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アートスペースAVAは、2023年4月に東京・台東区で活動を始めました。
コロナ禍で人が集まる場が減るなか、「自分たちの手で集まれる場所をつくりたい」という思いから、学生が立ち上げたスペースです。これまで、展覧会や勉強会、自主ゼミ、書籍制作などを手探りで続けてきましたが、同世代でオルタナティブなスペースを運営している仲間に出会う機会は、ほとんどありませんでした。
そんな中、北海道でも同じように学生がスペースを運営していることを知り、「自分たちだけじゃなかった」と大きな励ましを受けました。しかし、全国に点在するこうした実践が、互いに出会い、学び合う機会はほとんどありません。
それなら自分たちで場をつくろう──そんな思いから、『藝環会』は始まりました。
スペース運営は「3年が限界」と言われることもあり、継続の難しさが常に課題です。今回のトークイベントでは、立ち上げ間もない運営者から、10年以上活動を続けてきた実践者までが集まり、それぞれの経験や課題、将来のモデルを共有・検討します。
また、美術館の外側から継続的にオルタナティブな美術の可能性を探る場としても企画しています。
登壇者には、コロナ後に誕生した新しいスペースの運営者、これから立ち上げを目指す人、そして長年活動を続けてきたベテランまで、多様な背景を持つ方々が参加します。地域ごとの立ち上げの経緯や課題への向き合い方、継続のための工夫など、多角的な議論が交わされる予定です。
『藝環会』は、点として存在していた若手スペース運営者をつなぎ、AVAを起点に“面”としてのネットワークを育てる第一歩です。コロナ禍が落ち着いた今だからこそ、持続可能なスペース運営のあり方を見直し、散発的に行われてきた実践を共有することで、地域に新たな文化の生態系が生まれることを願っています。
「藝環会があったから、今がある」──そう言ってもらえる未来につながる、実りある場を目指します。
●「藝環会」台東区ホームページ
スペース紹介をしているサイト一覧
●「daitai art map(だいたいアートマップ) https://daitai.art/
●例外アートスペース https://reigai.space/