Ando Lab
生体機械システム研究室
前橋工科大学 工学部 生命工学領域
工学部 システム生体工学科/情報・生命学群 医工学プログラム/大学院 工学研究科 システム生体工学専攻
工学部 システム生体工学科/情報・生命学群 医工学プログラム/大学院 工学研究科 システム生体工学専攻
機械が「生き物っぽく」動くと何が起こるでしょうか.
研究室では「生き物らしい動き」とは何か,動きの「生き物らしさ」のメカニズムを科学的に探究するとともに,その工学的再現を目指します.
新着情報(2025年5月8日更新):
2025年
5月3日:【論文】2025年修士卒の平野の触角電図によるポータブル匂い検出デバイスの論文が出版されました!山崎(2021年卒),加茂(2022年卒)と続けてきた研究が形になりました!
Hirano, Y., Kamo, M., Yamazaki, Y., Sakurai, T. and Ando, N. (2025). Portable and easy-to-use insect electroantennography device with mammalian-inspired odor sniffing. Advanced Robotics, 1-12. doi.org/10.1080/01691864.2025.2497418
4月27日:敷島公園でBBQを行いました!卒業生もはるばる駆けつけてくれました!
3月24日:修士4名,学部5名が卒業式を迎えました。同日に修士研究発表,卒業研究発表の表彰式が行われ,修士課程は内田がケラのナビゲーションの研究で優秀賞を受賞しました。また学部では後藤が視覚聴覚統合における神経伝達物質の役割の研究で最優秀賞,中來田,金山が優秀賞を受賞しました。また,修士では平野,茂木,学部では渡邉がそれぞれ奨励賞を受賞しました。
3月14日:【研究発表】日本動物学会関東支部第77回大会 にてM1の穐山,斎藤,B4の後藤が発表しました。(学会発表)
後藤勇輝,安藤規泰 (2025) コオロギの聴覚視覚統合におけるオクトパミン投与の影響.
斎藤光瑠,安藤規泰 (2025) コオロギの地磁気感覚の検証のための連合学習実験系の検討.
穐山舜,安藤規泰 (2025) 自由飛行におけるチョウの全身運動の定量化.
1月29日:【招待講演】安藤が未来ICTシンポジウム2025にて招待講演を行いました。
安藤規泰 (2025) 昆虫と機械をつなぎ、未来を探る. 未来ICTシンポジウム2025~バイオとICTの融合で拓く未来のICT~
1月15日:【研究発表】自律分散システムシンポジウムにてM1の花岡が発表しました。(学会発表)
花岡 輝哉,安藤 規泰 (2025) 昆虫の3次元触角運動を模倣した匂い源探索ロボットの開発. 第37回自律分散システム・シンポジウム
2025.4.27 敷島公園でBBQ。
2025.3.24 修士課程4名,学部5名が卒業式を迎えました。
2024年
10月18日:【論文】世界初の自由飛行中のチョウの筋電位計測に成功しました。
Noriyasu Ando, Norio Hirai, Makoto Iima, and Kei Senda (2024). Electromyography of flight muscles in free-flying chestnut tiger butterflies, Parantica sita. Zoological Science 41:557-563. doi: 10.2108/zs240039
9月30-10月1日:【研究発表】日本比較生理生化学会第46回大会(名古屋)にて,伊藤,内田,平野,茂木の研究発表を行いました。(学会発表)
Yuta Uchida, Noriyasu Ando (2024) Depth cues for mole crickets burrowing.
Yuya Hirano, Takeshi Sakurai, Noriyasu Ando (2024) Development of a portable odor detection device using insect electroantennogram.
Taisuke Ito, Nobuaki Matsubara, Midori Sakura, Hiroto Ogawa, Noriyasu Ando (2024) Navigation behavior of crickets using auditory and polarization vision.
Yuji Motegi, Noriyasu Ando (2024) Neuromuscular control of abdominal movement in hawkmoth flight.
9月29日:日本テレビ「所さんの目がテン」9/29放映で,安藤が第27回国際昆虫学会議でオーガナイズしたシンポジウムの様子が紹介されました。またロボットの写真を資料画像として提供しました。
9月25日:医工学プログラムの3年生が6人加入しました。なんと総勢18人となりました 。
9月17日:中間発表打ち上げBBQを学内で行いました!
