法医分子病理研究会

法医分子病理研究会とは

法医分子病理研究会は,法医学実務で遭遇する疾患や突然死の病態等を遺伝子・ゲノム・エピゲノムから遺伝子発現・表現型までのレベルで理解し診断に結び付けるために,遺伝学的・分子生物学的な検査方法を学びあうことを趣旨に発足しました.かつて,遺伝的多型形質およびDNA多型を用いた個人識別研究を介して,法医遺伝学が人類遺伝学を牽引していた時代がありました.しかしながら、ヒトゲノム計画から次世代シーケンサー登場後の遺伝学的研究や臨床研究の進展は目覚ましく、ゲノム医療時代の到来を迎えています.法医学においても,これらの技術や知見を基礎研究や実務に取り入れることは勿論のこと,得られた結果をどのように評価・解釈し,社会に還元していくかが重要な課題と考えられます.

世話人

大澤資樹(東海大学法医学講座)

神田芳郎(久留米大学法医学講座)

小湊慶彦(群馬大学法医学講座