珈琲豆
ミニ情報
2024/06/05
👉「ペーパーフィルターを使ったコーヒーの淹れ方(ホットコーヒー編) について」
「余計なお世話」かもしれませんが、皆さんの日頃の淹れ方と異なる点があることを承知で、手前(わんこいん)の淹れ方について紹介します。
(コーヒーメーカーを使用しての抽出については、当該説明書を参考にしてくださいね。)
1 豆を用意します
(ホットコーヒーの場合)
1杯分(約150㎖)なら 10~12g前後
2杯分(約300㎖)なら 20g前後
3杯分(約450㎖)なら 28~30g前後
2 湯を用意します
沸騰した湯を90~95℃に冷まします。
専用ポットに移し替えたり、1~2分待ったりすることで、適温に近づきます。
3 豆を挽きます
粉にすることで、香りや旨味の成分が失われやすくなると言われています。
抽出の直前に豆を挽くとよいでしょう。
(粒の大きさによっても、出来上りの「濃さ」が変わります)
薄め が好みの場合は 少し「粗挽き」に
濃いめ が好みの場合は 少し「細挽き」に
「ふつう」の場合は グラニュー糖程度の粒の大きさ「中挽き」に
4 フィルターをドリッパーにセットしコーヒー粉を入れます
全体にむらなく湯が注げるように、ドリッパーを軽く振って、粉の表面を平らにならします。
5 コーヒーを蒸らします
セットしたコーヒー粉の中央部分に少量の湯を小さな円を描くように「そ~っと」注ぎ、粉全体に湯を含ませます。これを「蒸らし」と言いますが、30秒程度が目安です。
ドリッパーの下から、ポタ、ポタっとコーヒー液が落ち始める状態です。
6 湯を注ぎます
粉の中央部分に、ゆっくりと、小さな「の」の字を書くように注ぎます。
粉が膨らみ、プクプクと小さな音を出し細かな泡が沢山出てきて、小さな「噴火口」のような形状が見られます。
湯が、噴火口の下に落ち切らないように次の湯を注ぎます。この作業を繰り返します。
7 抽出量を確かめ、ドリッパーをはずし、抽出したコーヒーをカップに注ぎます
必要量が抽出出来たら、湯を注ぐのを止めましょう。
必要以上の湯が注がれることにより、どんどん薄味のコーヒーができてしまいます。
8 おいしいコーヒーを飲みましょう
素晴らしいコーヒータイムです
2024/05/04
👉「冷凍保存の効果」
約1ヶ月(保存袋にて密封状態で)冷凍保存しておいた珈琲豆を室温で自然解凍(昨夕から約12時間)し、今朝、挽いて、飲んでみました。淹れたての香り、口の中での味の広がり、後味など、保存前に飲んだ記憶と(ほとんど)変わりがないように感じました。ドリッパーに、細く、ゆっくり湯を注いだ時の粉粒の膨らみは、ふっくら状態でした。
この結果については、もちろん科学的な検証に基づくものではありませんし、あくまで「個人の主観・感想」です。通常の保存方法である「直射日光、高温多湿を避けてください」を守り、かつ低温下で保存することによって、2024/02/05「賞味期限」や2024/01/15「家庭での保存方法」の項にも記したように、ある程度の期間は「おいしく飲める」状態を維持できると考えられます。どんなに高価な珈琲豆であっても、保存状態が芳しくなければ「おいしい~!」は遠ざかってしまいますね。
2024/02/23
👉「コーヒーの美味しさ」
珈琲を飲む場面は、人それぞれ。しかし、共通するのは「美味しさを味わう」ことではないでしょうか。「旨い!」「いける!」「美味しい」「いい香りい~」等々、手に持ったカップからコーヒーの液体を口に運んだ時の感覚。その感覚が満たされることがとても大事であると、手前は思っています。
一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会HPでは「風味の素晴らしいコーヒーの美味しさ」を次のように記しています。「際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。」果たして、手前の焙煎するコーヒー豆は、皆さんにこのような思い抱いていただけているのでしょうか。そう振り返らざるを得ませんし、常に「そのような豆を届けたい!」と思うのです。
市井に流通するコーヒー豆は、廉価な「ディスカウント」、一般流通・汎用品の「コマーシャル」、産地限定で特種・貴重な「プレミアム」、その中でも風味の汚れや欠点が無い「スペシャルティ」と分かれます(分類の仕方には幾つかあります)。
「コーヒーの美味しさ」を味わってほしい!そう思い、手前は、価格もそれなりに高いのですが「スペシャルティコーヒー」豆を可能な限り(購入できない豆もあるのです)案内していきたいと思っています。
2024/02/05
👉「賞味期限」
焙煎珈琲豆は適切な保存状態を維持することで、その品質を短期間で著しく損なうことはありませんが、時間の経過にともない風味の劣化は避けられません。
直射日光、そして高温多湿を避け、かつ密封容器などを使用し空気に触れる時間を短くするなどの保存方法で2ヶ月程度は品質が保たれるとの情報もあれば、真空状態で賞味期限1年間とする情報もあり、賞味期限に関する情報は様々です。しかしながら、焙煎された珈琲豆が、自らその「旨味」を存分に出している間に、できるだけ鮮度の高いうちに、そのおいしさを味わっていただきたいと、手前は思っています。
こうした思いから、手前が案内する品の場合「おいしさなどの品質が保たれる期限」という賞味期限の趣旨にのっとり、「珈琲本来の美味しさを味わえる期限」を、これまでの経験を踏まえ「焙煎日から1ヶ月」と表示しています。
なお、豆を保存袋や保存容器に入れ、冷蔵庫で保管したり期限内では使用しきれない時などに冷凍保存したりすることで、風味の劣化を遅らせることも可能と言えます。
焙煎された珈琲豆が、自らその「旨味」を存分に出している期間に、そのおいしさを味わっていただきたいと思います。
(2024/02/29一部修正、加筆しました)
2024/01/15
👉「家庭での保存方法」
焙煎したコーヒー豆は吸湿性・吸香性が高く、温度変化や紫外線・日光にも弱いと言われています。風味の劣化を少しでも遅らせるためにも、密閉した容器に入れて、冷蔵庫など温度の低い所で保存することをお勧めします。特に、粉の場合は豆の状態よりも劣化の進行が早いので、冷凍庫を使用することも保存方法の一つです。
👉「焙煎珈琲豆が劣化すると…」
コーヒーは、香り、苦味や酸味、甘みなどの成分が絡み合う、とてもデリケートな飲み物と言えます。特に香りは揮発性が高いと言われ、挽いた瞬間にその多くが放出してしまうようです(挽いているときに「いい匂いだあ」と感じますね)。劣化してしまうと、当然この香りは失われていきます。湯を注いだ時の粉の膨らみも見られなくなります。何より、出来上ったコーヒーを飲んだ時に、苦味なのか酸味なのかが曖昧。甘みは?円やかさは何処に行った?と感じてしまうことでしょう。保存の仕方に留意し「美味しい」と感じながら飲んでほしいです。
2024/01/01
2023/12/01