公募
更新日時:2026年7月23日
更新日時:2026年7月23日
明治大学理工学部数学科 助教(特定強化枠)公募
明治大学理工学部数学科では,教育研究プロジェクト『分野を繋ぐ防災数学:数理を共通言語とした学際研究と教育』の推進にともない,助教(特定強化枠)の公募を行います.
本プロジェクトが目指すのは,数理モデル論を深化させ,実験融合や社会制御の観点から社会の諸課題(災い)に挑む「防災数学」の体系化と,次世代の数理人材育成です.現代社会そして身の回りに押し寄せる多種多様な困難を「災い」として射程にとらえ,数式の持つ普遍性を武器にその解決への道筋を照らしていきます.
これまでの枠組みを超え,新しい学問領域を共に創り上げる熱意ある研究者の応募を期待いたします.あなたの持つ数学の力を.未来を豊かにするイノベーションへと繋げてみませんか?
大学HP:[ こちらをクリック ]
学部HP:[ こちらをクリック ]
事前に防災数学センターの特設サイトをご覧いただき,防災数学の定義やコンセプトについて理解を深めておいてください.
防災数学についての特設サイト:[ 特設サイトはこちらより ]
なぜ助教を公募するのか?防災数学の黎明期から成長期へ
「天災は忘れた頃にやってくる.」︎古くから語り継がれるこの警句は,現代においてその意味を変えつつあります.近年の大規模地震,集中豪雨といった自然災害に加え,感染症の蔓延,サイバーテロ,物流問題,交通問題,さらには年金システムや貧困問題といった社会構造上のリスクに至るまで,現代社会は,「災い」が忘れる間もなく次々と押し寄せてくる時代に突入しています.
このような背景のもと,現象を記述する数理モデルの構築とその解析結果から得られる「数式の持つ普遍性」を武器にして,災害だけを射程に入れるのではなく社会に降りかかる多種多様な困難を「災い」として射程にとらえ,その予測と制御を目指す新たな学問領域を,『防災数学』と呼称しています.これは数理モデル論を深化させ,数式が紡ぐ普遍性によって,種々の災いへの解決への道筋を照らそうとする試みであり,防災に資することを第一義として,その確立を推進してきました .
『防災数学』は今,個別の研究テーマの集合体である「黎明期」を脱し,体系的な学問として社会に根付かせる「成長期」へと移行すべき重要な局面にあります.このパラダイムを加速させ,明治大学から世界へ新たなブランド価値を発信していくためには,従来の枠にとらわれない「機動力を持った若き力」がどうしても必要です.
今回募集する助教(特定強化枠)の方には,プロジェクトの「若き旗手」として,理工学部における基礎数学教育に新たな風を吹き込み,実験・産業・数理を巻き込んだプラットフォームの運営やアウトリーチ活動を主導していただきたいと考えています.「3年間の任期ポスト」と聞いて,キャリアへの不安を感じる方もいるかもしれません.しかし,本プロジェクトで得られる「分野横断・融合研究のリアルな経験」と「数学の内外に広がる共同研究ネットワーク」は,あなたの今後の研究者人生において,突然には手に入らない強力なアドバンテージになるはずです.
数学という学問が持つ純粋な美しさと,豊かな社会を実現するという社会的ミッション.この2つが美しく連結する瞬間を,私たちと一緒に体験しませんか.全国の数学科に類例のないこのエキサイティングな挑戦に,あなたの熱意を貸してください!
「防災とは,想像である」(矢崎成俊(プロジェクトリーダー)より)
助教のミッション
任用される助教は,広い意味での解析学を専門として,防災数学を新たな専門として加える強い意欲を持ち,以下の4点を軸に「研究のMEIJI」を象徴する活動を期待しています.
(1)理工学部における基礎数学教育の高度化
他学科の基礎数学科目において,普段の線形代数や微分積分の講義の中で防災数学の知見を取り入れた生きた数学教育を実践することで,数学を専門としない学生に対しても,数理的思考がいかに社会課題の解決に直結するかを実感させるとともに,数学に対する学習意欲の向上と数理的リテラシーの育成を担っていただきます.また,今後の理工学部内での分野横断・学際連携の種をまく︎ことを期待しています.
数学科のさらなる教育研究発展として,防災数学の複数教員による多角的な教育研究指導体制を構築するとともに,自身の専門性を活かしつつ,分野横断研究による数学の理論応用新展開の創出の一翼を我々と一緒に担っていただきましょう!
(2)分野横断プラットフォームの運営
任用される助教は理工学部を起点とした実験産業数理を巻き込んだ「防災数学セミナー(仮)」や研究集会を主導するとともに先端数理科学インスティテュート(MIMS)や研究知財戦略機構等の学内組織と我々と一緒に連携していくことで明治大学全体も巻き込んだ新しい学際連携・分野横断の若き旗手としての役割を期待しています.
(3)社会との双方向アウトリーチ
中高生向けのレクチャーや一般向け啓発活動を我々と一緒に行い,防災数学の価値を広く発信し,明治大学のブランド価値向上と次世代の理数人材育成への貢献を期待しています.