conference)のシンポジウムに招待され、研究成果を発表してきました。この発表に関して、日本科学協会の海外発表促進助成をいただきました。

http://comparativecognition.org/conference.php

2019/01/30

第33回関西学院大学応用心理科学研究センター研究会で研究成果を発表しました。

http://kgu-caps.com/news/2370/

2019/01/05

第2回犬山認知行動研究会議で研究成果を発表しました。

https://sites.google.com/view/icbm-2/home

2018/12/01

日本基礎心理学会でマウスの数量弁別に関する研究成果を発表しました。

http://www3.psy.senshu-u.ac.jp/~jps2018/

2018/08/30

卒研生の木村さんが第78回日本動物心理学会で卒業研究の一部の成果報告をしました。

2018/07/17

心理学ワールドの心理学ライフに「ワーク・ライフ・バランスと育児休職」というエッセイを寄稿しました。

https://psych.or.jp/publication/world082/pw23

2018/07/01

中尾央先生と共著のメタ認知論文が動物心理学研究の優秀論文賞を受賞しました。

http://plaza.umin.ac.jp/dousin/ronbunsho.html

2018/06/15

「基礎心理学実験法ハンドブック」が朝倉書店から出版されます。「意識・内省に関わる方法」(佐藤暢哉先生との共著)および「系統発生・行動生態学的研究」の項を執筆しました。

http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-52023-1/

2018/05/31

動物心理学研究のアクセス統計を調べた論文が動物心理学研究に掲載されました。

https://doi.org/10.2502/janip.68.2.1

2018/03/10

行動科学学会第34回ウィンターカンファレンスin岩手の教育講演を担当しました。

http://www.jabs.jp/taikai.html

2018/03/08

Animal CognitionのAssociate Editorに就任しました。

http://www.springer.com/life+sciences/behavioural/journal/10071

2018/01/06

第1回犬山認知行動研究会議で研究成果を報告してきました。

https://langint.pri.kyoto-u.ac.jp/langint/news/icbm/index.html

2017/12/18

ベーシック発達心理学の12章を執筆しました。

http://www.utp.or.jp/book/b331381.html

2017/09/01

行動2017で研究成果を報告してきました。

http://darwin.c.u-tokyo.ac.jp/Behavior2017/

2017/07/20

第40回日本神経科学大会で研究成果を報告してきました。

http://www.neuroscience2017.jnss.org/

2017/02/10

左右差消失マウスの研究成果が相模経済新聞に掲載されました。

http://www.sokeinp.com/?p=13597

2017/02/08

新しいGoogleサイトにページを移しました。

2017/01/02

海馬左右非対称性が消失したβ2m KOマウスでワーキングメモリを調べた論文がNeurobiology of Learning and Memoryに掲載されました。

http://dx.doi.org/10.1016/j.nlm.2016.12.020

2016/11/23-25

日本動物心理学会第76回大会で研究成果を報告してきました。

http://square.umin.ac.jp/doushin76/

2016/10/18-19

九州大学理学部で特別講義ならびに研究セミナーをしてきました。

2016/10/08

脳科学若手の会第18回談話会「動物におけるメタ認知の研究課題と展望」で講演しました。

http://brainsci.jp/blog/2016/10/08/18th_talk/

2015/09/18

ラットの行動解析ハンドブック(西村書店)が出版されました。第18章摂食行動、第19章飲水行動の翻訳を担当しました。

2015/06/05

ハトのバイオロジカルモーションの弁別に関する論文がAnimal Cognitionに掲載されました。

http://dx.doi.org/10.1007/s10071-015-0880-2

2015/04/11

「動物たちは何を考えている? -動物心理学の挑戦- (知りたい! サイエンス)」が出版されました。

http://www.amazon.co.jp/dp/4774172588

2015/02/06

メタ認知に関する総説論文が動物心理学研究に掲載されました。http://dx.doi.org/10.2502/janip.65.1.1

2014/12/03

「学習理論の学際的展開について」という意見論文が動物心理学研究に掲載されました。http://dx.doi.org/10.2502/janip.64.2.2

2014/03/19

アオカケスの探索像に関する論文がJournal of Experimental Psychology: Animal Learning and Cognitionに掲載されました。 http://dx.doi.org/10.1037/xan0000019