作業はlogin.icepp.jpで行います。
まず、作業用のディレクトリを作成しましょう。
$ mkdir ROOTAnalysisTutorial
$ cd ROOTAnalysisTutorial
以下のコマンドを実行してAnalysis Releaseが使えるようにします。Analysis Releaseを設定することで、 RootCore, CP tool等が使えるようになります。
$ setupATLAS
$ rcSetup Base,2.4.23
$ rc find_packages
$ rc compile
今回は2.4.23というバージョンを設定しました。Analysis Releaseのバージョンによって、 CP toolのバーションも管理されています。なので、Analysis Releaseのバージョンさえ確認しておけば、 解析グループによってうっかり異なるバージョンのCP toolを使ってしまうことがないようになっています。 以降、新しいセッションを始める場合には以下のコマンドのみで設定ができます。
$ setupATLAS
$ rcSetup
各releaseでどのパッケージにどのような変更があるかは
https://twiki.cern.ch/twiki/bin/viewauth/AtlasProtected/AnalysisBaseReleaseNotes24
にまとまっています。また、
$ rc version
で各パッケージのversionを知ることができます。
Releaseを変更する場合は
$ rcSetup -u
$ rcSetup Base,X.X.XX
$ rc find_packages
$ rc compile
です。
また、時折CPツールをhackして手で編集したい、特定のCPツールだけ最新のものにアップデートしたい、といった場合もあります。例えば特定のバージョン (XX-XX-XX)のMuonEfficiencyCorrections toolをインストールしたい場合は
$ rc checkout_pkg atlasoff/PhisicsAnalysis/MuonID/MuonIDAnalysis/MuonEfficiencyCorrections/tags/MuonEfficiencyCorrections-XX-XX-XX
$ rc find_packages
$ rc compile
でOKです。login.icepp.jpとcernのアカウント名が異なる場合はうまく動かないので、以下の環境変数を設定すること
export CERNUSER=tnobe
tnobeは自分のcernアカウント名に変えてください。
また、今のreleaseで使われているパッケージをただダウンロードするだけだったら、簡単に以下でもOKです。
$ rc checkout_pkg MuonEfficiencyCorrections
$ rc find_packages
$ rc compile