GameBaseDx11を使ったゲームプログラムがどんなものなのか、簡単に説明します。
まずはこちらからサンプルプログラムをダウンロードしてVisualStudioで開いてみてください ⇒ サンプルダウンロード
このサンプルはGameBaseDx11を使って作ったものです。
たくさんのソースファイルがありますが、図にすると以下のようになっています。
ゲームには見えるもの、見えないもの含めて色々なものが存在し、それぞれが親子関係を持っています。(ここで言う親子は、クラスの継承とは別)
上の図は、左の方が親で右が子です。左が上司で右が部下と考えても良いでしょう。
左側の3マスは最初はあまり気にしなくていいです。大事なのは中央の赤枠で表した部分。
ひとつのゲームには、複数のシーンがあります。(今回のサンプルだと3つ)
最初はプレイシーンが実行(青矢印)されますが、何らかの条件でプレイシーンは終わり、
クリアシーンやゲームオーバーシーンが実行されます(点線矢印)。
そして、ひとつのシーンには複数のゲームオブジェクト(物)が登場します。
例えばプレイシーンには「戦車」や「地面」、複数の「キノコ」が登場します。
さらに、戦車の子として砲台が登録されています。
これにより、戦車が移動すれば砲台もついてくる――というような動きが実現できます。
ちなみに黄色の部分はすでに作られているのでほとんど触ることは無く、作るのは青い部分のみです。
さらに赤枠のシーンについてはだいたい作りが同じなので、ほとんどコピペでできてしまいます。
さらに次のような機能も用意してあります。
本来、画像や3Dモデルを表示したり、音を鳴らすためには面倒なコーディングが必要になります。
しかしそれらもあらかじめ作成(黒枠)してあり、さらにそれを使いやすくするためのプログラム(赤枠)も作成してあります。
これによって、楽にゲームが作成できるようになっています。
ただし、ゲームプログラマーになろうと思ったら、この面倒な部分を自作できなければいけないので忘れないように。