世界観

デウスフィストレコードの世界観

■「聖拳闘戦記TRPGデウスフィストレコード」のキーワード群

ソウルネーム:極東ローマ帝国の風習で、本名とは別に名乗る名前です。ソウルネームはその人物や対象の本質を表す名前です。歴史上の東ローマ帝国風の名前を名乗ります。例えば教皇ユスティニアヌスはソウルネームで、本名は宮坂タカシといいます。この場合、宮坂タカシこと教皇ユスティニアヌス、と呼ばれます。

極東ローマ帝国:近畿中国地方を実効支配している、軍事集団です。加護と呼ばれる力を得て、亜音速で動き音速の拳を放つ悪漢どもによって構成されています。悪漢どもの頂点に立つのは教皇ユスティニアヌスと呼ばれる男ですが、謎に包まれています。

謎に包まれています:本ゲーム独特の言い回しで、設定の詳細はゲームマスターに一任します、の意味です。

加護:他の人から祝福され支援と、支援されたことによる当人の奮起(やる気を起こしたこと)の合わさった概念です。加護を得た人物は、人智を超えた力を発揮することができます。火斬奴たち、および聖拳闘士(デウスフィスタ)たちはこの加護を持って超常の力を発揮します。

カラテ道場「扶桑流拳法道場●●支部」:主人公たちプレイヤーキャラクターの活動拠点となる団体です。表向きはフィットネスと格闘技を教える今風のスポーツクラブですが、その実態は加護を用いて火斬奴どもと闘う聖拳闘士(デウスフィスタ)の支援団体です。●●にはプレイヤーたちの知っている地名が(極東ローマ帝国風の名称で)入ります。

扶桑流拳法を支援するもの:扶桑流拳法は扶桑帝国の内閣府が陰ながら支援をする団体です。内閣府が加護の力を研究する目的で人的援助をしています。(資金は援助してくれませんでした)援助の内容は、格闘技の講師派遣と炊き出しです。

五拳帝:極東ローマ帝国の勃興時に暗躍した火斬奴の第一世代たち5名を指した別称です。極東ローマ帝国が近畿地方を実効支配する戦いであるものは捕われ、また戦死しています。

以下に記載します。

平田シンゴこと灰帝ネルヴァ:第三次広島戦争にてアメリカ軍による小型反応爆弾の直撃を受け戦死

前田トオルこと智帝トラヤヌス:淡路島防衛戦における鳴門海戦で溺死

倉田ミツルこと漢帝ハドリアヌス:四国攻略作戦ののち行方不明。一説には扶桑帝国に囚われ獄死したとの噂。

加藤マサオこと死帝アントニヌス・ピウス:尾道防衛戦争の際転倒、加護の暴走により美少女化。何処かへ消えた。

高橋トモミチこと賢帝マルクス・アウレリウス:極東ローマ帝国を抜け何処かで隠遁生活を送っている模様。

火斬奴(びざんつ)と呼ばれる悪漢共:広島のいち非合法犯罪組織であった火斬奴が、いつ、どのようにして加護の力を得たのかは謎に包まれています。わかっていることは、彼らが暴力のみでのし上がることを是としている暴力集団であること、そして、加護の力を使うことに長けていることです。彼らは悪漢どもと呼ぶにふさわしい振る舞いで、西日本を恐怖により支配しています。

文部科学省:内閣府による加護の研究に並行して、文部科学省は少年少女に対し加護の力がより強く発揮されることを発見しています。これには加護の力を用いることができたとある人物の協力があったとされていますが、謎に包まれています。

聖拳闘士(デウスフィスタ):文部科学省が主導して、内閣府の承認を得て少年少女に加護を用いる能力を与えた存在です。加護の力を使えるようになる方法は謎に包まれています。また、その代償や副作用についても謎に包まれています。

聖銃兵士(ビスマルクス):防衛省が自衛隊員に加護を用いる能力を与えた強化兵士です。自衛隊工科学校(幼年学校)の生徒たちに加護の力を与えて育成していますが、時間がかかっています。完成すれば加護を得た正規の自衛隊員として活躍が期待できるのですが、遅延の理由は謎に包まれています。

時間稼ぎの捨て駒:文部科学省が管轄する少年少女は一般の小中高校から集められた生徒であり、正規の軍人や警察官のような教育を受けていません。そのため、素行には常に監視が行われています。また、聖銃兵士(ビスマルクス)が完成の暁には、聖拳闘士(デウスフィスタ)たちは生き残っていたとしても、能力に制限を加えられ、公安委員会の監視の元にバラバラに生活することになります。もしくは、もっとも簡単な後始末方法が取られるでしょう。


■参考資料

本作を楽しく遊ぶ上で参考になるメディア作品群を紹介します。ここではタイトルを挙げるにとどめますが、いずれも珠玉の名作揃いです。余裕の範囲で体験してみましょう!

・新・空手バカ一代

・魁!男塾

・高機動幻想ガンパレード・マーチ

・覚悟のススメ

・聖闘士星矢

・ローマ人の物語

・リングにかけろ

・黄金のビザンチン帝国