第15回全国高校生未来会議
~火山噴火と防災教育~
~火山噴火と防災教育~
日本は「火山列島」と呼ばれるほど、多くの活火山を抱えています。噴火は私たちの生活や自然環境に大きな影響を及ぼす一方で、温泉や肥沃な土壌など、恵みをもたらす存在でもあります。火山との共存は、まさに日本の歴史とともに歩んできた課題であり、現代に生きる私たちが改めて向き合うべきテーマです。
第15回全国高校生未来会議プレイベントでは、「火山と生きる」をテーマに掲げます。古代から現代に至るまで、人々が火山とどのように向き合い、災害を乗り越えてきたのかを学びながら、火山がもたらすリスクと恩恵の両面について考察します。さらに、地域社会や科学技術の力を生かし、これからの時代にふさわしい「火山との共生」のあり方を高校生自身の視点で探っていきます。
火山の噴火を止めることはできません。しかし、知識を深め、備えを広げることで被害を減らし、命を守ることはできます。自然とともに生きる知恵を共有し、未来を担う私たちが「火山と生きる社会」を築くための第一歩を踏み出していきます。
第15回全国高校生未来会議のプレイベントが、12月13日(金)に開催されます。
今回のテーマは「火山防災」。日本各地に存在する火山と、私たちはどのように向き合い、共に生きていくことができるのかを考えます。
ゲストには、山梨県富士山科学研究所の岡田夏美先生をお招きします。
岡田先生は、富士山の火山活動の研究や、防災教育を通じて地域の人々と協力しながら、火山と人との共生を探ってこられた専門家です。
イベント当日は、火山の仕組みや噴火のしくみをわかりやすく学びながら、もしもの時に私たちができる備えや行動について一緒に考えます。
また、全国の高校生同士で意見を交わし、「火山対策アクションプラン」を話し合う時間も予定しています。
12月13日
場所: オンライン上(zoomを予定)
参加費: 無料
参加資格: 中学3年生~高校3年生、またはそれに準ずる年齢
人数: 100人
■イベント名:第15回全国高校生未来会議プレイベント
■テーマ:火山噴火と防災教育
■日時:12月13日 19:50~21:30
■主催:NPO法人未来会議、学生団体NSF PROJECTs
■場所:zoom
■参加費:無料
■参加資格:2025年12月時点で高校1年生から高校3年生またはそれに準じる年齢の者。中学1年生から中学3年生またはそれに準じる年齢で、かつ応募資格に準じる能力を有すると認められるもの。
■応募締め切り:12月12日23:59※定員に達し次第、締め切ります。
火山防災研究者/山梨県富士山科学研究所
1992年生まれ。関西大学大学院社会安全研究科修了後、京都大学大学院情報学研究科で博士号(情報学)を取得。防災教育やリスク・コミュニケーションを専門とし、「防災を“教える”から“共に考える”へ」をテーマに研究と実践を行う。現在は山梨県富士山科学研究所に所属し、富士山火山防災研究センターで研究員として活動。
学校現場や地域社会と協働しながら、火山防災を中心に、住民が自ら考え行動できる防災教育のあり方を探求している。ワークショップ型の防災授業や地域との対話を通して、「火山とともに生きる社会」を目指す実践者。
坂井内閣府特命大臣(防災)への提言の様子
NSF PROJECTsは2024年1月1日に設立された、「能登の復興」「中高生の防災意識向上」を目的とする学生団体です。北海道から沖縄まで全国200人以上のメンバーで活動しています。募金活動のほか、能登の郷土料理発信や防災政策の提言、防災をテーマにした討論会の開催などを行なっています。参加者募集中です。興味ある学生の方はインスタDMまでご連絡ください。
NSF Instagram 学生団体NSF
NSF Youtube https://www.youtube.com/@NSF-r9m/shorts
能登半島への復興支援の街頭募金活動の様子