九州大学大学院 理学研究院 物理学分野 量子物性講座

創発量子物性研究室

Emergent Quantum Matter group

研究室紹介

  お互いに強く相互作用する膨大な数の電子やスピンは、量子力学的多体問題として様々な興味ある現象を引き起こします。私達の研究室では主として、高温超伝導、新奇超伝導状態、重い電子状態、量子臨界現象、量子スピン系等に興味を持って研究を行っています。これらの研究は冷却原子や原子核物理学などの他分野とも関連した現代物理学の基本的問題と強くつながっており、さらには21世紀における最先端応用技術とも密接な関係を持っています。当研究室では、極低温・強磁場における電子輸送測定や熱測定、超純良単結晶の開発、走査型トンネル顕微鏡測定、最先端のナノ微細加工技術や人工超格子による自然界には存在しない系の作製など、様々な実験手法を通じて、このような物質中の電子が示す新奇な現象や状態を開拓・解明することに挑戦しています。

卒業研究、大学院進学で研究室を希望する方へ

当研究室では、修士・博士課程入学希望の学生を募集しています。

研究室見学など、お気軽にお問い合わせください。

博士研究員募集

当研究室では、日本学術振興会特別研究員の応募歓迎しています。

詳細についてはお問い合わせください。

ニュース 

2024/04/01

創発量子物性研究室が発足しました。