第4回共調的社会脳研究会
奨励賞 受賞者
本会より以下の研究発表に奨励賞を授与いたします.
多数の推薦有難うございました.
上田江里子 殿(京都大学)
「人馬一体感はどのようなときに生起するのか?─乗馬時のヒト-ウマ運動同期との関連性に関する定量的検討の計画」
【口頭発表】
上田江里子 殿(京都大学)
「人馬一体感はどのようなときに生起するのか?─乗馬時のヒト-ウマ運動同期との関連性に関する定量的検討の計画」
【口頭発表】
受賞理由:上田さんの発表は,ヒトと動物のコミュニケーションについての新奇な研究であり,人馬一体感について定量的な解析などの検討を行っていました.人‐動物、人‐機械の共調・共生に関する同期現象の検証へとつながる今後の研究の進展が期待されます.以上の理由により,奨励賞を授与させていただきます。
志澤翔太郎 殿(筑波大学)
「過剰な援助を行う者が与える印象
-第三者視点からの検討-」
【ポスター発表】
志澤翔太郎 殿(筑波大学)
「過剰な援助を行う者が与える印象
-第三者視点からの検討-」
【ポスター発表】
受賞理由:志澤さんは,参加者の推薦理由として「現実社会における実際の現象と実験結果の一致に納得がいき、かつ『非必然性は印象悪化の原因の一つ』『折り鶴の寄付はありがた迷惑』など参加者自身にはない視点をいただくことができた」との声があるなど,運営陣から見ても示唆に富んだ発表でありました.このことから,奨励賞を授与させていただきます。
加藤奥穂 殿(早稲田大学)
「神経生理学研究は共調的社会脳研究にどのように貢献できるか?」
【口頭発表(特別枠)】
加藤奥穂 殿(早稲田大学)
「神経生理学研究は共調的社会脳研究にどのように貢献できるか?」
【口頭発表(特別枠)】
受賞理由:加藤さんは,本研究会が対象とする「人間・動物・機械」のコミュニケーションについて,神経生理がいかにしてヒトなどの社会脳研究につながりうるのか,そして,神経レベルから心まで階層的に捉えることの重要性について,研究会の開催趣旨を捉え言及されていました.これらは「共調」という会のキーワードと自身の研究を結び付ける試みであり,共調的社会脳研究会の未来を感じられました.また研究会参加者の刺激となっていたことから,今回は特別枠として賞を授与させていただきます。