8月25ー30日:【研究発表】第27回国際昆虫学会議(ICE2024)にて伊藤,茂木がポスター発表を行いました。研究室発足以来,学生にとって初の国際会議発表になりました(学会発表)
Yuji Motegi, Junnosuke Arafune, Noriyasu Ando (2024) Function and neuromuscular mechanism of abdominal movement in hawkmoth flight. 27th International Congress of Entomology, P1032 (Kyoto, Japan, August 25-30)
Taisuke Ito, Nobuaki Matsubara, Midori Sakura, Hiroto Ogawa, Noriyasu Ando (2024) Do crickets use polarization vision for phonotaxis?: a behavioral study employing an auditory and polarization vision virtual reality, P1034 (Kyoto, Japan, August 25-30)
また,安藤が19. Special Issue: Biomimetics and Robotics のセクションでシンポジウム [19-3] Using insect sensing and locomotor abilities in robots to overcome real-world challengesをオーガナイズしました。
5月30日:【論文】「昆虫と自然」(ニューサイエンス社)の「特集:国際昆虫学会議と昆虫学の最近の進歩」にて,昆虫模倣ロボット・昆虫融合ロボットの総説を執筆しました。神経行動学のなかでの昆虫ロボットの歴史を振り返る内容です。(研究業績)
安藤規泰 (2024) 昆虫ロボット・昆虫融合ロボット. 昆虫と自然 59: 15-21.
5月30-31日:【研究発表】日本機械学会のロボティクス・メカトロニクス講演会でポスター発表とデモを行いました。(学会発表)
花岡輝哉,安藤規泰 (2024) 昆虫の3次元触角運動を模倣した匂い源探索ロボット. ロボティクス・メカトロニクス講演会2024, 2P2-K07 (宇都宮,5月30-31日)
安藤規泰,平野湧也,櫻井健志 (2024) 昆虫の触角電図を用いた携帯型匂い検出デバイス. ロボティクス・メカトロニクス講演会2024, 2P2-K06 (宇都宮,5月30-31日)
4月12日:研究室の引っ越しを行い,広くなりました!(5号館2階→3階)
3月25日:研究室二期生のM2佐野,山田の2名が修士課程を修了し,研究室を卒業しました。また卒研生4名が卒業式を迎えました。2/6のシステム生体工学科卒業研究発表会の優秀発表者の表彰も行われ,穐山,花岡が入賞(特別賞)しました。
2月17日:【研究発表】自律分散システムシンポジウムにてB4の花岡が発表しました。(学会発表)
花岡 輝哉,安藤 規泰 (2024) 昆虫の3次元触角運動を模倣した匂い源探索ロボットの開発. 第36回自律分散システム・シンポジウム(東京,2月16-17日)
1月17日:BSテレ東 居間からサイエンス「未知なる可能性を秘めた昆虫脳のスペシャリスト!」で,安藤が前職で研究していた「昆虫操縦型ロボット」が紹介されました。
2024.4.12 研究室引越し:抜群のチームワークで1日で搬出・搬入が完了!
2023年
12月2-3日:【研究発表】M1の伊藤,内田,茂木,平野が45回日本比較生理生化学会(大阪)にてポスター発表を行いました。(学会発表)
ITO Taisuke, ANDO Noriyasu (2023) Behavioral-state dependency on the use of vision in the field cricket, Gryllus bimaculatus.
UCHIDA Yuta, ANDO Noriyasu (2023) Underground navigation in mole crickets: do they know how deep they are?
MOTEGI Yuji, ANDO Noriyasu (2023) Neuromuscular control of abdominal movement in hawkmoth flight.
HIRANO Yuya, ANDO Noriyasu (2023) Development of an easy-to-use and high-sensitive measurement device for insect electroantennogram.
