地球観測オープンデータで見る北海道の農地
概要
近年、無償公開が世界的に進んでいる政府系衛星データは、農業分野において作物・土壌管理のための貴重な情報源です.
たとえば、欧州宇宙機関のSentinel-2衛星は解像度10mで世界の陸域を3~5日周期で観測し、そのデータは速やかに公開されています.
本サイトでは、衛星・地理情報のデータプラットフォームであるGoogle Earth Engineを用いて、Sentinel-2衛星等の現場利用を想定した試作Webアプリを公開しています.
主たる対象地域は北海道内ですが、全世界のデータを見ることができます.
対応ブラウザ:Google Chrome、Microsoft Edgeなど、Internet Explorerは不可
作成者より:1980年代末より衛星リモートセンシングの農業利用に関わってきました.近年、利用環境が大きく改善されたことを現場に活かしたいと考えています.
本サイトで利用しているオープンデータ
Sentinel-2 Cloud Score+ :深層学習による解像度10mの雲・雲影評価スコア
葉面積指数の推定アルゴリズム:Weiss, M., Baret, F., 2016. S2ToolBox level 2 products. Version 1.1.
SMAP Level-4グローバル土壌水分
詳細:SMAP L4 Global 3-hourly 9 km EASE-Grid Surface and Root Zone Soil Moisture Geophysical Data, Version 7農林水産省「筆ポリゴンデータ」:農地の抽出に、農林水産省「筆ポリゴンデータ(2023年度公開)」の北海道分(約82万筆)を加工して使用
腐植含量マップ:志賀ら(2022)の手法に準じた推定値(一部改訂:2023年11月)
GeoTIFFデータ(EPSG 4326、8bit符号なし整数、データ範囲5~150、単位は腐植含量mg/kg、0はnodata)
全道分(168MB)、道内4分割(北西部、北東部、南西部、南東部)