日時:2025年3月2日
場所:よみうりランド
この日のステージは現行ヒーローのウルトラマンアークとウルトラマントリガーが共演するステージ。
トリガーは最近だと冬のEXPOのフィナーレで活躍していますねえ。
あの「会場のみんな!ステージが終わったあとも、想像力を絶やしてはいけない!フィナーレの時間だ!」の後の「ゼロの覚醒」が流れる所。
トリガーは確かオーブ、タイガとA~Cブロック側で戦っていた気がします。
何故「気がする」と言っているのか。
冬のEXPO2025は全部D~F席で見ていたからですね()
おかげでデッカー、ジード、ブレーザーの勇姿は沢山見られたのでヨシです。
トリガーと言えば去年のブレーザーとのショーでもなかなか興味深い活躍をしていたのが気になったので今回のよみうりランド(以下よみランと表記)ではどんな活躍をしてくれるのか楽しみに見に行きました。
※ちなみによみうりランドは写真と動画の撮影は可能ですが、インターネットのブログ、動画サイト、SNSなどへのアップロードは全て禁止なので文のみでのレポートとさせていただきます。
今回の開幕はちょっと珍しくアナウンスから。
大体よみランのショーって「ウルトラマンアークショー、始まります!」ってお姉さんの挨拶の後にお馴染みの\テーレーテレテテレテテー♪/ってBGMが入ってその後ドカァアアン!と爆発音と共に怪獣が来るんですけど、このショーではアーク…というかユウマの語りからです。新鮮。
ユウマ「ウルトラマンアーク。僕、飛世ユウマが、ルティオンと融合して誕生した光の巨人。僕は、彼と共にこの地球を守るために力を合わせ、怪獣や、ゼ・ズーの脅威と最後まで戦い抜いた」
ここで爆発音。
ステージ右奥からガイロスが現れます。
ユウマ「しかし、この地球にまた新たな危機が迫ろうとしていたんだ…」
ステージで暴れ回るガイロスの背景で淡々と語るユウマ。
そしてアークアライザーの変身音と共にアークが登場!
ガイロスに向かっていきます。
※どうもこのアナウンスからして、今回のアークはハッキリと最終回後のアークのようですね。ウルトラマンアーク最終回をご覧になった方々は『えっ?じゃあなんでアークは地球に!?』と思うかもしれませんが、詳しくはTheLIVEを見に行ってください。お願いします。
今回のアークは先日のよみランで行われたスペシャルショー(アーク、エックス、ロッソ、ブル登場)でも見せた側方倒立回転なども見せてくれて体術がキレキレです。
アクションがキレキレのウルトラマンからしか取れない出汁ってあるので…。
しかし今回のアーク、本編とかで見せていたあの遮二無二ぶつかっていくアクションだけではなく、構えたまま静かに間合いを測ったり、駆け出してからの突然のヤクザキックとか、ブレーザーとの共闘から得たような戦い慣れしたアクションがあちこちに散りばめられていて惚れ惚れしますねえ。
極めつけは巴投げ!
ヤクザキックからの素早くガイロスの身体を確保するやいなや地面に身体を倒して巴投げするまでの流れが美しい。
アクションが純粋に…すごい…。
へろへろになったガイロスへすかさずアークファイナライズ!
アークファイナライズを浴びてがっくり膝をつき、倒れる…かと思いきや倒れないガイロス。
構えを下ろしたアークの一瞬の隙を突いてアークを羽交い締めに拘束してしまいます。
※ここで「フーン…触手系怪獣のガイロスにアークを羽交い締めにね…フーン…」とか考えた事に罪悪感を覚えています。ダメな大人…
アーク「ッ!まだそんな気力が!離せッ!」
もがくものの、ガイロスを振りほどけないアーク。
そこへ忍び寄る影。
???「今だ!」
走ってきたのはフック星人!
