はじめまして。FM Odoriba大会長の前田春貴と申します。
この大会長挨拶では、FM Odoribaを主催する「緑色の踊り場」がそもそも何者なのか、そしてこの大会ではどのような問題が出題されるのかをご説明します。
緑色の踊り場は、2000年前後に生まれた世代を中心とする芸能クイズのサークルです。2020年9月に「緑問杯 RESTART《リスタート》III」に参加した私と川上諒人が、大会以外でも継続的に芸能クイズを押せる機会を求め、同世代のクイズプレイヤーを集めて結成されました。以降、芸能クイズの記録集をオンラインで押したり、自作問題を持ち寄ったり、メンバーの数人で一緒にライブに行ったりしています。
活動を重ねるうちに、私を含む数人のメンバーが身内だけでなく対外的にも問題を出すことに興味を持ち、本大会を開催することになりました。
本大会では、以下の2要素を重視して、芸能に関するクイズだけで構成された問題群を出題する予定です。
①各作問者が触れてきたコンテンツを無理なく出題する
緑色の踊り場の活動で出題される各メンバーの自作問題には、それぞれの触れてきたコンテンツ、またはコンテンツへの触れ方といった特徴が色濃く表れています。本大会のために提出されている問題も同様です。
そのため、知らないコンテンツから無理に多く作問したり、出題の方向性などを細かく定めて作問のあり方を矯正したりするよりも、各作問者の個性を活かしたほうが大会の開催意義があるのではないかと考えています。結果として、類似の題材から複数の問題が出題されることもありえます。
ただし、極端にジャンルや傾向が偏ると“主催陣と触れてきたコンテンツが近かった人大会”のような様相を呈してしまう可能性があるため、深く幅広い芸能知識を有するプレイヤーが有利になる問題群になることも目指します。
②現代の芸能シーンを重点的に出題する
堅固な論拠があるわけではないですが、現在の芸能トレンドに基づく知識と、昔の芸能トレンドに基づく知識(=現在の芸能トレンドを追う上で基本的には必要にならない知識)であれば、前者のほうが重要である気がしています。私が2001年生まれであることも関係しているかもしれません。
本大会ではこの考えに基づき、現代(今大会においてはおおよそ2015年以降を指しますが、特にここ数年)の芸能シーンを重視した問題群を出題します。
なお、いわゆる「昔の芸能」を好みとする作問スタッフもおりますので、必ずしも現代の問題ばかりが出題されるわけではありません。
その他、早押しクイズにおいて私が個人的に重視したいと考えている「問題文が進むにつれ、少しずつ答えとなるものの核に近い事項が提示されること」なども意識しつつ、みなさまに1問でも「これが出題される大会に来て良かった」と思っていただけるような問題群を目指します。
以上の方針は、「エンタメコロシアム」「第2回 G-1グランプリ」「ORIGINAL ENTERTAINMENT PARADISE」といった大会に大きな影響を受けて形成されています。
本大会を、これらの大会に肩を並べられるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。