2026年4月1日付けをもちまして、大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻 生体病態情報科学講座 心血管代謝学研究室の教授を拝命いたしました。
1994年に大阪大学医学部を卒業後、松澤佑次教授主催の第二内科に入局し、循環器脂質グループで木原進士先生にご指導を受けました。その後、大阪府立成人病センター循環動態診療科で心臓カテーテル治療の修練を受け、紀南総合病院循環器科で診療を行ってきました。大学院では高井義美教授のもとで細胞接着因子の基礎研究に取り組み、その後は下村伊一郎先生のご指導で肥満病態の解明と脂肪細胞の病態学に関する基礎研究を行ってまいりました。 2004年からは内分泌・代謝内科学教室にて、大月道夫先生のご指導のもと糖尿病および内分泌代謝疾患の診療に従事しました。2017年からは肥満脂肪病態学寄附講座の准教授として、また2021年からは第4研究室のチーフとして、多くの教室員の指導にあたる貴重な機会にも恵まれました。今後は、脂肪細胞研究の面白さを多くの後進に伝え、臨床検査技師をバックグラウンドとした研究者の育成に力を注いでまいります。
当研究室は、山村卓教授が主宰された「動脈硬化代謝学研究室」を前身とし、2010年には木原進士先生が教授を引き継がれ、「心血管代謝学研究室」として現在の立派な教室を築かれてまいりました。当研究室が目指すものは、まさに私がこれまで取り組んできた、代謝異常を基盤とした動脈硬化性疾患の発症予防・治療です。保健学科の特質を活かした予防医学に直結する、動脈硬化の新しい診断法・治療法の開発という大きな夢に向かって、研究を推進していきたいと考えています。
大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻
生体病態情報科学講座 心血管代謝学研究室 教授