アークのカラータイマーを掴み、エネルギーを奪い取るフック星人。
エネルギーを奪われたアークはガイロスに打ち捨てられ、ぐったりとステージ上に倒れ込んでしまいます。
※ガイロス、フック星人、どちらもウルトラセブンの怪獣と星人です。フック星人の方は去年のウルサマ2024前期ステージ、バルキー星人のボスが率いる悪…???の一味、「バルキーズ」に赤と青のスカーフを着けた双子の兄弟が登場しているのを覚えている方も多いかもしれませんねえ。今回はゴリゴリの悪役として登場です。
※今回のフック星人の声の人はどうもアレですね、去年9月のウルトラマンアークスペシャルショーでセミ人間をやったりしていた方の声っぽいです。ちょっとしっとりした悪っぽい声がハマる役回り。
立ち上がろうとするアークですが、足がもつれてしまい立ち上がれない。
アーク「僕に…何をした…!」
フック星人「残念ながら、俺様ができる能力は『エネルギーの換装』。直接命まで操作はできない。お前が死ぬのはまだ先ってことよ!」
何とか立ち上がって一矢報いようとするアークですが、軽く突き飛ばされて吹き飛ばされていってしまう。
フック星人「ハッハハハハハ!さてと!ここにいる地球人の中で、強大な力を持っているものはいるか?」
フック星人「フッ、いるわけねえか。ハッハッハ!心配するな!お前たちは後でゆっくり痛めつけてやる」
そう言って消えていくフック星人。
これはなかなか波乱の出だし…。
※言うて実はアークってショーでピンチになったのがこれが初めてではないんですよね()。割とアークってショーで捕まってること多いので「コイツまた捕まってんな…」みたいな気持ちになってみたり、ラジバンダリ。そもそも割と捕まらなくても殺されかけてるし…。
※ところで「エネルギーの『換装』」って聞き取ってるんですけど多分合ってますよねえ?の気持ちです。エネルギーの乾燥とか感想とか完走じゃ文脈に合いませんからねえ。「生命を直接は操作できない」と言っているあたり、「エネルギーを根こそぎ略奪する」とか「吸い取る」とかではなさそうです。一時的にアークの生命を維持する最低限のエネルギー以外のエネルギーをエンプティ近くまで奪い取ったのでしょう。
ここでお姉さん登場。
今回のお姉さんは12月のジードとアークのショーや、最近の劇場版アークのグリーティング付上映でもお馴染みのお姉さんですね。
今回はティガっぽいワンピースだったのがとてもかわいい。
※折しもこの日のよみランは日光ギラッギラの気温は20℃。信じられますかね、2月のアークのスペシャルショーの時って「雪が降るかもしれないので気をつけてくださいね!」ってお姉さんが言うくらい寒かったんですよ。
※お姉さんはスカートなので尚更寒そうでひえー暖かくしてー!と思っていました。去年の2月のあゆみお姉さんとかはベンチコート着てたので寒い時期のお姉さんはみんなそんな感じで暖かくして欲しい…。
いつもの通り、今日はよみランに来てくれてありがとう!から始まり、おなじみ、よみランでのステージ撮影の注意事項、
・写真(静止画)、動画の撮影はOK
・撮影した写真や動画はインターネット上のSNS、ブログへの投稿の禁止
・カメラは自分の頭の高さまで
のアナウンスの後、そういえばこの地球にウルトラマンアークが来てくれるんだって!とお話してくれるお姉さん。
お姉さん「皆!ウルトラマンアークって知ってる?」
お姉さん「えっ?今見た?どこで見たの?」
小さいお友達「ここー!」
お姉さん「えっここで見たの?何してた?」
小さいお友達「たたかってたー!」
お姉さん「戦ってた!?そしてどうなったの?」
小さいお友達「つかまっちゃったー!」
お姉さん「ええっ!?捕まっちゃった!?大変!でも大丈夫!皆の応援があれば、きっとアークを助けられるはず!」
アークを助けるため、お姉さんと一緒に皆で応援の練習をします。
みんな応援よろしくね!とお姉さんが言ったところで突如変身音。
この一際キラキラした神々しい音と共に現れたのは、やはりトリガー!
※シュッと転がって着地をキメるトリガーのかっこよさ。トリガーって結構一つ一つの所作が綺麗なんですよねえ。ビジュアルも美人だし…。
お姉さん「トリガー!」
トリガー「久しぶり!…それよりみんな、ウルトラマンアークのことは知ってるかい?」
何やら急いでいる様子のトリガー。
お姉さん「はい!…でも、宇宙人と戦って、捕まっちゃったみたいなんです…」
トリガー「なんだって…!僕がもう少し早く来ていれば…!」
お姉さん「えっ…な、何かあったんですか?」
悔しそうなトリガー。
残念ながら一歩遅かった様子。
トリガー「今宇宙では、この地球に平和をもたらしたウルトラマン…アークと言ったよね?彼のその秘めた力を、我が物にしようと狙っている宇宙人がいるらしいんだ!」
トリガー「僕もそのことを聞きつけ、急いで駆けつけたんだけど…」
お姉さん「そんな…」
※フォロイー「(トリガーの内心)エッホエッホ 早くアークを助けに行かなきゃ エッホエッホ」
※多分脚本自体はだいぶ前に作られてるでしょうから最近のエッホエッホミームに合わせて作られたわけじゃないでしょうが、それにしてもあまりにもタイムリー過ぎてちょっと笑ってしまった…。トリガーって噂聞く時に基本的にデッカーとかゼットさんからの又聞きになりそうだから情報にタイムラグありそうだよな…。
※今回のトリガーは前にブレーザーとトリガーのショーで登場したトリガーと同じ声の人ですねえ。基本的に声を当てる人って決まっているのでしょうか?個人的にはこのトリガーの声をやってる人、マナカケンゴ(寺坂頼我さん)とはまた違うものの、トリガーらしさみたいなものをかなりよく表現して演技されてるので好きなんですよねえ。
そこへ轟く爆発音。
現れたのはバニラ!