10月1日:システム生体工学科の3年生が5人加入しました。総勢15人となりました。
6月7日:【研究発表】安藤がThe 11th International Symposium on Adaptive Motion of Animals and Machinesにて招待講演を行いました。
Noriyasu Ando (2023) Measurement and modeling of thoracic indirect flight system of hawkmoths, Organized Session: "Beyond aerodynamics - the role of mechanics, materials, and morphing in flight", The 11th International Symposium on Adaptive Motion of Animals and Machines (Kobe, Japan, June 6-9)
6月3日:【研究発表】安藤が日本機械学会第35回バイオエンジニアリング講演会にて招待講演を行いました。
安藤規泰 (2023) 昆虫の飛行における筋骨格系のはたらき. 日本機械学会第35回バイオエンジニアリング講演会(仙台,6月3-4日)
3月24日:研究室一期生のM2荒船,池田,遠藤の3名が修士課程を修了し,研究室を卒業しました。また卒研生5名が卒業式を迎えました。卒業式にて遠藤がケラの磁気受容に関する研究活動で学生表彰されました。また,2/9のシステム生体工学科卒業研究発表会の優秀発表者の表彰も行われ,伊藤が昆虫の複数感覚統合の研究で優秀発表賞に選ばれました。
3月11日:【研究発表】安藤が第34回国際生物科学連合総会シンポジウムで招待講演を行いました。(学会発表)
情報生命工学概論(学群1年対象):我々の研究のねらいを講義形式で解説しました。
2022年
11月26-27日:【研究発表】M2の荒船,池田,遠藤が44回日本比較生理生化学会(高知)にてポスター発表を行いました。M2にとって初めての対面開催での学会発表となりました。(学会発表)
10月11日:【論文】昆虫の羽ばたき運動を生み出す三次元の筋骨格モデルを発表しました。これまで2次元に限られていたモデルに対し,解剖学に基づく精密な三次元モデルを構築し,有限要素法解析により筋収縮から外骨格の変形,羽ばたき運動に至る一連の流れの再現に成功しました。
Ando, N., Kono, T., Ogihara, N., Nakamura, S., Yokota, H. and Kanzaki, R. (2022). Modeling the musculoskeletal system of an insect thorax for flapping flight. Bioinspiration & Biomimetics 17, 066010. doi:10.1088/1748-3190/ac8e40
10月1日:システム生体工学科の3年生が4人加入しました。総勢14人となりました。
7月11日:メンバーリストを更新しました。
7月9日:安藤が前中・前高同窓会総会にて,記念講演を行いました。(YouTube)
3月25日:卒研生(学部第2期)5名が卒業式を迎えました。2/10のシステム生体工学科卒業研究発表会の優秀発表者の表彰も行われ,大志万,本多が優秀発表賞に選ばれました。
3月5日:【研究発表】第74回日本動物学会関東支部大会(オンライン開催)にて,加茂,大志万,佐野,本多,山田がポスター発表を行いました。(学会発表)
2月10日:卒研生5名が卒業研究発表を行いました(オンライン)。
昆虫の羽ばたき運動を生み出す胸部の三次元モデル。外力を加えて筋収縮を模擬することで,外骨格の変形から羽ばたきにつながる動作を再現しました。(Ando et al., 2022)
2021年
12月9日:「昆虫と自然」に解説記事が掲載されました。
安藤規泰 (2021) 昆虫の羽ばたくしくみ:外骨格と飛翔筋. 昆虫と自然 56:15-19.
12月5日:【研究発表】日本比較生理生化学会第43回大会(オンライン開催)にて,修士1年の遠藤が発表し,発表論文賞・会長賞(会員間の投票にて最多得票)を受賞しました。
Tsubasa Endo and Noriyasu Ando (2021) Effect of geomagnetic field on burrowing behavior of mole crickets. The 43rd Annual Meeting of the Japanese Society for Comparative Physiology and Biochemistry (オンライン開催,12月4-5日)
10月1日:システム生体工学科の3年生が5人加入しました。総勢13人となりました。
9月10日:【論文】雄カイコガの性フェロモンに対する探索行動を機械学習により識別するしくみを,「匂いセンサ」として用いた新しい匂い源探索ロボットを発表しました。
Junji Horibe, Noriyasu Ando*, and Ryohei Kanzaki, (2021) Odor Searching Robot with Insect-behavior-based Olfactory Sensor. Sensors and Materials, vol. 33. doi: 10.18494/SAM.2021.3369
8月18日:前橋工科大学オンラインこども科学教室に「昆虫の羽ばたくしくみを調べよう」をアップしました。
マウスパッケージの変形の様子は,実際の昆虫の背中の変形とよく類似します(解説)。
6月20日:【論文】コオロギの聴覚バーチャルリアリティを発表しました。
Noriyasu Ando, Hisashi Shidara, Naoto Hommaru, and Hiroto Ogawa (2021) Auditory Virtual Reality for Insect Phonotaxis. J. Robot. Mechatron., Vol.33, pp. 494-504. doi: 10.20965/jrm.2021.p0494 [Supplementary movies are here]
4月2日:メンバーリストを更新しました。
3月25日:研究室一期生4年生5名が卒業式を迎えました。
3月20日:【研究発表】第73回日本動物学会関東支部大会(オンライン開催)にて,荒船,池田,遠藤,山崎,山本がポスター発表を行いました。(学会発表)
2月18日:卒研生5名が卒業研究発表を行いました(オンライン)。
「昆虫の羽ばたくしくみを調べよう(後編)」:簡単な工作で昆虫の翅(はね)の動かし方を知ることができます!
