自分流!キャラクターの制作過程を紹介!
ここでは、サイト管理人がどのようにキャラクターを作っているのかを知ることができます。
目次
①最初に
ご覧いただきありがとうございます!
ここでは、私が普段どのようにキャラクターを作っているのかを説明していきます!
※キャラクターは大体2〜3日に1人のペースで作っていますが、何日か連続で作ることも、1日に2人以上作ることもあります。
最近は新しくキャラクターを作ることが自分の小さな楽しみになっています。
それでは、早速作っていきます!
まずは、VRoid studioを起動し、一番左上の「新規作成」をクリックします。
※作業はすべて「Macbook pro」で行っています。Windowsでは、一部手順が異なります。
「新規作成」をクリックすると、キャラクターのベースを選択する画面が出てきます。
「女性」と「男性」の2つがあり、デフォルトの顔や体型、衣装が異なります。
私は基本的に女性キャラクターを専門に作っているので、左側の「女性」を選択します。
ベースを選択すると、ロードが始まります。
ロードが終わると、デフォルトの状態のキャラクターが表示されます。
デフォルトのキャラクターは髪が無く、顔などのパラメータもほとんどが「+−0」の位置になっています。
これを自由に変更することで、自分だけのオリジナルキャラクターを作れます。
ここからキャラクターを作っていきます。
②顔の調整
最初は、顔を調整していきます。主に目の位置や大きさを変えます。
私が調整するときにいじるパラメータは、赤の四角で囲ってある「目の横幅」「目の縦幅」「目の高さ」「目の距離」の4つだけで、他のパラメータは基本的にはそのままにしています。(まれに変える場合あり)
顔を調整しました。
変えた点は、目の横幅、縦幅を少し広げて目のサイズを大きくし、目の位置を少し上に、目の距離を近づけました。
個人的に、目の距離の数値を「-0.400〜-0.500」くらいにすると、顔が可愛くなります。
これで、一旦顔は完成です。ただし、撮影前にもう一度見直しをすることが多いです。
③髪色、髪型を決める
続いては、髪型を決めます。
髪型のプリセットはたくさんあり、好きなように組み合わせることが可能です。
組み合わせに使うパーツは、「前髪」「後髪」「つけ髪」の3種類ですが、たまに他のパーツを入れることもあります。また、ロングヘアーの子の場合は、つけ髪は使用しません。
今回は、ロングヘアーの女の子を作るので、つけ髪は使用しませんでした。
髪を付けることで、キャラクターの見た目がかなり良くなります。
そして、今回は髪色も変更します。
※学生や社会人の方をイメージしたキャラクターは、ほとんどの場合は髪色はデフォルトのままにしているので、この手順はスキップします。
髪色に迷いましたが、まだおそらく作ったことがなかった「ターコイズブルー」にしました。
髪色は、カラーコードでも設定可能です。
髪型&髪色が決定しました。これで髪の部分は完了です。
④目のデザインを決める
次は、目のデザインを決めていきます。
瞳はプリセットがたくさんあり、その中からどれか1つ選べます。
私が使うパーツは、「瞳」と「瞳のハイライト」の2つだけで、他は基本使用しません。
「瞳のハイライト」もたくさんの種類があります。
目のデザインが決まりました。
撮影前にもう一度見直しがありますが、一応これで顔は完成となります!
⑤衣装を着せる
顔&髪が完成したら、いよいよお待ちかねの衣装を着せます!
どのような衣装にするかを考えた結果、「制服」にすることにしました。
まずは、上に着るベストの色を髪色と同じ色に塗り替えます。
衣装への色塗りは、簡単にできるものもあれば、少し手間がかかるものもあります。(ベストは割と簡単です)
色塗りが終わったら、保存します。今回は「新規アイテムとして保存」を選びます。
間違えて保存せずに終了しても、「未保存アイテム」という場所に別のアイテムの編集を開始するまでは残るので安心です。
あとは、首飾りを追加し、制服感をさらに出しました。
これで、上の服は完成です。次は、ボトムスを着せます。
ボトムスも、スカートからズボンまで、様々な種類があります。
今回は、昔追加していた「タイトミニスカート」を着せます。
ボトムスはこれでOKです。
次は靴下です。
黒のハイソックスを履かせました。
最後は靴です。
名前が分からないのですが、良い靴があったのでこれにしました。
これで、キャラクターの衣装が決まりました!