トリガー「みんな!気をつけて!」
※バニラ➡アイスクリームでもエッセンスでもありません。初代ウルトラマンに登場した、赤いカプセルに閉じ込められていた凶悪な怪獣ですね。よみランやウルスタでは割と活躍していることが多い怪獣です。最近でははじめてのウルトラマン展で見た方も多いかもしれません。
※︎トリガー「みんな!気をつけて」
フォロイー「どうしろと」
ここがウルスタじゃなくてよかったですね。
ウルスタだったら大人が立たされて怪獣と戦わされますからね。(本当に戦わされます)
サッと構えるトリガー。
トリガーの構え、かっこいいんですよね…。
ティガとはまた違った、自然体に構える緩さがありつつ、それ故に戦いのあらゆる局面に臨機応変に対応できる構え。
今回は初手ショルダーアタックというちょっとアークを彷彿とさせる戦いの始まりなのも興味深さがあります。
お姉さん「怪獣…!?一体どこから!?」
お姉さん「みんな!トリガーに、がんばれを届けて!」
バニラをがっしり押さえ込んだ後、華麗に側方倒立回転で攻撃を避けるトリガー。
トリガーって運動性能が爆高戦士なので本当に所作の一つ一つにキレがあってかっこいいんですよね。
トリガーのマルチタイプと言えば様々な光線技が特徴ですが、何気に格闘戦がスタイリッシュなのも見所です。
バニラにパンチを決めて膝をつかせるトリガー。
そこへ現れるフック星人。
トリガー「お前は…!」
フック星人「ようトリガー!どうやらそこらじゅうで、俺様を嗅ぎ回っているらしいなァ!鬱陶しいんで、俺様から出向いてやったぜ?」
トリガー「貴様の思い通りにはさせない!アークを返せ!」
フック星人に駆け寄ろうとするトリガーだが、行く手をバニラに阻まれてしまう。
※トリガーって敵のこと『貴様』とか言うんだ()、という気持ちでした。普段結構朗らかで明るいフレンドリーお兄さんなので驚き…。
フック星人「そう焦るなよ!せっかくアークの力を色々と試したいところなんだ」
トリガー「アークの力…!?どういうことだ!」
フック星人「俺様の能力、その十八番は『エネルギーの換装』でなあ…」
鳴り響くアークアライザーの音。
音程が低く変えられているのが不気味〜。(CV.ユピー)
胸から何かを取り出すようなポーズをするフック星人。恐らくあれがアークから奪った力なのか…!?
フック星人「ほぉー?この力が、ソリスアーマーってやつか…。この力を与えるとどうなるのかなぁ?」
フック星人「さぁ、痛めつけてやれ!」
バニラに手をかざすフック星人。
バニラにソリスアーマーの力が付与されてしまった!
※何気にこの時のバニラ、ソリスアーマーを装着するアークの動きをしているんですよねえ。あの右腕︎左腕とアーマーがガチーン!とハマる動作からのグッ!とファイティングポーズを取るところまでバッチリです。芸が細かい…。
向かってくるバニラの右フックをかわし、その後のバニラの一撃をガードするトリガーだが、強い衝撃によろけて押されてしまう。
その後も何度か攻撃を試みるものの、トリガーの攻撃は全く聞いていない様子。
お姉さん「エネルギーの換装…!?ソリスアーマーの力って、一体どういうこと!?」
お姉さん「トリガー、がんばれー!」
全く攻撃が通らないどころか跳ね返されてしまい、だんだん防戦一方になっていくトリガー。
投げ飛ばされてしまいますが、即座に膝をついた状態から下段の蹴りでバニラの腹部に一撃を入れるのは流石。
そういやソリスアーマーってお腹は守れてないですもんね()
よろけたバニラへトリガーの回し蹴りがヒット!
