福島大学教職員OB会「けやき会」
設 立 趣 意 書
福島大学は、来年(2019 年)創立70周年を迎えます。1949 年の創立以降、約2,500 名もの教職員が、教育、研究、社会貢献及びその支援業務に携わり大学の発展に貢献してきました。
創立以来連綿と受け継がれてきた歴史と伝統は、2004 年の国立大学法人化及び全学再編、2011 年の東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故により大きく変革を遂げました。3学部から自然科学系学域を含む4学類へ、うつくしまふくしま未来支援センター及び環境放射能研究所の設置、そして2019 年には地元の熱い要望を受け「食農学類」の開設等、福島における中核的学術拠点として地域に学び、地域とともに歩む人材育成大学として、「福島にある大学」から「福島のための大学」へと発展してきております。
しかしながら、いま大学も社会も、急速な情報化、社会構造の変化の中にあって、ますます厳しい状況に追い込まれています。大学に限っても、教育、研究そのものにまで「選択と集中」などの要請が厳しく、さらにまた急激な少子化の波が訪れようとしています。
このような中、10 年後、20 年後、さらには、次の70 年、100 年後にも、この福島において、信頼と存在感のある大学として存在し続けるためには、現役学生、教職員はもとより、卒業生(修了生)も、福島大学にゆかりのある方々も、この創立70周年を機に一致団結して強固なネットワークを構築することが重要であると考えます。
このたび、そのネットワークの礎となるべく、相互の交流と親睦、そしてこれらを通じた福島大学への貢献を目的とし、『福島大学教職員OB会「けやき会」』(以下「けやき会」という)を設立することとしました。
なお、来年(2019 年)秋には、福島大学のもっとも大きな外郭組織として「福島大学校友会(愛称:福島大学ファミリー会)」の設立が計画されております。「けやき会」は、同窓会、後援会組織などと共にこの校友会に参加いたします。