⑥撮影タイム
キャラクターが完成したので、撮影タイムに入ります。
その前に、顔の最終調整を行います。もう少し目のサイズを大きくしました。
それが終われば、いよいよサイトに載せる写真の撮影です。右上のカメラボタンを押すと、撮影モードになります。
撮影モードになると、このような画面になります。
まずは、右上の「まばたきをする」「カメラを見る」のチェックを外します。
ただし、撮影の前に、「カメラを見る」は必ずチェックを入れます。
こうすることで、キャラクターの視線が自動的にカメラに向くので、本当に写真を撮っているかのように見えます。
ちなみに、一度「カメラを見る」のチェックを外す理由は、ポーズを決める時に、キャラクターの視線がなんとなく気になるからです。
まずは、表情を変えます。
「基本セット」の「標準」の数値を90にします。(100まで行かずに90で止める理由は自分でもよく分からない)
こうすることで、キャラクターの口が閉じたり、口角が上がったりして顔が可愛くなります。
次はポーズを決めます。
このデフォルトの状態でも撮れますが、これだと変なので、別のポーズを選びます。
ポーズは「アニメーションを一時停止して撮る」「自分でオリジナルのポーズを作って撮る」のどちらかで決めます。
「ポーズ」という項目を選ぶと、このようにキャラクターのあちこちに丸いボタンが出てきます。
このボタンは「コントローラーを表示」のチェックを外すと消えます。
ボタンをドラッグすると、キャラクターの顔、腕、背中、腰、膝、足などの位置を自由自在に操れます。
これで、オリジナルのポーズを作ることが可能です。
いつかは忘れましたが、アップデートでポーズを保存できる機能が追加され、オリジナルのポーズをインターネット上に公開することも可能になりました。
今回は、アニメーションを再生して、それを撮影したい部分で一時停止することにしました。
右下のカメラボタンを押して撮影することも可能ですが、それだと画質が落ちてしまうので、Macbookのスクリーンショット機能を使って撮影します。
撮りたい部分で一時停止出来たら、角度などを決め、いよいよ撮影します。
撮影方法は、まず「command+Shift+5キー」を押し、スクリーンショットを撮る画面を開きます。
「command+Shift+3キー」だと、即座に撮影できますが、それだと画面全体が入ってしまうため、範囲を決めて撮影します。
スクリーンショットを撮る範囲を選択し、「取り込む」を押すと、写真が撮れます。写真のサイズは、基本的に「縦795×横400」にしていますが、衣装やポーズによっては、それより横幅が大きくなります。
これで写真が撮れました!撮影はこれにて終了です!
これで「VRiod studio」での作業は以上となります。
最後に、モデルは必ず保存します。
保存せずに終了してしまうと、今作ったモデルデータは完全に破棄され、今後一切別の用途で使えなくなってしまいます。
「保存する」を押すと、このような画面になります。(個人情報が含まれているため、一部黒で隠しています)
ファイル名を決めて、青色の「Save」を押します。
今作ったモデルが保存されました。これで保存が完了したので、VRoid studioを終了しても問題ありません。(今回はつけっぱなしにしました)
⑦撮影した画像を背景透過する
先ほど、写真の撮影が完了しましたが、この状態だと背景が残っているので、背景を消します。
まず、「マークアップ」を選択します。
そして、左から2番目のキラキラしたところ(名前が分からない)を選択します。
これで、背景透過の準備ができました。
では、背景透過をします。
まず、画像のキャラクター以外の部分(どこでも良い)を一瞬だけドラッグすると、このように赤くなります。
この赤い部分が消える部分となります。
キャラクターのどこかが赤色になっている場合は、そのまま続行するとキャラクターの一部が消えてしまうので、もう一度ドラッグをやり直します。
問題がなければ、マウスorタッチパッドから指を離します。
すると、このように点線ができます。この点線より外側の部分が消される部分です。
問題がなければ「command+Xキー」を押すと、背景が黒かグレーになります。
おそらく、ナイトモードにしている場合は黒になり、そうでない場合はグレーになります。
これで、背景透過は出来ましたが、よく見ると、まだ白い部分が残っています。
その場合は、もう一度白い部分をドラックし、再度背景透過をします。
このように、1回で背景を全て消せることは少ないです。ほとんどの場合、2回以上行う必要があります。
また、分かりにくいですが、画像の端に白い線が残ることがあります。
これは、少し違った方法で消します。
一番左側にある点線の四角を選択すると、このように範囲選択をすることができます。
これで消したい範囲を選択し、「command+Xキー」を押すと、その選択した部分が消えます。
これで、端に残った白線を消すことが可能です。
そして、背景を綺麗に除去することが出来ました。
これで、写真は完成です。あとは、このサイトに載せるだけです。
⑧このサイトでプロフィールページを作成
サイトに作ったキャラクターを載せます。
まずは、載せたいジャンルの一番下に、このような画面を作ります(説明が難しい)
次に、左側に先ほど撮った画像を載せます。
そしたら、いよいよ名前を決めます。
名前の部分のテキストカラーは、キャラクターによって違います。
今回は髪色や制服の色が青色なので、青色にします。
ちなみに、学生や社会人のキャラクターだと、イメージカラーを迷うことが多いです。(髪色を変えないことが多いため)
せっかくなので、髪色とカラーコードを一致させます。
「16進数」と書かれている場所の右側にカラーコードを入力する箇所があるので、そこに「#00A7C3」と入力します。
すると、このようにテキストカラーが変わります。
ここからは、名前を考える時間です。
正直、名前を決めるのには結構時間が掛かります。(長くても10分くらいですが)
名前が決まりました!