しかし効果は思わしくなく…
トリガー「さっきより頑丈になってる…!これが奴の能力ってことか…!」
会場からバニラを引き離すためか、舞台右奥へと去っていくトリガーとそれを追うバニラ。
入れ替わりにフック星人が中央の高いステージへと入ってくる。
フック星人「アーク、お前の力はまだこんなもんじゃあないはずだ!全て出しやがれ!」
暗がりから引きずり出されるように現れ、倒れ込むアーク。
お姉さん「アーク!」
フック星人「どうした?さすがにくたばっちまうか?」
フック星人「聞いてるぜ?お前の力の源は、想像力なんだろう?便利なもんだぜ、頭で考えるだけで、戦う力が備わるってんだからなァ!おら、もっと想像してくれよ!」
アーク「ッ…!お前に、この力の意味が、分かるものか…!」
フック星人「ハァー、出た出た!そういう御託で時間稼ぎってのは、無駄なんだよ!」
アーク「…どうして、そこまで、力が欲しいんだ…!?」
フック星人「ハッ!この力があれば、俺様の思い描いた世界を作ることが出来る…俺様だけの…全て思い通りの、理想の世界をな!」
アーク「なぜそんなことを望むんだ…!そんな世界に…何の意味が…!」
アークの問いに高笑いするフック星人。
フック星人「ハッハッハッハ!意味?意味なんてねェ〜よ!楽しければいい!誰が悲しもうが、辛い思いをしようが、俺様にはな〜んにも関係ないからなぁ!」
※これくらい突き抜けた悪だといっそ惚れ惚れしますね。悪を名乗るんならこれくらいは潔くド悪党であって欲しいものです。やってることと言ってることはマジの最低ですけど…
徐に胸に手を当て、自身の中に貯蔵しているらしい?何かのエネルギーを取り出すフック星人。
フック星人「お前の力が『想像力』なら…俺様の能力は『エネルギーの換装』!つまり…エネルギーは、奪うだけでなく、送ることも出来る!」
やはりこのフック星人の言っていた「エネルギーのカンソウ」は「エネルギーの換装」で間違いないようですねえ。
つまりエネルギーのアタッチメントです。
このフック星人は何らかの特性を持つエネルギーを取り外したり、付け替えたりできるようですね。
ただ、それは「特性を持つエネルギー」の付け替えに限られた能力なので、「戦うために必要な力」は奪うことが出来ても、「生命維持をするための体力」は奪えないのでしょう。
先程の「直接生命までは操作できない」というのはそれかもしれませんねえ。
じりじりと近づいてくるフック星人を地面に座り込んだままずりずりと後ずさって必死に逃げるアーク。
アーク「何を、するつもりだ…!?」
フック星人「怒り…妬み…悲しみ…誰にだってマイナスエネルギーはあるもの、心がキレイなだけの人格者なんて、俺様は信じない!」
アークの首を掴んで無理やり立たせるフック星人。
フック星人「アーク、たとえお前にだってなァ!」
そしてアークのカラータイマーに闇の力を注ぎ込むフック星人。
アーク「ぐぁああああーッ!!!」
悲鳴と共にフック星人を突き飛ばし、頭を抱えてのたうち回るアーク。
お姉さん「アーク!」
ゴロゴロと地面を転がって苦しむアークだが、やがて頭を抱えて蹲って動かなくなってしまう。
フック星人「ほう?やはり反応があるじゃねえか。この感じは…『悲しみ』か。何やらお前の奥深くに眠る、『悲しみ』のエネルギーが、俺の送った闇の力と融合したようだぜ?」
フック星人「さぁ!たっぷりと受け取るがいい!そして想像してみろ!お前の本当の気持ちを!解放せよ!お前のその強大な力を!」
顔を覆ったまま頭を上げるものの、やがてだらりと腕が下ろされ、目から光が消えるアーク。(これは午後のみの演出)
ゆらりと立ち上がるその姿に生気はなく…。
お姉さん「アーク!」
フック星人「フッフッフ…見事に飲み込まれたな」
お姉さん「そんな…!」
フック星人が手をかざすと同時に、舞台右手からはアボラスが!
※バニラはよくよみランでも見かけるんですが、アボラスまでやってくるのはあんまりないのでちょっと興奮しましたねえ。アボラスはバニラと同じく、初出は初代ウルトラマン。バニラが赤いカプセルに封印されていたのに対し、アボラスは青いカプセルに封印されていました。口から強力な溶解泡を吐き、バニラとの対決ではバニラをドロドロに溶かしてしまったことでも有名な凶悪な怪獣です。
そのアボラスに、またもアークから奪い取った能力を与えるフック星人。
フック星人「こいつには、ルーナアーマーの力を与えてやる。さあ、アークよ!闇の力に支配されたお前は、今や俺様の同志!次は、うるさいこいつらをやれ!」
そう言って観客席を示すフック星人。
その瞬間、背を向けてゆらゆらと立っていた姿勢から、低い声の叫びと共にグワッと両手を掲げてこちらへ向かってくるアーク。
まるで操り人形のようなぎこちなさが不気味…!
