感染対策等研修会の開催
感染対策等研修会の開催
タイムリーなテーマで、医療者だけでなく地域住民向けの研修会や活動を行っています。
研修会開催依頼は、下記の事務局にお申込みください。
過去の依頼事例には、院内研修や地域住民への研修などがありました。
令和7年度 地域住民向けイベントの案内
日時、場所:12月 場所未定(詳細決定次第案内します)
<医療従事者向け研修>
8月2日(土)に、福井赤十字病院で介護福祉施設等職員を対象とした研修会を実施し、30名の参加がありました。最初に福井赤十字病院渡邉医師より挨拶と研修の目的などの説明があり、次いで福井大学医学部感染学講座の酒巻医師より「現在流行している感染症や介護施設等で注意が必要な感染症と感染対策について」、石田感染管理認定看護師より「手指衛生や個人防護具について」のお話しがありました。その後、蛍光塗料を用いた手指衛生のチェックや、個人防護具の着脱を行いました。最後に、「感染性胃腸炎が施設内で発生した場合の対応について」グループ演習を行いました。各施設のマニュアルをもとに、吐物処理方法や患者さんのゾーニング、感染対策など、意見交換を行いました。施設の特徴や過去の経験を生かした対応やマニュアルもあり、他施設の状況を知る良い機会となりました。
2024/12/14(土)
福井市のショッピングシティ・ベルで地域住民向けにイベントを開催しました。テーマは昨年同様「カゼからカラダを守るには」とし、カゼと抗菌薬、薬剤耐性菌に関するポスターを掲示し、実際の細菌を見てもらう顕微鏡コーナーや、医師への相談コーナーを設けました。。400人近くの参加があり、大盛況でした。
掲示したポスターを見ながら、抗菌薬(抗生剤)がカゼに効かない理由、薬剤耐性菌の怖さを説明すると、「知ってるよ、ちゃんと(処方された薬は)飲まないとダメなんだよね」などと子どもたちから反応がありました。
顕微鏡コーナーでは、子どもから大人まで顕微鏡をのぞき、「見えた!」「こんな形なんだね」など楽しそうな声を上げ、「本物を見ることはないから良い機会になった」と体内にいる細菌等を身近なものとして感じたのではないかと思います。
相談コーナーでは、2歳の子どもから「カゼをひかないためにはどうしたらよいの」と聞かれ、「外出後の手洗いと、よく食べてよく遊びましょう」と答えている小児科医師の姿も見られました。そのほか、様々な年齢の方から健康相談やお薬のことなど相談に答えていました。
参加者からは「子供も体験してバイ菌を学べたのでよかった」「普段お医者様にかかっているけど、あまり薬情シートを見たことがないので、これから見ておこうと思います」といった感想をいただきました。