GRCS (Gambling Related Cognitions Scale)

Gambling Related Cognitions Scale(GRCS)は、Namrata Raylu博士、Tian Po Oei博士によって開発された、ギャンブル障害者の非合理的な考えを測定する自記式尺度です。世界各国でギャンブル障害者の非合理的な考えを測定するために用いられている他、ギャンブル問題、ギャンブル障害の支援、治療の現場でも回答できる尺度として利用されています。


​各項目1~7点(1:かなりあてはまらない, 2:わりとあてはまらない, 3:少しあてはまらない, 4:どちらともいえない, 5: 少しあてはまる, 6:わりとあてはまる, 7: かなりあてはまる)、23項目合計で23~161点の範囲をとります。また、GRCSの特徴としては、以下の5つのギャンブル障害の非合理的な考え方を測定することができます。


GRCSS日本語版は、原版版権者のTian Po Oei博士から承認を受けて翻訳され、日本の一般人口を対象にした研究で妥当性、内的整合性が確かめられています。




用途

ギャンブルに関連する非合理的な考えのアセスメント

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開発論文 

日本語版版権者

Kengo Yokomitsu

尺度の利用

非営利目的の場合、GRCS日本語版は開発論文の引用を条件に、日本語版版権者への許諾依頼なしに無償でご利用いただけます。臨床での利用についても、日本語版版権者への許諾依頼は不要です。Webサイトやスマートフォンアプリへの組込みなども非営利目的であれば無償です。営利目的の利用をお考えの場合はお問い合わせください。

文責:横光健吾

最終更新:2024-07-30