階段を駆け下りてくるアボラスに対してアークは舞台から降りず。
まだ僅かに理性があるのか?
しかしこちらにつかみかかってこようとするアークとフック星人へ突如光線が降り注ぐ!
走ってきたのはトリガー!
トリガー「アーク!」
ぐったりと地面に倒れているアークを見つけたトリガー。
トリガーが呼びかけるものの、アークはぐったりしたまま動かない。
フック星人「ほう?まだ生きてたか。さすがはウルトラマンだ」
※この辺はまあまあちょっと「おうナメんなよ!トリガーはメガロゾーア倒しとんのやぞ!」とか思うなど。あとブレーザーTheLIVEでは復活してきた凶悪怪獣とかガンガン倒してますしねえ。
トリガー「アークに何をした!」
フック星人「何をしたか?自分で確かめてみろよ!」
ゆらりと立ち上がるアーク。
アーク「ぅうぁああアアアア!」
絶叫と共にトリガーに襲い掛かります。
アボラスも向かってきてトリガーは2対1の戦いに…!
お姉さん「アーク…!トリガー!どうしよう…!」
※ここでアボラスと戦うトリガーですが、アボラスのしっぽ攻撃をさっと跳んでかわすのがかっこいい。動きの一つ一つがスタイリッシュなのがトリガーの戦いの見てて楽しいところですね。
猛攻を加えるアボラスをいなし、蹴りの一撃で追い払ってしまうトリガー、強い!
なおも向かってこようとするアークに構え、その足を止めさせます。
トリガーって結構構える時の気迫というか、有無を言わさせぬ迫力がありますよね。
トリガー「アーク!正気を取り戻すんだ!君は闇の力に囚われているだけだ!その力を受け入れちゃダメだ!」
向かってくるアークを背後から押さえ込み説得するトリガー。
しかし説得虚しく振りほどかれてしまう。
片手を前に突き出し、ゆらゆらとトリガーになおも向かっていこうとするアーク。
お姉さん「アークお願い…!みんな、アークのお名前を呼んで!せーのっ!」
お姉さん・会場「アーク!!!」
その瞬間、バチバチと何かが弾けるような音。
がくがくとアークの体が痙攣し後ずさる。
アーク「やめろッ…!僕は、こんな力なんか、望んでない…!」
顔を押えて膝をつくアーク。
駆け寄るトリガー。
トリガー「アーク!自分の闇に負けちゃダメだ!」
肩を支えたトリガーはアークを支えて助け起こし、説得する。
トリガー「君は…」
トリガー「『君たち』は、それを共に乗り越えてきたんじゃないのか!」
※この「君たち」と聞いた瞬間にマジでゾワッと鳥肌立ちましたね。先日記事にしたジードとアークのショーでもそうなのですが、アークと共演したウルトラマン、ジードもそうですが、エックスすらアークという存在は「ユウマ+ルティオン=アーク」という存在だと言うのを初見では見抜けないんですよ。それを一発で見抜くトリガー…一体何を…どこまで…
アーク「僕はッ…僕、『たち』は…!あァアッ…!」
トリガー「力に飲まれてはいけない…!解放して吐き出すんだ!」
ぐったりと倒れ込んでしまうアーク、対して何故かステージ中央の高い台に登り、アークに向き直るトリガー。
トリガー「アーク、僕に…僕に光線を放つんだ!」
そう言って両手を広げるトリガー。
フック星人「はァ?まさか、闇の力を受け止めるだと?」
ゆらゆらと立ち上がるアーク。
フック星人「ヘッヘヘヘ…!だったら!ありったけの光線をぶつけてやれ!」
ふらふらとトリガーに向かい合うアークを両手を広げたままトリガーは見据える。
トリガー「君はひとりじゃない…!君の想いは全て受け止める!」
アークファイナライズの構えを取るアーク、そのままトリガーに光線を叩き込む!
