音楽の読み物

ポエム。


偶成和音の記号

頭の中に芸大和声やら、複雑なテンションの記号を浮かべながら考えてる人なんていなくて、もっとシンプルな記法はないのかと。

こんな刺繍和音

C^1 A♭7^2 C^1

( X^1, -1,X_7 ^2 ,X^1)

展開型が入ってきて複雑なヤツです。下は(和音の形、移動度数(半音の場合もある))、みたいに書いてます。

こういうのを「身につける」には、たとえば基本形だと連続4度(旧5度)!になるので不適当みたいな感覚もあるんでしょうか。

明らかに簡単なのは

0,1,2,3,4

みたいなので

(X,1,X,1,X,1)


芸大和声は正確だが複雑で、形に着目すると楽。しかし、機械的にdim7の音を置いたとしても調整感があった上で使う事がほとんどなので難しい。

ドビュッシーなんか、めちゃくちゃ偶成和音を使うので、音楽的には所詮偶成和音でもミスらず演奏したり暗譜したりするためってなると、所詮転位でも正確に認識して蓄積しなくてはならないのが辛い所。


長調と短調

以外にも無限の可能性がある的な論はそれはそうだと思うけど、12平均律という人間が扱える限界と、数々の旋法が一旦捨てられてmajorとminorが採用された事をスルーしてる人が多い。

ドリアやミクソリディア「一つだけ」で、アドリブレベルならまだしも本格的な曲は作れないのです。

ただ、Mmが持っている機能や調構造などのメリットがしっかりわかり、センスも備わっているような人が新しいシステムを作るの事は厳しいが可能な気もする。



音程

現在の音程の数え方は数学に不慣れな人が作ったっぽいのが使われ続けていて、私もそれに慣れてしまっているので、同じ音をゼロ度とする数え方に慣れたい。転回対位法や反復進行、テンションなどで例えば

25140362

みたいにオクターブ変わっても-1≡6(mod7) と,mod7の世界で合理的に考えられる。

Ⅳがドミナントという感覚をつけるのは大変だが、どう見てもこちらのほうがメリットが多いのだけど、外からメスが入る空気が全然無い。


音感

絶対音感と相対音感の戦争が耐えないが、論文wを調べてみると双方の定義すらイマイチだと思うのと、そもそも何のためにどういう音感が必要なのかという視点がぶっ飛んでいて、本気で未だに間違ったor意図的に隠した情報を発信する人が定期的に見られる。