考えた結果、青色=未来というイメージがあったので、「未来」ちゃんと名付けました。
未来の色=青色というイメージがあるのは自分だけでしょうか...?
名前は
漢字(ふりがな)アルファベット
という風に記載します。
名前がひらがなのみの子は
なまえ アルファベット
という風に記載します。
次は、プロフィールページの作成です。
プロフィールのテンプレートページもありますが、最近は既存のキャラクターのページをコピーし、不要な部分のみを消すというやり方が多いです。
それでは、2周年記念キャラクターの「にこ」ちゃんのページをコピーします。
まず、「ページのコピーを作成」を押します。
コピーする際、名前は「キャラクターの名前のローマ字」にします。
今回なら「未来」ちゃんなので、ローマ字表記だと「Mirai」になります。
コピーが完了しました。
そしたら、今回作ったキャラクターとは関係ない部分を削除します。
関係ない部分を全て消しました。ここから未来ちゃんのプロフィールページを作ります。
最初は画像を入れます。
その次に、名前、年齢、誕生日、登場年月、趣味、好きな食べ物を1つずつ記載し、そのキャラクターの解説を書きます。
すべて記載しました。
このキャラクター設定を考えるのも、実は難しいです。趣味や好きな食べ物を考えるのが特に大変です。
名前の部分にはローマ字表記をしていない代わりに、ページの一番上にイメージカラーでローマ字表記をしています。
これで、プロフィールページは完成です!
⑨サイトの「お知らせ」や、「今月登場した新キャラクター」の部分に追加&人数を編集。
最後に、サイトのトップページにある「今月登場した新キャラクター」の部分に記載します。
見えませんが、下には「詳しく見る」のボタンがあり、プロフィールページに飛べるようにしています。
お知らせの部分にも、キャラクターが登場したことを記載します。
新キャラクター「ローマ字表記」が登場。という風に記載します。また、ローマ字表記の部分にはプロフィールページにジャンプすることができるようにリンクを貼ります。
次に「現在のキャラクター数」ページを更新します。
更新しました。
ちなみに、前回中学生のキャラクターを作った際、更新するのを忘れていたので、94人→96人に更新しました。
⑩最終チェック
完成前に、プレビュー画面で問題なくページが見れるかを確認します。
特に、リンクミスなどを起こすことが多いので、そこをしっかり確認します。
プロフィールページ内も、同様に一度確認します。
11 完成!!
確認が済めば、1人のキャラクターが完成となります!
このサイトに掲載されているキャラクターは、ほとんどがこのようにして作っています。
制作時間ですが、キャラクター1人あたり「約30分〜1時間ほど」です。ですが、これはサイトに載せる作業も含まれているので、単にキャラクターを作るだけなら、30分も掛からずに作れると思います。
もちろん、さらに時間と手間を掛ければ、とてもすごいキャラクターを作ることもできます。
実際、「VRoid Hub」という、VRMファイルをアップロードし、世界中の人に見てもらえるサイトには、クオリティがとても高いVRMモデルがたくさんあります。
「VRoid studio」は、初心者から上級者まで、誰でも簡単にこのような3Dモデルが作れるソフトとなっています。
実際、管理人も3Dモデリングに関する知識は一切ありませんが、キャラクターを90人以上作ることが出来ています。
誰でも簡単に作れるので、よければ皆様も、VRoid studioでオリジナルのキャラクターを作ってみてください!
これで、キャラクターの制作過程紹介は以上となります!最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!
おまけ:デフォルトの姿との比較。
before
after