俳句
令和元年度・平成30年度発刊版、写真集・句集(樫の会記録)を
「サブページ1」、 句会会報を「サブページ2」に掲載しました。
上記 サブページ 部分をクリックすると移行します。
樫の会の俳句の仲間達です。
毎月第三日曜日に南足柄市の女性センターの会議室で開催しています。
新人会員はいつでも募集しています。樫友会のメンバー以外でも参加できます。もし、お知り合いの方がいれば、ご紹介下さい。
この写真のように、毎年忘年会も開いています。
時たま、女性センターの会場で、会員募集も含め、展示会も開く事もあります。
中四十回 石井 譲
春 草青む光に遊ぶ野の佛
夏 門札は亡き人のまま柿若葉
秋 永らへて今年また酌む新酒かな
冬 帯ぽんと叩いて妻の初鏡
高五回 加藤 將
春 お遍路の笠を濡らして春時雨
夏 百態の雲に盆地の梅雨あがる
秋 花芒揺れて野面を整へり
冬 冬めくや鬼狂ひ舞ふ薪能
高五回 小泉 寿美雄
春 薄氷の残れる手桶蒼き空
夏 梅雨空や怠惰戒む羅漢の眸
秋 長き夜や分厚き妻の切抜帖
冬 朝刊の句評に合点冬日和
高十三回 中村 敬
春 奥嵯峨の木漏れ日を敷き竹の秋
夏 昼顔や浜に錆びたる乳母車
秋 流星や縄文土器の眼の深さ
冬 風に舞ふ津軽三味線冬怒濤
ゲスト 吉沢 フミ子
春 春の虹宙に旅立つホーキング
夏 整備なる圃場のすがし青田風
秋 野の小道指に甘える猫じゃらし
冬 満開に咲けど淋しき冬ざくら
ゲスト 岡田 隆三
春 湯豆腐や手持ち無沙汰の休肝日
夏 風と風ぶつかり合って鯉幟
秋 馬鈴薯に臍あり恋に理屈なし
冬 芋鍋の煮ゆるは暮れの余韻かな