せっかくなのでATLASの実データを触っていきましょう。
2016年に取られた1run分のDxAODを以下のdirectoryにコピーしておきました。
/gpfs/fs2001/nobe/data2086b/sample_forTutorial2016/data16_13TeV.00310247.physics_Main.merge.DAOD_HIGG2D4.f755_m1699_p2880/
今回はHiggs解析グループで主に使用されるHIGG2D4という種類のDxAODを用います。DxAODを作る際に予めかけられている事象選別は以下に簡単にまとまっています。
2本のレプトンが要求されているため、HIGG2D4を用いてレプトンを要求しない解析(例えば、tt -> bqqbqqなど)を行うことはできません。目的の物理に応じたderivationを選ぶようにしましょう。
以下のコマンドでAODにどのようなデータが保存されているか確認出来ます。
$ checkxAOD.py /gpfs/fs2001/nobe/data2086b/sample_forTutorial2016/data16_13TeV.00310247.physics_Main.merge.DAOD_HIGG2D4.f755_m1699_p2880/DAOD_HIGG2D4.09977141._000001.pool.root.1
さらに、例えばMuons(DataVector<xaod::muon_v1>)というコンテナーにはどういう変数が保存されているかを以下のコマンド見ることができます。
$ root -l /gpfs/fs2001/nobe/data2086b/sample_forTutorial2016/data16_13TeV.00310247.physics_Main.merge.DAOD_HIGG2D4.f755_m1699_p2880/DAOD_HIGG2D4.09977141._000001.pool.root.1
root [1] CollectionTree->Print("Muons*")