厚生労働省のHPより
6月5日 総理、厚労大臣、感染症対策部へ要望書提出 注意報・警報発令における要望書
8月26日 政官民で現場レク(共産・吉良参議院議員、文科・厚労省、保護者複数、当会)要望書・協議・回答
スイスチーズモデル:イギリスの心理学者ジェームズ・リーズンが1990年に提唱
感染症対策のチーズモデル版:
[提供] 時事グラフィック置き場 No.02(@Jiji_Graphic02)様
大学病院の入院棟の掲示板(2025年夏季)
子どもたちの学校現場など、私たちの職場や公共交通機関やイベントなど人が集まる場所での感染症対策は「相手やその先にいらっしゃる相手の家族や周囲への思いやり」につながります。
スイスチーズモデルは、イギリスの心理学者ジェームズ・リーズンが1990年に提唱した、「事故は単独のミスではなく、複数の防護策の欠陥が重なった時に発生する」という事故発生メカニズムのモデルです。
安全対策を「穴の開いたスイスチーズ」の層に例え、通常は穴の位置がずれているためリスクを食い止められますが、偶然すべての穴が一直線に並んでしまった時に、リスクがすり抜けて重大な事故が起こると考えます。
新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの際、オーストラリアのウイルス学者イアン・マッケイ教授が公開した「新型コロナ対策のスイスチーズモデル」が世界的に有名になりました [2, 5]。
このモデルでは、ウイルス感染を防ぐために、「個人の責任」と「社会の責任」という2つの異なる層(チーズ)を重ね合わせる重要性が説かれています。
感染症対策の「チーズの層」の例
1枚の対策では完璧にウイルスを防げませんが、複数を組み合わせることで、すり抜ける確率を劇的に下げます。
チーズの層(防護壁)
具体的な対策内容
第1層(個人)
物理的距離(ソーシャルディスタンス)を保つ
第2層(個人)
マスクの着用
第3層(個人)
手洗いや咳エチケット
第4層(社会)
換気の徹底、空気清浄機の使用
第5層(社会)
政府による検査体制の拡充や接触確認
第6層(社会)
ワクチン接種(重症化・感染リスクの低減)
このモデルが教える重要なポイント
「マウスの存在」に注意(情報の混乱):
マッケイ教授の図には、チーズをかじって穴を広げる「ネズミ」が描かれています。これは「誤情報やデマ」を指し、正しい対策を台無しにするリスクとして警戒されています。
どれか一つに依存しない:
「ワクチンを打ったからマスクはいらない」と1枚のチーズに頼るのではなく、複数の層を維持し続けることが、変異株などの予期せぬリスク(穴の移動)に対応する鍵となります。
換気の重要性(共有の責任):
個人の努力だけでなく、建物や公共交通機関の「換気」という社会インフラ側のチーズが、ウイルスを追い出すために極めて有効であると再認識されました。