トリガー「ぐぁああああーッ…!」
最大出力のアークファイナライズを浴び、トリガーは爆煙の中に消えていってしまった…。
お姉さん「トリガー!」
アークファイナライズの放出で力尽きてしまったのか、アークもその場に膝をついて倒れてしまう。
フック星人「ダーハッハッハ!やったぜ!同士討ちでトリガーを片付けた!」
上機嫌に笑うフック星人の傍らでアークが息を吹き返す。
アーク「うッ…!あぁッ…!はァッ…!」
頭を振って起き上がるアーク。
フック星人「…ああ、こいつは元に戻っちまったか」
つまらなさそうにそう呟くフック星人に向かっていこうとするアークだが、消耗しきった身体では立つことすらままならず、その場に再び倒れてしまう。
フック星人「フン、せっかく俺のコマとして使えると思ったのに。これじゃあ使い物になりそうもないなァ。ま、この力があれば、どんな奴も俺様にひれ伏し、言いなりになるだろうよ!ハーッハッハッハッハ…!」
高笑いしながら去っていくフック星人の背中を見送るしかできないアーク。
何とか体を起こそうとするものの、フック星人は姿を消していた。
這いつくばりながらステージ中央の階段へ向かうアーク。
その先にあるのはトリガーが消えた暗がり…。
アーク「トリガー…僕のために…!」
この泣きそうな声に胸が締め付けられます。
お姉さん「アーク…」
アーク「この力は…みんなを悲しませるためにあるんじゃない…この力の本当の意味を…僕が証明しなくては…!」
自分の手を見つめ、拳を握るもののまた倒れてしまうアーク。
※正直複数回に渡ってエネルギーは奪われるわ、与えられた闇のエネルギーも全て放出してしまうレベルのアークファイナライズも撃ってるわで今動いて喋る力がある方が驚きですけどね。アークって何気に結構かなり強い部類の人では…?
お姉さん「アーク…。アーク、みんなの思いを受け取って…!みんな、アークにたくさんの『がんばれ』を届けて!」
お姉さん「アーク!がんばれー!」
会場「がんばれー!」
お姉さん「もっともっと!みんなの思い、そんなもんじゃないよね!がんばれー!」
アークに集まり始める皆の光。
お姉さん「よーし今度は、せーので行くよ!せーのっ!」
会場「がんばれー!」
皆からの声援を受け止めるアーク。
アーク「うん…。最高の力を交換できたよ。ありがとうみんな!行ってくるね!」
駆け出していくアークを見送るお姉さん。
お姉さん「アークが目を覚ましてくれて、本当に良かった…。みんなの応援の力のおかげだよ!本当にありがとう…!でも、アークの力を、自分の思いどおりの世界を作るために使うなんて、絶対許せない!この後も、みんな、アークのお名前を呼んで、たくさんたくさん、がんばれって、応援よろしくね!」
そこへ再び現れるフック星人。
フック星人「本当に、お前達は綺麗事や御託が大好きだなぁ?いいか?そんなものはありゃしないんだよ!」
先程からこのフック星人、頑なに希望のある言葉を否定するのだが、なにか理由があるのだろうか。
フック星人「俺様はな、幾度となく仲間に裏切られ…!」
なんと、可哀想に。
傷ついた心はささくれて、優しさを失ってしまったのでしょうか。
フック星人「裏切ってきた!」
じゃあ別に同情しなくていいな。
自分もやってるんかいの気持ち。
フック星人「信じて騙されるくらいなら、力でねじ伏せ、従わせればいいんだよ!だから…この宇宙を!世界を!俺様の思い通りに作りかえてやる…!俺様だけ居ればいいんだ…!」
※「強い力は、より強い力を呼び寄せる、その争いに限りは無い」とコスモスも言ってるんですけどね。強い力を持つ時、その力を狙うより強い力を持つものが現れるということを深く考えていないんでしょうか?
※似たようなことを考えているものにゴーデスというウルトラマンG(グレート)の敵がいるのですが、こいつは「ひとりぼっちになった世界で生きていけるのか?」というジャック・シンドーの問で心を乱されて敗北しています。彼の行きつく先もそうなのか、どうなのか…
自身の内側から奪い取ったアークのエネルギーを取り出すフック星人。
フック星人「これが…奴の最後にして最大の力…!ギャラクシーアーマーの力か!」
そしてそれを自身に取り込むフック星人。
お姉さん「力を…自分に!?」
フック星人「ハハハ…!すげえ力だ…!これならもう、誰の力も交換する必要もねえ…!俺様は無敵だァ!」
勝ち誇るフック星人の前に立ちはだかる影。
ステージ右端の扉から走り出てきたのは、アーク!
