「こちらは北京放送局ですー、日本のみなさん こんばんは・・・・、」 と若く美しい声が、短波放送を通じて心地よく響いたものです。
私がはじめて、”中国と接した”ときでした。中学生のころ、夜、新潟県は中条町の木造二階建てのコタツで勉強していると、毎夜聞こえて来たラジオ放送の声でした。
当時、アメリカと北京政府は対立し、ベトナムをめぐり戦火を交えていました。
「アメリカ帝国主義は張子の虎です。中国人民は、日本人民のみなさんとともに、アメリカ帝国主義と闘いましょう。」
それ以来、60年以上にもなるでしょうか・・・・・。
そんなことがはじまりで、結局、私の中国訪問は(ほとんどが村ですが)、大部分の省・自治区・直轄市に及ぶことになりました・・・・。
大学の学部の先生の専門が土地問題、先生の大学院の先生も土地問題、大学院の私の先生も土地問題。そんなことで、結局、私も土地問題、学位も土地問題。だから、中国のどこへ行っても土地と土ばかり見ていました。
米中関係は国交を結び、首脳の往来も普通のことになり、両国の経済関係は先端技術産業が牽引、ますます厚く太くなりました。政治的には経済的関係ほど強くはありませんが、戦火を交えることが懸念されるほどの深刻さはなく、双方の立場や見解の相違は「管理」されています。
翻って、日本と中国・・・・。翻弄されていますねえ。
中国を敵視しないと甘い汁が吸えないやから達が、けっこう手ごわく仕掛けているのです。その執拗さにあおられ、善人のおおくが道を迷わされているように思えます。
とはいっても、迷える善良なひとびとをまっとうな道へ戻したい、などとは微塵も思いません。勝手にマヨエ、です。
ここでは、そんなことには無関心に、ただ、60年まえに、ウブな私のこころを迷わした中国はいったい、どこへ行くのか???という一点に絞って、中国の動きをできるだけ平易に書いていこうと思っています。