拠点:0地点 北海道札幌市中央区北1条東11丁目15−22
2002年、札幌市生まれ。
札幌大谷大学芸術学部美術学科油彩専攻卒業。
現在、同学科 写真・映像・メディアアート専攻研究生。
視覚的に定着した地域の歴史や文化を引用したがら、都市体験における精神性を主題に風景の二次創作を制作しています。
2024年より苗穂地区の共同アートスタジオ、0地点に入居。また2025年より北海道の学生によるオルタナティブコミュニティの合同展「北の美大展」の実行委員代表を務め、主に北海道の学生アートシーンの振興やコミュニティ構築のため活動しています。
《地 下の 星 を 運 ぶ》 平井 柊哉 2025 アルミ、アクリル、カッティングシート、LED
拠点:芸宿 石川県金沢市小立野4-2-1
2002年 鎌倉市出身。
金沢美術工芸大学 彫刻専攻4年/芸宿住人(2024年参加)。
一方通行のメッセージから浮かび上がる構造の非対称性や、組織における個人の行動に焦点を当てている。情報が錯綜する現代社会において、自分の目に映るものを見つめ直し、有限性を認識した上で、何を見つめるのかを問いかける。
《波のゆくすえ》 間瀨 円也 2023 インスタレーション
拠点:one room 京都府京都市右京区 嵯峨五島町1 (嵯峨美術大学・短期大学キャンパス内クラブボックス)
2002年大阪生まれ。
嵯峨美術大学複合領域所属。
個が個のまま、思いがけず他者と関わることをテーマに、様々なメディアを用いて制作しています。
2023年より、学内企画one roomの実行委員長を務めています。
《声変わりのモニュメント》 矢田 夏暉 2025 125×200×100cm ミクストメディア
拠点:AVA 東京都台東区池之端2丁目6−12
東京芸術大学 在学中 / AVA代表。
「見えてしまったこと」に対する不安と、それが生み出す借仰や主体の揺らぎををテーマに作品を制作したり、テキストを書いたりしています。証明できないが確かに存在するものに焦点を当て、私たちの視覚が何をじうるのかを問い直します。
《CURE》 坂下剣盟 2025 インスタレーション
沖縄県立芸術大学 在学中。
2002年京都市生まれ。
沖縄県立芸術大学油画専攻在学。
引きこもりの経験から、「部屋」をモチーフに心象風景的な室内画を描いています。
私にとって部屋とは原風景であり、時間の知覚そのものでもありました。『惑星ソラリス』の「海」のような、彼岸的な場所です。
Drawing Of Nowhere シリーズ 渡辺 修昌
拠点:Art Center Ongoing 東京都武蔵野市吉祥寺東町1丁目8−7
1976年東京都生まれ。Art Center Ongoing及びArt Center NEWディレクター。文化庁新進芸術家海外研修制度にてウィーンに滞在(2021年-2022年)。アートプロジェクトTERATOTERAディレクター(2009-2020年)、レター/アート/プロジェクト「とどく」ディレクター(2020-2022年)ほか、多くのプロジェクトを手掛ける。令和6年度(第75回)芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
アーティスト。多摩美術大学美術学部在学。アートスペースAVAの立ち上げ、元運営メンバー。
批評家。これぽーと主宰。2021-2025年6月まで横浜美術館学芸員。
AVAは、学生と若手作家が主体となって運営するアーティスト・ラン・スペースです。
大学や制度の枠を越えた、学びと実践の場をつくることを目的に活動してきました。
◾️AVA 外観
東京都台東区池之端2丁目6−12
▼スペースのはじまり
私たちのスペースは、2023年4月に学生主体で立ち上げられました。
もともと若手作家が集うスペース「HB.Nezu」だった場所を引き継ぎ、新たな運営体制のもと始動しました。
現在は、2025年7月に新メンバーを迎えAVA2.0として新体制となり活動を続けています。
▼結成の背景
2020年からのコロナ禍を経て、大学内での教授・学生間、学生同士の交流は減少。大学がアーティスト育成の場として機能しにくくなっていることに、危機感を抱いた学生の呼びかけにより、AVAはスタートしました。
▼AVAでの取り組み
AVAはこれまで、さまざまな文化的施設がある根津に自己資金で3階建物件の2、3階を借り、展覧会やイベントの企画・開催、講師を招いた自主ゼミ・勉強会、これらの活動で得た研究成果をまとめた機関誌の制作など多様な活動を自主的に行ってきました。
▼AVAの学びのかたち
AVAでは、メンバー同士が主体的に学び合う ディスカッション形式の勉強会や自主ゼミ を定期的に開催しています。普段はAVAの3階スペースで、自作の黒板を壁に掛け、メモを取りながら進行。毎回のテーマに沿って、問いを立て、考えを共有し合う場となっています。
▼機関誌と出版活動
AVAでは、機関誌「AVA1」の制作に取り組みました。
この機関誌は、これまでの約2年半にわたる活動や対話の集積としてまとめられた重要な成果物です。制作にあたってはクラウドファンディングを実施し、目標を大きく上回る支援を達成。その成功をもとに、機関誌の刊行が実現しました。
2025年7月10日に発売されました。
▼地域とのつながり
AVAが位置する台東区・根津は、歴史や文化が色濃く残る地域です。
この場所で活動する私たちは、地域との関係性も大切に育てています。
展覧会には地元の方が多く足を運んでくださったり、現在、地域の方がボランティアで広報サポートしてくれています。また朝の街の清掃活動や、周辺のギャラリー・文化施設との交流も。
ただ「借りている場所」ではなく、地域に根ざしたアートスペースとして、AVAは日々育っています。
◾️0地点 外観
北海道札幌市中央区北1条東11丁目15−22
0地点は、札幌を拠点に活動するアーティストらが、築90年以上の古民家を利用して2021年に開設したアートスタジオです。現在は、入居アーティストの制作スタジオとしての利用はもちろん、不定期でオープンスタジオやイベントを開催し、地域の方や芸術文化に興味をもつさまざまな方の交流場所になることを目指しています。
◾️one room 矢田夏樹展示風景
京都府京都市右京区 嵯峨五島町1 (嵯峨美術大学・短期大学キャンパス内クラブボックス)
「one room」は、2007年に嵯峨美にて当時学部生の加納俊輔氏を中心に企画されました。実行委員会は解散と 集結を繰り返し、「one room」は次第に嵯峨美内で幽霊的に存在する企画となりました。近年で再び集結した実 行委員会「one room」を通して学内外問わず、芸術を志す学生を刺激することを目標に現在も活動しています。
東京都武蔵野市吉祥寺東町1丁目8−7
▶︎Art Center Ongoingホームページ
Art Center Ongoingはギャラリー、ライブラリー、カフェを併設した小さな芸術複合施設です。2008年1月にオープンし「現在進行形の実験的な表現を追及できる場」という想いのもと、これまで数多くのアーティストを紹介してきました。