フック星人「おや…?俺に敵わないとわかり、逃げ出したのかと思ったぜ?」
アーク「僕は…お前を許さない!」
フック星人「そうかい。ならその思いを叩き潰してやる!」
フック星人「お前自身の力でなァ!」
そう言って走り去るフック星人を追うアークだが、姿を消した瞬間後ろからフック星人に組み付かれ、振りほどいて走り去ったフック星人を追えば向いていた方向から逆の方向からフック星人が現れ…とあのギャラクシーアーマーのワープゾーン攻撃に翻弄されてしまう。
あのワープゾーン攻撃、普通に敵として出されるとガチ厄介だな…。
顔面を思い切り殴られ、倒れ伏すアークに勝ち誇るフック星人。
フック星人「どぉしたあ?俺様を倒すんじゃなかったのか?」
手を広げるフック星人に呼応し、ステージの左右からはバニラとアボラスが!
お姉さん「また怪獣!」
フック星人「ハッハッハ!俺様の世界を想像してやろう!」
客席に向かおうとする怪獣を止めようと奮闘するアークだが、3対1では圧倒的に不利。
倒れてしまい、踏みつけられてしまうアーク。
お姉さん「アーク…!みんな!もっともっとアークに頑張れ届けるよ!」
お姉さん「アーク!がんばれー!」
会場「がんばれー!」
お姉さん「もっともっと!がんばれー!」
強い光にもがき苦しむフック星人達。
お姉さん「よーし今度はせーので行くよー!せーのっ!」
会場「がんばれー!」
立ち上がるアーク。
頭を抱えて悶え苦しむフック星人達。
※こういうシーン見てるとマジで思うんですが、闇に染まりきっちゃった連中に光の力ってマジで毒なんですねえ。声援とかウルトラチャージされると敵ってみんな苦しむんですよ。「そんなに!?!?!?」みたいな気持ちになる。つまり、光を受け取れない心になってしまった時がもう引き返せない所ってことか…
お姉さん「よーし次はウルトラチャージだ!ウルトラ・チャージ!」
会場のみんなから送られるウルトラチャージを受け取るアーク。
アークが光を取り戻した時、そこへ現れたのはもう1つの光、トリガー!
アーク「トリガー!大丈夫ですか!?」
トリガー「君の方こそ。戻ってきてくれたんだね」
アーク「本当に…ありがとうございます!」
トリガー「…ううん。信じてたよ。同じウルトラマンと言われるもの同士!」
※闇の力をフルスロットルで浴びたはずなのにピンピンしているトリガー、恐ろしい。そういやトリガーって闇すら自分の力として受け止められる人だからな…。
※このシーンについて「トリガートゥルースになって出てくるのかと思った」という声をチラホラ見かけるのですが普通にマルチタイプのままでしたね。それはむしろ、「あの程度の闇ではトリガートゥルースにすらならない」という闇の変換能力の強さなんでしょうか。恐るべし、トリガー。
二人を見て狼狽えるフック星人。
フック星人「な、何故だ…!どこからそんな力が湧いてくる!何が違うんだ!」
半泣きみたいな、震えた声ですねえ。
頭を抱えてオロオロするフック星人を見据える二人。
トリガー「…力は奪うものではない。誰かを思いやり、与え続けるものだ。だから決して、枯れることはない!」
アーク「この力は無限大なんだ!そして、みんなの幸せを!」
トリガー「みんなの笑顔を!」
アーク「守るために!この力はあるんだ!」
構える二人。
お姉さん「よーしみんな、私たちも応援の力で一緒に戦うよ!」
ステージの高台からひらりと飛び降りるトリガー。
アークはフック星人を追い、バニラとアボラスが相手です。
お姉さん「さあみんなでまずは、トリガーのお名前を呼ぶよ!せーのっ!」
会場「トリガー!」
お姉さん「よーしたくさんのがんばれを届けてー!トリガー!がんばれー!」
会場「がんばれー!」
バニラを押さえ込んだあと、突進してきたアボラスをチラッと一瞥してからヒョイと身を引いて激突させるトリガー。
その後のアボラスの左フックも華麗にバク転でかわします。
アクションが凄すぎる。
※この激突させる時にヒョイっと身をかわすところ、「そういやあなたそういうところあったわよね」みたいなものを感じさせるのが好きですね。
お姉さん「がんばれー!トリガー!」
トリガーの戦い、とにかく綺麗!
振り上げられた拳を手刀で止めてからの蹴りや、二体を受け止めてからの拳を振り上げて立ち上がる所など始めから終わりまでかっこいいが詰まっている…。
お姉さん「よーし今度は、みんなで心をひとつに頑張れいくよ!せーのっ!」
会場「がんばれー!」
皆の光を受け取るトリガー、そのゼペリオン光線がバニラとアボラスを撃破!
