募 集
学部生のゼミ配属(コミュニケーション表現専攻)
「身体表現・相互行為研究ゼミ(UD)」「コミュニケーションの時間性・空間性研究ゼミ(UF, 岡本雅史先生と共同運営)」
城担当科目(コミュニケーション論/マルチモーダルコミュニケーション/コミュニケーション探究II/コミュニケーション分析)に興味・関心のある方を歓迎します。
本研究室は、基本的に人の営みの一部をデータとして使わせていただくことで研究が成り立っています。また、「論文は読者のために書く。それがひいては著者の大きな利益になる。」ということを、ゼミや個人指導で繰り返し話します。研究のいくつかの局所的な場面では自分の気持ちを最優先にしてもよいのですが、研究の過程では基本的に、データ提供者や組織、ゼミの仲間、助言をくださる先生方、みなさんの学びを支えてくださっている事務の方、ご家族など、自分の(大学)生活や研究を支えてくださっている人々へのリスペクト(敬意)を忘れないでほしいと思います。もちろん、みなさんが執筆時に引用する先行研究(を執筆した方々)に対してもです。こうしたリスペクトは、データの観察に、記述する表現に、そして日頃の言動に如実にあらわれてきます。
城は相互行為を撮影した動画やCM、テレビ番組のような映像の分析に取り組んでいますが、学生の研究テーマについては各々の興味・関心、得手不得手も含め個別に丁寧に話し合いたいと考えています。ご自身でデータを撮影したり、既存のデータコーパス、広告、公開作品などを利用した相互行為の研究も歓迎しますし、城が従事している研究の一部をご自身の卒業研究として取り組んでいただいてもよいかと思います。
会話分析以外に、インタビューを題材にした研究、エスノメソドロジーに依拠した概念分析、特定のコミュニケーション現象や身体動作などを数えて簡単な統計処理をするような研究をするのに、本研究室はお役に立てると思います。それ以外の手法を用いたい場合は、その手法にかかわる科目を、それがゲスト登録しかできない場合でも受講するよう指導しますので、新しく得た知識や技術をぜひともゼミでも披露していただけるとさいわいです。
学生さんが抱いている興味・関心、知識に城が触発されること、学ぶこともとても多いです。みなさんとの出会いをきっかけに、思いもよらなかった面白いテーマやデータ収録方法、分析方法などと出会えることを期待しています!
会話分析を用いた研究に取り組みたい方を歓迎します。以下のようなテーマは城の研究と親和性が高いです。研究ページもご覧ください。
「学部生のゼミ配属」に記載した内容が城の指導方針を含みますのでご一読ください。修士課程の学生には、学部生より発展的な研究、高い研究倫理観を求めます。(城自身にも至らないところはありますので、一緒に研鑽を積みましょう!)
入試前、奨学金申請などのために受入内諾書が必要になった場合は、研究科や関連部署に相談する必要もありますので余裕をもって相談してください(締切の1ヶ月以上前が目安)。If you need a letter of acceptance for scholarship applications before passing the entrance examination, you must consult with the Graduate School, affiliated sections and me well in advance, at least one month before the deadline.
ELANを使用した映像を分析するための補助作業をしてくださる方を募集しています。ご関心のある方は、連絡先にあるメールアドレスにご連絡ください。
作業内容はその人のスキルや興味・関心を考慮して調整します。
本研究課題の終了予定は2025年3月末ですが、関連研究課題にかかわる研究費獲得状況に応じて雇用期間が変動する可能性があります(作業者の方と相談の上、雇用期間は決定します)。
身体動作の研究(人・動物問わず)や、なかなか言語化し難い現象を分析したいがうまくいかない、あるいは、おもしろいデータ(映像)を持っているけれどどう分析すればよいのか悩んでいる人に、気軽にデータを持ってきていただいて、 議論する場をつくろうと発足した研究会です。データをお持ちでお悩みの方は、城が問い合わせ窓口になっておりますのでお声がけください。