参加の制約
1名で参加することも,複数名のチームとして参加することも可能です.
複数のチームに同じ人が参加することについて:
コンペの趣旨として様々な方法論を試すことであり,同じ人が複数のチームに所属して開発することは許容していません.指導教員が複数チームに所属するのは問題ないとします.基本的には,チーム毎に異なるシステムが開発されることを想定しています.基盤のところで,形態素解析のモジュールを共有するとか,本質的ではないところで共有することには問題ありません.
参加登録時に参加チームに貸与されるもの
センサを使ったお客様の位置,音声,表情,性別,年齢などの認識を行うプログラム.
アンドロイドIを制御するためのプログラム,アンドロイドIの音声を合成するためのプログラム.
開発時に,アンドロイドIの振る舞いをCGで確認するためのシミュレータプログラム.
上記のプログラムを使うためのドキュメント.
上記のプログラムを用いて作成した対話のサンプルプログラム.
京都市内の観光地情報(るるぶDATA※1を使用)を取得するためのAPIキーと,API仕様書.
※いくつかのプログラムについては,ライセンスキーを参加チーム自身で取得してインストールして頂く必要があります(費用はかかりません).
参加チームが開発において準備するもの
マイクロフォン1個,USBカメラ1個,上記プログラムを実行するためのPC(Windows PC ).
参加チームで認識システムを開発する場合は,それに必要なセンサやPC.
対話中にお客様に提示する画像等を表示するモニタ.
参加チームが行うこと
参加チームは,センサ情報を入力として,アンドロイドIの動きと発話を出力するプログラムを開発します.開発のための言語(Python,Java,Cなど)は何を使っても結構です.また,テーブル上のモニタに画像等を出力するプログラムを開発します.
センサを用いた認識プログラムは,参加チームが自身で別途開発しても結構です.
ロボットの制御は,提供するプログラムを用いて行ってください.
参加チームは,予選会までに,遠隔でアンドロイドIを使って開発したプログラムを試すことができます.
予選会,本選会では,参加チームは自身のPC(自身で開発したプログラムを走らせるPC)を持ち込んでください.センサおよびアンドロイドI,それらを制御するPCは,会場に用意されたものを用います.
センサを用いた認識プログラムを自身で開発した参加チームは,それらを実行するために必要なPCも持ち込んでください.
各参加チームは,本選会において,開発したプログラムに関する開発指針,対話生成のアルゴリズム,工夫点などについての発表を行います.本選会に出場したチームは,会場にて口頭で発表を行います.予選出場のみのチームは会場にてポスター発表を行います.
参加チームが提出するもの
参加チームのteam description(日本語,2~6ページ)をProceedingsとして公開する予定です.参加チームは,開発したプログラムに関する開発指針,対話生成のアルゴリズム,工夫点などについて記述したteam descriptionを提出してください.
本選会で発表するチームは,発表スライドをPowerPointやPDF等で準備してください.その他のチームは,ポスター発表用のポスターをご準備ください.
※1 るるぶDATAは,旅行情報で長年親しまれているガイドブック「るるぶ情報版」掲載の観光情報コンテンツのデータベースです.定番観光施設・店舗から,イベント,花見や花火といった季節のおでかけ情報まで,幅広いジャンルの旅行情報をWebサイト・観光アプリ・ハードウェア搭載データなどにご活用いただけます.提供可能な観光情報は全国45,000件に及びます.詳細はこちら.