お姉さん「やった!トリガー!ありがとう!」
頷いて駆け出していくトリガー。
場面は変わってフック星人とアーク。
お姉さん「さあ今度はアークだ!みんな、アークのお名前呼ぶよ!せーのっ!」
会場「アーク!」
元気を取り戻したアーク、ギャラクシーアーマーの力を悪用したワープゲート攻撃にも対応し、次々現れるフック星人を叩いていく。
しかし、格闘戦に対応始めたアークに不利と見たか、今度は逃げ回って撹乱するような動きに出始めるフック星人。
フック星人「どうした?捉えきれないようだなあ!」
アーク「この力は無限大!想像力も!無限大だ!」
ここでアークトリッキーテクニック!
フック星人「ほざけ!」
フック星人の光線をアークギガバリヤーで防ぐアーク。
その隙に姿を消したフック星人を目で追い、再び現れた隙にバリヤーに保持しておいた光線をお見舞する。
光線の直撃でもんどり打って倒れるフック星人。
アーク「今だッ!」
飛びかかるアーク。
お姉さん「みんな!アークにがんばれ届けて!」
会場「がんばれー!」
ここからのアークのチョップの連打がすごい。
ウルトラマンコスモス ファーストコンタクトでもコスモスが見せていますが、とにかくあらゆる敵の攻撃を全てチョップで打ち落とし、おなじみローリングソバットで突き飛ばす!
お姉さん「よーし今度はみんなで行くよ!せーのっ!」
会場「がんばれー!」
皆の声援を受けたアークのアークファイナライズがフック星人に直撃!
フック星人は倒されていった。
お姉さん「やったあ!大きな拍手ー!」
万雷の喝采に包まれる太陽の広場。
トリガーも戻ってきて、向かい合う二人。
トリガー「アーク、よく頑張ったね」
アーク「こちらこそ、助けてもらい、ありがとうございました!」
頭を下げるアーク。
※この「よく頑張ったね」の言い方がとっても優しくて、ヒエ〜、お、お兄さんだ……!になるなど。トリガーって話し方がすごく優しいんですよね…
※SNSで頂いた意見に「ウルトラマンとして頑張ってる人はあまり普段から頑張ったねとか言われないんじゃないか…」というのがあって、た、確かに…!になるなど。それをちゃんと言ってくれるトリガー…優しい…
アーク「あの…闇のエネルギーをぶつけて、大丈夫でしたか!?」
トリガー「……ふふっ。僕は君の目を見た時に、大丈夫だって確信したよ。君も闇の力なんかに負けないってね」
※この「…ふふっ」って笑い方、マジで思い出し笑いみたいなんですよね。「心配されると思ってなかった」みたいな。「そういえば普通の人に闇の力って毒だったって今ようやく思い出した」みたいな…。
アーク「『君も』?」
トリガー「…僕は、闇の力に関しては、耐性があるというか、なんというか…」
アーク「『耐性』!?すみません、詳しく説明してもらえますか!?」
トリガーににじり寄るアーク。
これ先日エックスにもやってたな。
トリガー「ほらほら!それよりも、沢山応援してくれたみんなを、笑顔にしてあげなくちゃ!」
それにハッとしたように会場を見るアーク。
おい上手いこと丸め込んだぞこの人!!!
アーク「今日は応援ありがとう!みんなの思い、しっかり届いたよ!これからも、この地球、みんなのことは、僕達ウルトラマンが見守っているから、素敵な未来へ、走り出そう!」
そして構える二人。
お姉さん「大きな拍手〜!」
お姉さん「さあアーク、トリガー、今日は本当に、ありがとうございました!」
こうして物語は幕を閉じ、最後はお馴染み、かっこいいポーズの撮影タイム。
結構コレがジードとかゼロとかロソブルとかタイガ達だとチャカチャカしてるんですが、トリガーは終始結構お兄さんらしい振る舞いで優雅なせいか、アークもピシッとした振る舞いで撮影に映ってましたね。
こういう客演ウルトラマンによる違いも面白いところです。
ブレーザーとかまあまあ介護されてたしな…。
トリガーが結構さっさと歩いていって、それをテクテクついて行くアークがかわいい。
そして最後はバイバイでお別れ。
彼らは宇宙へとまたパトロールに旅立っていくのだった。
そんなわけで今回のショーのレポートはここまで。
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました!
トリガーの新たな魅力とか、謎とかに気づくことが出来て個人的にはとても興味深いショーでした。
今年はトリガーのミトヒ…取るか…と考えてしまうほど。
それでは、また次のショーにて。
了