基礎研究から、新たな価値の創出へ。
麻布大学獣医学部 生化学研究室では、生化学・分子生物学を基盤として、生体機能の解明と獣医療・医療への応用を目指しています。
私たちは、国内外の大学・研究機関・企業との連携を通じて、異なる専門分野の知識や技術を融合し、新たな研究課題の発掘と社会実装につながる研究を推進しています。
共同研究の対象領域/Collaboration Opportunities
ヒトと動物に共通する疾患の克服を目指して
ヒトと動物には、がん、慢性腎臓病、代謝性疾患、加齢関連疾患など、多くの共通する健康課題が存在します。
私たちは、これらの疾患に共通する分子・細胞メカニズムに着目し、基礎研究で得られた知見をヒト医療と獣医療の双方に応用することを目指しています。
がん(Cancer)
がんはヒトと伴侶動物の双方において重要な疾患です。放射線療法、化学療法、免疫療法に関する研究を基盤に、治療抵抗性や腫瘍免疫のメカニズムを解析し、新規治療戦略の開発を目指しています。
慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease)
慢性腎臓病は、ヒトだけでなくイヌやネコでも重要な健康課題です。腎組織の炎症、酸化ストレス、線維化などの病態に着目し、腎機能の保護や疾患進行の抑制につながる新たな治療アプローチを探索しています。
肥満・代謝性疾患(Obesity and Metabolic Disorders)
肥満や代謝異常は、ヒトと伴侶動物に共通する健康課題です。脂質代謝、エネルギー代謝、免疫応答の相互作用を解析し、代謝機能の改善や関連疾患の予防につながる機能性素材・治療戦略の探索に取り組んでいます。肥満マウスや高脂肪食給餌マウスモデルなどを用いた基礎研究を得意とします。
加齢関連疾患(Age-Related Diseases)
加齢に伴う細胞老化、慢性炎症、組織機能の低下は、ヒトと動物の健康寿命に関わる重要な課題です。酸化ストレス、細胞老化、免疫・代謝機能の変化に着目し、加齢に伴う機能障害の分子機構の解明と、その制御方法の探索を進めています。加齢マウスや筋損傷・再生マウスモデルを用いた基礎研究を得意とします。
私たちの研究技術/Research Capabilities
生体分子の機能を細胞から個体レベルまで多角的に解析するため、以下の実験手法を組み合わせた研究を行っています。
細胞・分子生物学的解析: 細胞培養、遺伝子発現解析、タンパク質解析、細胞機能評価
動物モデルを用いた解析: がん、炎症、老化、代謝異常などの疾患モデル
細胞・組織解析: フローサイトメトリー、免疫組織化学、蛍光イメージング、病理組織学的解析
生体機能評価: 酸化ストレス、細胞老化、代謝、免疫応答などの解析
臨床試験:連携する獣医療機関との協力による、伴侶動物を対象とした臨床研究・臨床試験の実施
特許第6940093号 ハイパーサーミアを支援する方法(シュナイドテック株式会社他)
特許第7265780号 抗腫瘍組成物(株式会社ジェヌインR&D)
特許第7621584号ハイパーサーミアおよびハイパーサーミア用装置(シュナイドテック株式会社他)
特許7825798号 筋肉修復増強促進剤及び筋肉修復増強促進用食品組成物(エムスタイルホールディングス株式会社他)
共同研究に関するお問い合わせ/Contact
当研究室では、研究分野を問わず、大学・研究機関・企業の皆様との学術的な交流や共同研究を歓迎しています。
新たな研究テーマの提案、研究技術の相互活用、機能性素材の研究開発などについて、ご関心がございましたらお問い合わせください。
共同研究の具体的な内容や実施体制については、ご相談のうえ検討いたします。