大学院入試情報
大学院入試を検討されている方へ
地球社会統合科学府にはいくつかの入試があり、それぞれ試験のやり方が異なります。地球社会統合科学府のサイトを参考に、自分に合ってると思うものを選択してください(見づらくてすみません、ご不明な点はお問い合わせください)。過去問も学府のサイトに掲載されています。
研究計画書
大学院入試では研究計画書がきわめて重要です。研究計画は、修士課程入試であれば二年間のうちにいつどこでどのような手法で何を観察し、どのような成果が得られる見込みか、できる限り具体的に書くことを心がけてください。博士課程の場合は独自性も求められますので、徹底した先行研究レビューを踏まえて記述してください。事前にコンタクトをもらえればある程度のコメントをすることは可能です。
専門知識
必ずしも学部で文化人類学を専攻している必要はありませんが、入学試験を通過するには文化人類学分野について一定の知識が求められます。下記の参考文献なども参考に、古典的な概念から近年のトピックまで幅広く把握し、自分の言葉で説明できるようにしておいてください
英語について
文化人類学の研究では、良くも悪くも英語力が必須です。入試では基本的に読解力の試験のみを課しますが、大学院ゼミでは英語で自分の考えを伝えることも求められます。流暢に話す必要はありませんが、物怖じせずに英語で読み書きし、議論できるようにしておいてください。
参考文献など
ここでは大学院入試を受けるうえで必須と思われる書籍のみを紹介します。
以下の二冊は基本的な教科書ですので、学部生のうちに必ず読んでおいてください。
・松村圭一郎・中川理・石井美保(編) 2019『文化人類学の思考法』世界思想社
・綾部恒雄(編) 1984『文化人類学15の理論』中央公論新社(中公新書)
次のステップとして下の二冊をおすすめします。大学院入試対策にも効果的だと思います。
・桑山敬己・綾部真雄(編) 2018『詳論 文化人類学 ――基本と最新のトピックを深く学ぶ』ミネルヴァ書房
・岸上伸啓(編) 2018『はじめて学ぶ文化人類学 ――人物・古典・名著からの誘い』ミネルヴァ書房
また下の本は初学者向けの教科書ですが、英語試験対策にも適切です。この程度の内容は辞書を用いずに把握できるようにしてください。
・Monaghan, John & Peter Just. 2010 Very Short Introductions: Social and Cultural Anthropology. Oxford University Press.