コオロギの聴覚バーチャルリアリティー。仮想空間内の音源から流れる誘引歌(雄コオロギの歌)に誘われて音源へ到達します。
2020年
12月25日:日本比較生理生化学会の学会誌「比較生理生化学」に研究室紹介が掲載されました。
11月22日:【研究発表】日本比較生理生化学会山形大会にて安藤がチョウ(アサギマダラ)の飛行に関する研究発表を行いました。
10月23日:システム生体工学科の3年生が5人加入しました。
9月29日:【論文】昆虫-機械ハイブリッドロボットに関する総説がCurrent Opinion in Insect Scienceに掲載されました。
Noriyasu Ando*, Ryohei Kanzaki (2020) Insect-machine hybrid robot: closing loops with mobile robots. Current Opinion in Insect Science. https://doi.org/10.1016/j.cois.2020.09.006
9月18日:新しい生活様式に基づいた集合写真を撮影しました。
9月16日:安藤が前職で取り組んでいた「昆虫操縦型ロボット」がNHK「世界!オモシロ学者のスゴ動画祭」で紹介されました。
8月20日:前橋工科大学オンラインこども科学教室に「昆虫の羽ばたくしくみを調べよう」をアップしました。
羽ばたきのしくみの詳しい解説はこちらの記事(動物の生きるしくみ事典,日本比較生理生化学会)をご覧ください。
5月1日:2020年度メンバー情報を更新しました。
3月23日:【論文】昆虫の性フェロモン研究の書籍 ”Insect Sex Pheromone Research and Beyond -From Molecules to Robots-" (Ed. Yukio Ishikawa)がSpringerより出版されました.安藤はChapter 14 を担当しました。
Noriyasu Ando, Poonsup Pansopha Kono (2020) Toward Robotic Application of Insect Sex Pheromone-Searching Behavior: Lessons from Silkmoths, In ”Insect Sex Pheromone Research and Beyond -From Molecules to Robots-" (Ed. Yukio Ishikawa), Springer, pp.287-313
「昆虫の羽ばたくしくみを調べよう」:指先で簡単に昆虫の翅(はね)を動かすことができます!
2019年
10月21日:【論文】昆虫の触角の匂い応答をドローンの匂いセンサとして利用するための基礎技術に関する論文がSensorsに掲載されました。(HFSP news & event)
Lan B., Kanzaki R., Ando N.* (2019) Dropping Counter: A Detection Algorithm for Identifying Odour-Evoked Responses from Noisy Electroantennograms Measured by a Flying Robot. Sensors 19, 4574. doi: 10.3390/s19204574
9月20日:システム生体工学科の3年生が5人加入しました。
8月20-23日:【研究発表】AMAM2019 (ローザンヌ,スイス) で研究発表を行いました。(Bluest Lan, 東京大学先端研神崎研究室生体機械グループ)
8月2日:東京大学神崎研究室と神奈川県立柏陽高等学校・鎌倉学園高等学校の生物学特別講座「カイコガを使ってサイボーグを作る」を実施しました。
7月10-12日:【研究発表】Living machines conference 2019 (奈良) で研究発表しました。(堀部純司,牧野航己; 東京大学先端研神崎研究室生体機械グループ)
Horibe, J., Ando, N. and Kanzaki, R. (2019). Insect Behavior as High-Sensitive Olfactory Sensor for Robotic Odor Tracking. In Biomimetic and Biohybrid Systems, eds U. Martinez-Hernandez V. Vouloutsi A. Mura M. Mangan M. Asada T. J. Prescott and P. F. M. J. Verschure), pp. 183-192. Springer. doi: 10.1007/978-3-030-24741-6_16
Makino, K., Ando, N., Shidara, H., Hommaru, N., Kanzaki, R. and Ogawa, H. (2019). Auditory-Visual Virtual Reality for the Study of Multisensory Integration in Insect Navigation. In Biomimetic and Biohybrid Systems, eds U. Martinez-Hernandez V. Vouloutsi A. Mura M. Mangan M. Asada T. J. Prescott and P. F. M. J. Verschure), pp. 325-328. Springer. doi:10.1007/978-3-030-24741-6_30
5月7日:前任地より研究機材を搬入しました。
4月18日:研究室HPを開設しました。
4月1日:前橋工科大学に着任しました。
(c) 2021 Noriyasu Ando