Problem Gambling Severity Index (PGSI)

Problem Gambling Severity Index (PGSI)は、Harold Wynne博士、Jackie Ferris博士によって開発された、ギャンブル問題の自記式スクリーニング尺度です。世界各国でギャンブル問題の有病率調査に用いられている他、ギャンブル問題、ギャンブル障害の支援、治療の現場でも短時間で回答できる尺度として利用されています。

​各項目0~3点(0:まったくない, 1:時々, 2:たいていの場合, 3:ほとんどいつも)、9項目合計で0~27点の範囲をとり、合計点によって以下のように分類されます。

日本におけるギャンブル等依存に関する疫学調査のデータを用いた検討では、DSM-5のギャンブル障害診断に対するPGSI各分類の層別尤度比(SSLR)は以下の通りとなっています。

PGSI日本語版は、原版版権者のHarold Wynne博士から承認を受けて翻訳され、日本の一般人口を対象にした研究で妥当性、信頼性が確かめられています。

用途

ギャンブル問題のスクリーニング

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開発論文 

日本語版版権者

Harold Wynne, Jackie Ferris, Ryuhei So, Sanae Kishimoto, Toshi A. Furukawa.

尺度の利用

非営利目的の場合、PGSI日本語版は開発論文の引用を条件に、日本語版版権者への許諾依頼なしに無償でご利用いただけます。臨床での利用についても、日本語版版権者への許諾依頼は不要です。Webサイトやスマートフォンアプリへの組込みなども非営利目的であれば無償です。営利目的の利用をお考えの場合はお問い合わせください。

文責:宋龍平

最終更新:2024-07-30